思い出にかわるまで おまけの話

 

マネキンシリーズ 第10弾!

司のサイズはどうなったのでしょうか?

そのまま?

それとも・・・直した?

その続きのバカげたお話です。

*

「なに考え込んでるの?」

訝しげにつくしが下から俺を覗き込む。

じっと一点を見つめる俺。

気になるところは一つだけ。

スラッと足の伸びた根元の中央。

タキシードの上から見た感じじゃわからない。

「お前は見たんだよな」

「なにを?」

「俺の大事なところ」

「んっ?」

「姉貴が俺の小さい頃のサイズで作ったとかいうやつ」

自分で言って無性に恥ずかしさがこみ上げた。

つくしは「あっ!」と声を上げてケラケラ笑い声を上がる。

笑われるような代物か?

冗談じゃねぇ。

結構お前を満足させているだろうがぁッ。

「そんなのどうでもいいじゃん」

どうでも良くねぇーーーーッ。

「マネキンだよ」

マネキンでも俺の寸法で作ってあるんだろう?

しっかり作ってもらわないと困る。

服を脱がせて確かめる。

やっぱり・・・

そこは・・・

小指サイズ。

俺の股間・・・

いや、コケンにかかわる問題だ。

「俺のはそんなに小さくねぇだろう?」

つくしの反応をじっと待つ。

「しっかり見たことないから・・・」

しっかり真っ赤になって動揺するつくし。

「許せねぇーーーー」

「そこだけ作りかえるのって恥ずかしくない?」

「黙っていれば誰にも分かんないし・・・」

「誰が見る訳でもないんだし・・・」

「胸の大きさは外から見てもわかるけど道明寺のは外から見ても分かんないじゃない」

そんな慰め必要ねぇーーーーッ。

「作り変える」

「そんなリアルなの見たくない」

半ベソでつくしに詰め寄られた。

「そんなにイヤか?」

「やだ、今のままでいい」

こいつの涙にはどうも弱い。

これ以上泣かれたら拷問だ。

「わかった・・・」

どうしようもなくつぶやいた。

だが・・・

諦めきれねぇーーーーッ。

終わりのはずのマネキン編。

ち**様に私次第とコメントいただいて、書いてもいいの応援と勝手に解釈

mebaru様の司の名誉のためにもというお言葉をいただきUpしてみました。

作り変えたかどうかはどうだろう(爆

作り変えたとしたらどう考えてもつくしの見た目より司の自己申告だろうな・・・