2010-01-01から1年間の記事一覧

よいお年を♪

気がつけば今年もあと二日となりました。 今年の初めは全然更新してなかったブログ。 最初はHPの方から以前書いていた天河の2次(しばらくほったらかし)を管理しやすいからと安易に移動して・・・ 気がつけば花男一直線になってしまっていました。 これは…

第14話 DOUBT!!  10

* -From 1 - 遠く離れ離れの遠距離も経験した。 あいつの旅立ちを空港で泣きながら見送った日。 やっと二人の気持ちが結びあったつかの間の瞬間が宝物だった。 毎日やってくる夜に一人であいつを思い続けてる辛さも知っている。 長い思いの末にプロポーズさ…

Happy Birthday( つくし)

* 「絶対帰るから待ってろよ」 12月28日もあと数時間。 何でこんな時に仕事が終わらねぇンだ。 ビルの最上階の一室で携帯を握りしめて睨みつける。 「待ってるから」 力なく返事した声が耳に残る。 「来年の結婚式まで仕事に追われたくないでしょう」 涼しい…

木漏れ日の下で 10+α

* -From 1 - 「遊びすぎじゃねぇのか」 携帯の向こうから聞こえてくるあきらの声にふてくされ気味に怒りを込めて吐きかける。 「司、お前が面倒見れッて言ったんだよな」 悪びれる様子など全くない反応。 相変わらず遊んで俺の反応を楽しんでいる。 今回はあ…

木漏れ日の下で 10

* -From 1 - 何の迷いもなく力強く私を抱きしめる。 「・・・見られてるんだけど・・・」 「ヒャッ」 抱きしめる腕がズンと強くなる。 「ヤダ!!」 「暴れんな」 「ヤナものはヤダ!」 「ギャーーーーッ」 肩に乗せられるように抱きかかえられる。 「ホント…

白文字やめました

おはようございます。 PWをかけた作品ですが、R指定の部分は白文字で書いていましたが見えるようにしました。 当初パスワードを発行した時は年齢制限を付けるつもりはありませんでしたので、PWを申請した方で見たくないと言う方もいらっしゃるかもと思…

木漏れ日の下で 9

* -From 1 - 「もう帰る」 「まだいいじゃん」 ソファーから立ちあがった私の腕を西門さんが掴んだ。 ここにいても落ち着かない。 悪いのは道明寺なんだからと心の中で呪文の様に繰り返していた。 この3人プラスαーの1人。 悪ふざけ過ぎだぁぁぁぁぁぁ。 ど…

PW発行に関するお知らせ

今日はクリスマス♪ そして今年もあとわずか・・・ 残り少ない今年もあと少しお付き合いよろしくお願いします。 PW申請のご連絡が1日で100通を超えました。 まさかここまで今までPW解除を待っていただいてる方がいらっしゃるとは思わず恐縮するとともに喜…

☆HAPPY LIFE (クリスマスの夜に F ファイナル)

* 「寝ちゃったね」 いつまで見てても飽きない寝顔。 少し伸びてきた黒い髪の毛はパパ譲りにくるっとウエーブを巻きかけている。 キッと締まった薄い唇。 スーッと通った鼻筋。 涙で濡れて光ったままの睫毛 伏せた睫毛の長さは目覚めた時のくるっとした瞳の…

木漏れ日の下で 8

* -From 1 - 私たちは居場所を変えた。 逃げるためでなくこれから先に進むために・・・。 なんてサスペンス調で言葉がよぎる。 大衆のにぎやかな居酒屋から落ち着いた雰囲気のしゃれたお店。 誰にも会わないように通されたVIPルーム。 「すげ~」 と横で…

HAPPY LIFE ( クリスマスの夜に 3)

* 遠慮なく♪ 機嫌良く言い出そうとした唇を塞がれた。 背中から飛び上がって、抱き付いて俺の口をふさぐ暴挙。 左手で腕で首にぶら下がって右手は俺の口の上。 やれるのはこいつしかいねぇよな。 俺の背中反りかえったぞ。 「なにすんだ」 「死ぬぞ!」 「少…

第14話 DOUBT!!  9

* -From 1 - 抱きしめられて分かる鍛え抜かれたであろうしっかりと均衡のとれた身体。 どうあがいても体格と力にかなうわけがない。 当たり前の様に腰にまわされた腕は強く引き寄せて深く唇をあわせてくる。 軽く触れたつもりの口づけは主導権をあいつにすぐ…

木漏れ日の下で 7

* -From 1 - 「その判例、そんなにすごいの?」 公平に言われなければ気がつかないままに睨むように目の前の書類を見つめてた。 判例は文書偽造の詐欺事件。 悩むほどの難しい問題ではないんだけど・・・・・。 私の頭の中は別なことで頭がいっぱいだ。 これ…

秘書西田の坊ちゃん観察日記 15(木漏れ日の下で  side story)

この物語は『木漏れ日の下で 6』の西田さん目線のside storyです。

第14話 DOUBT!!  8

* -From 1 - 強く・・・ しっかりと・・・ 離れないようにと・・・ 握りしめられた手首。 道明寺の手のひらの熱さはそこから私の全身を包み込むように広がっている。 頭の思考が止まったまんま勝手に足だけが動いてるようで・・・ 道明寺に必死について行く…

☆ 愛してると言わせたい side story 4

『愛してると言わせたい』side storyの第4段です。 まだ読みたいというリクエストにお答えしての続編です。 これなら本編で続けたほうが良かったかも(^_^;) * 「・・・記憶、どこで取り戻した?」 目が覚めたら思い出してました。 そんな言葉じゃ納得できね…

木漏れ日の下で 6

* -From 1 - 「代表、私の方につくし様からメールが送られてきたのですが・・・」 西田は迷惑だとでも言いたげだ。 「なんて言ってきた?」 「私に送られてきたメールの内容はたとえ代表にでも教えられません」 相変わらず頭の硬いやつ。 どうせ仕事が忙しい…

木漏れ日の下で 5

* -From 1 - 「じゃ、またな」 修習所で車から私を下ろして道明寺を乗せた車は街の中へと姿を消した。 見えなくなるまで車を見送る私の心の声が離れたくないって聞こえてる。 このままついていきたと思う気持ちを打ち消す様に踵を返して前を向いて歩きだす。…

第14話 DOUBT!!  7

* -From 1 - キスされてるーーーッ! ほっぺだけど・・・。 数センチずらせばそこは道明寺の唇。 見せつける様に、しなやかな下肢は道明寺のすらりとした足に巻きついているようで・・・。 実際は巻き付いているのは道明寺の首元に腕だけど・・・。 胸元には…

愛してると言わせたい side story 3

『愛してると言わせたい』side storyの第3段です。 愛してるって言ってくれるのかなぁ~って展開あるのかな(^_^;)

第14話 DOUBT!!  6

* -From 1 - 「不思議だよね」 ぽつりと口に出たのは私の本音の部分。 花沢類を相手に吐きだしてる。 目の前の道明寺は私の知ってる道明寺のはずなのに知らないやつみたいで心の奥がズキンと痛む。 少しほほ笑んだ口元。 鼻筋の通った整い過ぎた横顔。 洗練…

HAPPY LIFE ( クリスマスの夜に 2)

* 「西田、最高!」 満面の笑みでシャンパングラスを頭の上まで持ち上げて響く感嘆の声。 ソリの上のサンタが赤い三角帽を取って頭下げた。 その下に現れる白い髪。 最高に凝っている。 優しく目を細めている様にサンタが見えるのは普段つけてるはずのメガネ…

50万HIT御礼

いつもご訪問ありがとうございます。 温かいコメントと拍手、ブログランキングへの参加ありがとうございます。 まだまだ発展途上のしょうもない文章にお付きいただき感謝申しあげます。 朝からpcに向かい作品をupしてる最中に届いたメール。 09時23…

愛してると言わせたい side story 2

『愛してると言わせたい』side storyの第2段です。 side story 1 をお読みになった後にご観覧くださいますようお願いいたします。

第14話 DOUBT!!  5

* -From 1 - 「・・・これ・・・まずくない?」 上品に着飾ったドレスの裾をひらひらさせて戸惑いを顔に貼りつけた牧野に頬笑みが自然と浮かぶ。 「かわいいよ」 深みのあるブルーとパネル刺しゅうのコントラストが美しく小柄な身体を覆う。 両肩を露わに露…

秘書西田の坊ちゃん観察日記 14(HAPPY LIFE  side story)

この物語は『HAPPY LIFE クリスマスの夜に』の西田さん目線のside storyです。 『HAPPY LIFE クリスマスの夜に』をお読みになったうえでお楽しみください。

木漏れ日の下で 4

* -From 1 - 折角の気分がオジャンになった。 大学の同期かなんだかは関係ねぇ。 こいつがつくしに好意を寄せてるのが気に食わないだけだ。 さっさとあきらめればいいのによッ。 いまさらつくしとどうこうなろうなんて思っちゃいないよな? 思ってたらどうな…

HAPPY LIFE ( クリスマスの夜に)

* 「じゃあ、よろしくな」 最後の言葉を西田に告げて会社を後にする。 さすがに今日はビルの中も静かなもんだ。 今頃仕事をしているのは仕事人間か、クリスマスなんて関係ないと強がってるやつくらいのもんだよな。 折角のイブの夜も仕事なんてついてねぇ。 …

愛してると言わせたい side story 1

『愛してると言わせたい』 最後までお付き合いありがとうございました。 最近本編が終わってもちょこちょこと短編をUPしています。 なぜかその流れが出来上がりつつあるような。(^_^;) 『まだ見たい』『終わると淋しい』というお言葉に励まされてついつい…

木漏れ日の下で 3

* -From 1 - 脱ぎ捨てた服を拾って身につける。 黒のアンダーシャツの上に漆黒のダウンジャケット、下半身を覆うのも黒のジーパン。 「カラス・・・」 グフッと吹き出すようにつくしが笑う。 夜の闇に紛れる様に足音も立てずに廊下を歩いた。 入口は警備員を…