どんなに離れてたって傍にいるから

今回の曲で綴る物語のリクエストは ゆみきち様 のリクエストで関ジャ二の曲で頂きました。

嵐の曲とも迷われたようですが、あえて関ジャ二って所が新鮮でした。

でも曲聞いたことなくて・・・(^_^;)

今度時間があるときに聞いてみようと思います。

『どんなに離れてたって傍にいるから』

どんなに離れてたって傍にいるから

このフレーズいいですね。

司、つくしどちらでもいけそうな気がします。

今回はあえてつくしサイドで仕上げてみました。

「ねぇ・・・切らないの?」

携帯から耳元にとどく声。

それじゃと言ってから・・・

もうずいぶん経ってるよ。

電話の途切れたツーツーの音より何も聞こえない静けさの方が良いって思える。

道明寺の息遣いがまだそこから聞こえてる気がして、自分からは携帯を切ることに躊躇する。

毎日話してるはずなのに、会いたくて・・・

どんどん欲張りになっちゃうよ。

私って、こんなに欲張りだったかな?

「そばにいるから・・・」

「どんなに遠く離れていても俺の想いはお前の側に置いておく。忘れるなよ」

最後に命令口調でしゃべるの悪い癖だよ。

でもそれが道明寺で、道明寺らしくて愛しくって、そして、また会いたいって想いが溢れてくる。

大学からの帰り道。

横に止った車の中で運転席と助手席で笑ってる二人が単純に羨ましくて・・・

そんなことを思ってる自分に照れて外した視線。

見あげた空に描かれた一筋の飛行機雲。

輪を書いて遠くに伸びてる雲は、道明寺までつながっていたのかな?

「会いたい」

心の奥から絞り出すような声。

その道明寺の声に重ねるように「会いたいね」って返してた。

何時も切れた携帯を見つめながら繰り返す同じ言葉。

道明寺も呟いてくれてるのかな?

「ここで、感情に負けて日本に帰ったらババァになんて言われるかわかったもんじゃないからな。

お前も頑張れ」

気を取り直したような声。

同じ気持ちを必死に誤魔化して強がって見せてるでしょ?

もっとお前に ふさわしい俺になって、お前をかっさらいにいくからな。

覚悟しろ

別れ際にそう言った道明寺が今でも私を抱きしめる。

甘く私を包み込むセリフは何時も俺様に締めくくられて、私を包み込む。

私の側に道明寺はしっかりいるから。

「寂しい想いをさせてごめんな

もう少し もう少しだからな 」

もう・・・

切るはずだった携帯が耳元から離せずに道明寺の声を求めてる。

「道明寺から電話切ってくれなきゃ私から切れないよ」

「それじゃ、お前が寝付くまでこのまんまいるか?」

「そっちは昼間だよね?」

時差が遠く離れてるってことを意識させる窓に映る月。

この時間の道明寺は会社のはずで・・・

「仕事中だよね?」

遠慮がちに聞いた声は寂しさを滲ませてしまってる。

「ほら、切ってよ」

急かせる様に出した声の裏に隠す涙声。

泣かすな。

「じゃあな」

途切れた携帯にまた泣きそうになった。

きっと・・・

頑張らなきゃいけないのは私の方で・・・

もっと道明寺にふさわしい私になって・・・

道明寺を迎えなきゃいけないのは私の方で・・・

道明寺が迎えに来てくれるまでにやらなきゃいけないことは山積みで・・・

寂しがってる暇なんてない。

分っていても、声を聴くと無性に会いたくなる。

会いたい気持は多分道明寺も一緒だよね。

今度電話したら・・・

あと数時間したら・・・・

私の方から連絡して・・・

私からきってやるんだから。

握手コメント返礼

ゆきこ 様

まだまだ東京ーNY遠距離恋愛真っ只中の2人

原作だと4年ですもんね。

我が家の坊ちゃん直ぐ帰っちゃいましたけどね。

その方が色んなお話作れちゃいますからぁ~

頑張れと声援送りたくなっちゃいますよね。

Gods & Death 様

年月というのは恐ろしい。

実感しますよね。

結局恋愛してるときが一番花ですね。

結婚3年目で旦那が単身赴任で川崎に行った時は遠距離を楽しんじゃいましたけどね。

うさこ 様

泣けちゃいますよね。

声は聞こえるのに会えないの~

会いたくなるから声を聴きたくないと思っても携帯が鳴るのを待ってるんですよね。

明るい未来があるから頑張れと言えるんですよね。

なる 様

電話を抱いて眠るつくしちゃん想像しちゃいますよね。

アルバム今年最後のですよね?

私の友達はショコ潤のDVDが届いて浮かれまくってました。

mizuta様

書いてる途中でパツンとなると立ち直れませんよね。

司の方が絶対飛行機に飛び乗りたいって思ってますよね。

想いは司の方が大きいかも~

でもつくしちゃんもしっかり司以上に想ってるぞ~

司の方がちょっぴり不安だったりしてね。

やっと再会できる甘々な大好物お届けできる日が来るまで書き続けたいですね。