2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

懐かしい着物と不思議な服 2

* この物語は『懐かしい着物と不思議な服1』の5話目から分岐してます。 1を読まれた方は続きからお読みください。 第1話 懐かしい着物と不思議な服 作 みほりんさん ユーリがこの国に来て、数年たった。 皇帝夫婦の第1の子は流産という結果になってしま…

暑中お見舞い申し上げます。

暑中お見舞い申し上げます 夏休みも始まり時間を見つけるのに一苦労。 それなのに新しいお話を昨日からUPしはじめました。 以前からお話を考えていてうずうず状態で我慢できなかったんです。 本当は夏休み明けの方がじっくり丁寧にかけたはずなのに。 誤字脱…

第11話 花に嵐のたとえもあるが・・・ 3

* -From 1- 眉目秀麗。 容姿端麗。 無駄のない筋肉。引き締まった体。 すらりと伸びた足。 三人三様、どこも卑下することができない完璧さ。 目の前にさらされる上半身の裸体。 目のやり場に困った。 普通目のやり場に困るのは男性の方だよな。 そう思っても…

第1話 100万回のキスをしよう!20

* -From 1- 有頂天気味。 羽目外しぎみ。 顔をほころばしているのはどこから見ても年相応の若者であどけない。 こんな道明寺を見たのは初めてだった。 会社のトップとしての重圧。 人を寄せ付けないい毅然とした態度。 必死で虚勢張ってる緊張感。 道明寺司…

懐かしい着物と不思議な服 1

* 第1話 懐かしい着物と不思議な服 作 みほりんさん ユーリがこの国に来て、数年たった。 皇帝夫婦の第1の子は流産という結果になってしまったが、 ユーリは、第2の子を懐妊していることが最近わかった。 幸せな皇帝夫婦が、後宮でのんびりしていると カ…

第11話 花に嵐のたとえもあるが・・・ 2

* -From 1- 照り返す日差しも暑い夏本番。 大学も夏休みに入る。 毎日会えなくなると道明寺はやや不満気味だ。 毎日会うと言っても学校の構内で会える時間は少ないのだけどそれでもやっぱり、 二人顔を合わせることができるのは幸せなことだと思っている。 …

第1話 100万回のキスをしよう!19

* -From 1- 連れ去られて、連れてこられた落ち着いた作りの和食のお店。 常連らしく店の人に迎えられ奥の個へと案内される。 「なんか元気ないね、つくしちゃん」 道明寺を置いてきぼりの格好で会社を抜け出した。 呆けた顔から今頃は自分を取り戻して暴れて…

第11話 花に嵐のたとえもあるが・・・ 1

* -From 1- 久しぶりの道明寺とのデート。 珍しく映画館で恋愛映画を見た。 道明寺と映画を見るなんて初めての経験。 楽しみにしていた。 貸し切りにすると言った道明寺を説得するのに時間を労したのを差し引いても十分に楽しめる筈だった。 映画を見ながら…

第10話 Must be you will love me 7

* -From 1- 「てっ・・・」 「病人なんだからちょっとはやさしくしろ」 「これ以上やさしくなんて出来ない」 牧野はベットの端で枕を抱えて完全な警戒態勢に身構えている。 「別に嫌がることしてねえだろうが」 「昨日からいろいろやってるじゃない」 唇をツ…

思い出にかわるまで おまけの話

マネキンシリーズ 第10弾! 司のサイズはどうなったのでしょうか? そのまま? それとも・・・直した? その続きのバカげたお話です。

第1話 100万回のキスをしよう!18

* -From 1- あれから一週間。 本社ビルの中、一躍有名人の仲間入りを果たす。 道明寺との出勤も今ではしっかり名物?となっている。 ギャラリーも増加気味な感じなのは、道明寺が私の出勤時間に合わせているため。 定時出勤社員の多い時間帯。 しょうがない…

思い出にかわるまで

マネキンシリーズ 第9弾! このお話は花男短編「こうしてドレスは作られた」の続編です。 出来ましたら第1~8弾を読まれた後お楽しみください。

第10話 Must be you will love me 6

* -From 1- 気がつけば朝。 横には道明寺・・・ ・・・って わーーーッ! なんだ? 道明寺の腕の中からあわてて身体を引き離し飛びのいて慄く。 どうしようもなく焦っている。 別に道明寺なんだから・・・ 焦る必要はないはずなんて心の余裕はどこにもない。…

拍手コメント御礼

3連休いかがお過ごしでしょうか? 今日はのんびりと過ごしておりました。 明日はキャンプ予定なので充電中です。 私としては珍しい時間帯にPCの前に居座っています。 明日の分の更新分を作成中です。 ビール片手に大丈夫か~と思いつつ作業中。 いつもいつも…

第1話 100万回のキスをしよう!17

* -From 1- 「ここの社員食堂は結構いけるよ」 甲斐さんと玲子さんに誘われて会社での初めてのお昼ごはん。 セルフサービスの低価格に感動して「ワアー」声を上げた。 「感嘆符付いてない?」 玲子さんに不思議そうに疑問符を付けられた。 「普通こうですよ…

第10話 Must be you will love me 5

* -From 1- 抱きしめる腕の中やけに体温が熱く感じる。 急激な体温の上昇・・・ まるで湯たんぽ抱いているみたいだ。 「・・・」 「・・・・!」 「牧野、熱あるんじゃねぇ?」 「えっ・・・どおりでなんか熱いと思った」 「考えるのだるくなったの熱のせい…

セリフの発端先は・・・ (西田編)

* このお話は『第1話 100万回のキスをしよう!16』のお話の流れの中で、 「新婚てさぁ・・・」 「夫が家に帰ってきたら、『お風呂にする?食事にする?それとも私?』みたいな事を聞くんだろう?」 と司に知恵を付けたのは誰?という視点から出来たお話第二…

第1話 100万回のキスをしよう!16

* -From 1- 一足先に一人で車に乗り込む。 迎えの車に辺りをきょろきょろ見回しながら乗り込むって・・・ どう見ても挙動不審だ。 昼間の噂のせいで敏感に反応してた。 社内をうろついただけの道明寺に浮足立っていたビル内の騒動。 それを考えれば私の事が…

セリフの発端先は・・・ (F4編)

* このお話は『第1話 100万回のキスをしよう!16』のお話の流れの中で、 「新婚てさぁ・・・」 「夫が家に帰ってきたら、『お風呂にする?食事にする?それとも私?』みたいな事を聞くんだろう?」 と司に知恵を付けたのは誰?という視点から出来たお話です。…

入れ替わり大事件! パート2

このお話は入れかわり事件!パート1の第3話から分岐しています。 パート1を読まれた方は4話目からお読みください。

入れ替わり大事件! パート1

* 第1話 入れ替わり大事件! 作 マユさん それはある夏の日のことだった。 ユーリとカイルは追っ手達から逃げていた。 逃げていたと言ってもユーリは3姉妹、カイルはイルから逃げていたのだが… ユーリはカイルと結婚して可愛らしい男の子が2人生まれた。 …

第10話 Must be you will love me 4

* -From 1- 「ど・・・みょ・・じ・・っ・・」 狂おしいほどの響きが耳元で囁かれる。 たまんねぇッ・・・。 邪魔な薄手の生地が徐々にはだけて滑らかな肌を指先で楽しむ。 手のひらにすっぽり収まる程よい大きさの胸も、その柔らかい感触も十分に俺を刺激す…

第1話 100万回のキスをしよう!15

* -From 1- 「今日の昼は会食があるって言ってなかった?」 「なくなったから、時間が出来た」 「結構探し回ったぞ」 「なにを?」 「お前」 「どこにいるか連絡ぐらいよこせ」 どこまでもふてぶてしい態度の俺様発言にムッとなる。 そんな連絡を誰がするか…

Happy life 2

* 道明寺お抱えの総合病院。 医者も一流なら設備も完ぺき。 警備面の心配もない。 俺の子供を産むには最適の場所だ。 普段の妊婦健診の待ち時間の心配もなく人目も気にする心配もない。 後はお腹の中の赤ん坊の大きくなるのを待つだけのはずだった・・・。 …

第10話 Must be you will love me 3

* -From 1- 「司・・・なに襲われてんの?」 「バカ!違う!牧野の奴、寝やがった」 「さっき間違えて焼酎のロック一気飲みしたみたいだったから」 納得したように総二郎が頷く。 「司、そのままなっ」 携帯を取りだして「カシャ」の音。 写真を撮ってどうす…

第1話 100万回のキスをしよう!14

* -From 1- 本社ビルに向かう自家用車の中。 重役出勤でいいはずの道明寺が一緒に乗り込む。 「俺も一緒の時間に出勤する」そう宣言した道明寺。 喜ぶべきか、悲しむべきか、複雑な心境だ。 しかめっ面の私の横でご機嫌な顔で道明寺は書類をめくる。 「そん…

Happy life 1

* 完全に焦っていた。 「道明寺が2番目になるかも・・・」 ・・・てっ・・・なんだ? それも笑顔を浮かべて言えるなんて・・・ なんの悪戯だ。 つくしを怒らせた覚えなど全くないし・・・ この島は1年前俺達が愛を確かめ合った思い出の場所だ。 俺が2番目…

第10話 Must be you will love me 2

* -From 1- カラカラに乾きすぎた喉は唾も出てこない状態だ。 思わず目の前にあったグラスに手を伸ばす。 「牧野!それ俺の!」田中に止められたときには全部飲み干してしまってた。 口の中を一気にアルコールが充満しカッーと火照った感じが体中を襲ってく…

第10話 Must be you will love me 1

* -From 1- 俺に合う女はいない 世界中のどこ探しても牧野以外には・・・ お前に合う男も俺だけだ。 こんな言葉さらりと自信たっぷりに言えるのは道明寺ぐらいのものだ。 私達は運命共同体で、離れられないと自信たっぷりなはずなのに必要以上に束縛されてい…

第1話 100万回のキスをしよう!13

* -From 1- 「この前は本当にごめん」 公平に会って真っ先に謝った。 別になんの被害も被てはないからと気にも止めたない公平の感じにホッとする。 「それよりお前の方は大丈夫だったのか?」 俺のせいで勘違いされたらと心配そうな表情で覗きこまれた。 「…