ある日の一コマ(つかつく編 17)

ショートショートのお話もやっぱりつかつくのお話が増えてます。

こんな場面が見たい!

などリクエストがありましたらよろしくお願いします。

*

司:  「何見てるんだ」

つくし:「ん?あっ・・・」

    「目と鼻がついてるなって」

司:  「口もあるぞ」

    「素直に俺に見惚れてたって言えねぇのか」

    

つくし:「見惚れてなんかいないもん」

司:  「嘘つけ」

    「ポッとした顔で俺のこと見てたぞ」

    「かっこいいとか、私の彼氏最高とか思ってたんじゃないのかよ?」

    

つくし:「どうして私がそんなこと思わなきゃいけないの」

    「わがまま!横暴!傲慢!ってことはいつも思ってるけどね」

司:  「俺を見つめていいのはお前の特権だぞ」

つくし:「そんな特権あったの?」

司:  「ほかの奴なら見るなって怒鳴る」 

つくし:「見られるのも仕事みたいなものなのに?」

司:  「こんな近くで、触れ合える距離にいるのはお前だけだろうがぁ」

つくし:「そんなに近づかなくても・・・」      

 

司:  「手で邪魔するなッ」

つくし:「キスしようとするからでしょう」

司:  「いつもしてんじゃん」

つくし:「外でしなくてもいいって言ってるの。人通りもあるんだから」

司:  「そんなの関係ないだろうがぁ。俺はしたくなったらどこでもする」

つくし:「クッ。手首が痛い」

    「離してよ。人が見てる」

司:  「俺はかまわねぇって言ってるだろうがぁ」

    「離してほしかったら素直に言え」

つくし:「何を?」

司:  「俺に見惚れてたって」

つくし:「(///////)」

    「言わなきゃダメ?」

司:  「急に甘えた声出すな」 

    「俺が照れる」

    

つくし:「・・・・・」

    「見惚れてた・・・」

司:  「(///////)」

    「お前、すげ~意地悪だ」