2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 13

* -From 1 - デスクの上に無造作に置かれた書類にペンを走らせる。 仕上げのハンコに力を込めてドンと書類の上に押しつける。 書類が西田の顔に見えてくるから力も入る。 その横には同じ作業を待っているA4サイズの紙の山 これだけで日が暮れそうだ。 「った…

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拍手がブログ記事の総拍手数が20000を超えました。 うれしいですね。 ありがとうございます。 ここ一カ月の拍手ランキング 1位 抱きしめあえる夜だから 11 2位 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 1 3位 HAPPY LIFE 5 全体的にはないしょ?ないしょ!…

第13話 愛してると言わせたい 3

* -From 1 - 目の前には優紀が椅子に座って私をじーっと食い入るように見つめてた。 見ようによっては間抜けな顔で・・・。 「本当に高校生だと思っているわけ?」 信じられないような表情に変わった。 目の前にいる優紀は確かに少し線が細くなって化粧もう…

第2話 抱きしめあえる夜だから 17

* -From 1- 「あっ、起きれたみたいだね」 にっこり微笑んでつくしが俺のそばに駆け寄った。 「・・・・5分」 「えっ?」 「5分でこの状況を説明しろ!」 理解できないような考え込むしぐさ。 「だから、なんであいつがここにいるんだ!」 しびれを切らして…

300000ヒット

ついにアクセス数が300000回を超えました♪ これもお越しいただいている皆様のおかげと感謝します。 開設1周年を待たずしての達成はうれしいですね。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 かなしいことは誰が踏んだのか足跡を残してもらえなかったこ…

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 12

* -From 1 - くそーーーーーッ! 騙された! 「坊ちゃんが感情に流されず場を取り繕うことが出来たらそれは成長の証です」 「私も考え直さなければなりません。つくし様を坊ちゃんのそばにおいても問題がないと分かれば・・・」 全部言わなくてもお前の言い…

第13話 愛してると言わせたい 2

* -From1 - 気がつくとそこは病院で・・・ トラックが私の乗っていた車にぶつかって救急車で運ばれたらしい。 トラックとぶつかってそのくらいの怪我ですんだのはさすがは外車の高級車でっすねって看護師さんがほほ笑んだ。 ベットの横で「事故って聞いて生…

HAPPY LIFE 6

* -From 1- 母親学級も数回受けた頃、父親学級の案内のプリントを渡される。 「男性は血に弱いという方も多々いらっしゃいますから出産で強制スプラッタ映画を鑑賞したように顔を青ざめ て倒れる男性を防ぐ目的もあります」 助産師さんの言葉は参加者の笑い…

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 11

* -From1 - 失恋の痛手は大きい・・・ 相手が提携先の坊ちゃんじゃなかったらと不敵に笑う。 ところどころで牧野のことをにおわせるはげ常務。 お前がどんなにモーションかけても俺にかなうわけねぇだろう。 負け犬の鳴き声がッ! 声にしたつもりはないのに…

第2話 抱きしめあえる夜だから 16

* -From 1- 夢の中の道明寺を一人残して会社へと向かう。 屋敷の使用人に道明寺を起こす様に頼んだら「いやです」ときっぱり断られた。 地雷は踏みたくありませんと泣きつかれるなんてどれだけ寝起きが悪いのだろう。 「目が覚めてまず最初に目につくものは…

進の姉貴夫妻観察日記 7(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 姉貴夫婦を乗せた車が見えなくなってもボーッしたまんまの僕ら家族は放心状態。 「夢みたいな二日間だったね」と僕が言えば「最後の夜はしんどかった」とおやじがつぶやく。 「楽しかったね。また帰ってこないかなぁ」 一人ルンルン気分なおふくろ。 そこ…

第13話 愛してると言わせたい 1

* -From1 - 突然の道明寺からの呼び出し。 それはいつもの事で、私の予定なんてこの頃お構いなしだ。 今日も大学の下校間際を図ったように見なれた道明寺から差し向けられた高級車。 最近は携帯への連絡なしに強引に待ち伏せされてる感じでほとんど諦めてい…

パスワード発行のお知らせ

少しづつ秋の気配が感じられるこの頃。 パスワード申請メールも400通を超えました。 申請したのに届いてないという方は遠慮なくお申し出ください。 特に何の審査もしているわけではありませんので、全部読んでみたいとご希望方はお気軽にPW申請をしていただ…

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 10

* -From1 - トントントン。 人差し指で机の上を叩く。 リズムが速くなるのはイラつき感の現れ。 「西田!まだか!」 「仕事で社内を回っていらっしゃるようですので・・・」 「秘書室にも来られる予定ですから私に連絡が来るようになっています。御信望を」…

Best Friend’s Girl

rain様のリクエストにお応えしてEXILEのBest frien's girlを題材に書いてみました。 歌からの題材って初めてす。 結構難しいですね。 でも聞いた途端に花沢類の想いと重なってしまいました。 せつないバラードの歌、 聞いてキュンとなりました。 「Best…

第2話 抱きしめあえる夜だから 15

* -From 1- 無言のまま迎えの車に乗り込む。 道明寺と俺を呼ぶつくしの声にも聞こえないふりする俺は完全にすねている。 口を開くと松岡公平が気にくわないとか・・・ 俺以外の奴に笑うなとか・・・ つくしと言い合いになるのは明白でそれが解かっているから…

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 9

* -From1 - 経理課の次は広報部そんで秘書課か・・・ 3階から6階次は最上階って結構ハード。 階段じゃないだけましだけど。 秘書課はやばくないか? 今日から道明寺は本社出勤のはずだしね。 念のため西田さんに連絡を入れてから最上階は行くとしよう。 …

第2話 抱きしめあえる夜だから 14

* -From 1- 「遅くなるのご連絡ですか」 渋々と切った携帯を眺めて正面に椅子を向ける。 そこには待ち構えたような西田のまなざし。 全部把握済みという態度はいつもの事。 きっとつくしのスケジュールも俺のスケジュールの横に並んで手帳の中に書きとめてあ…

進の姉貴夫妻観察日記 6(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 翌朝6時。 なぜか早めに目が覚めた。 眠れた様な眠れなかった様な感覚。 まぶたの重さはやっぱり寝不足を示してる。 洗面所でバシャバシャと眠気を吹き飛ばす様に顔を洗う。 「おはよう」 リビングに顔を出すとすっかり身支度を整えた姉貴の機嫌のいい笑…

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 8

* -From 1- すっきりしねぇ。 取ってつけたような2日間の支社への出向。 わざわざ無理やり作った様な内容。 突然の視察なんて必要ある状況には思えない。 本社の仕事の方が重要に思える。 なにかほかに理由がある様に思えてならない。 「今日からは本社でお…

第2話 抱きしめあえる夜だから 13

* -From 1- 「代表・・・機嫌悪そうじゃないですか?」 俺の後方で西田に耳打ちする第二秘書。 「機嫌はいいはずだから心配ない」 しっかり俺の耳に届く西田の声。 気を入れて頬を引き締めないとどうにもならない機嫌のよさを隠す様に顔を作る。 喋るとぼろ…

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 7

* -From 1- 目に飛び込んだ喫茶店で花沢類とテーブルにつく。 つかんでた花沢類の腕をパッと離して赤面したまま向かい合っていた。 「久しぶりだね、二人っきりで会うの」 道明寺以外の男性と二人で会うなんてあいつの機嫌を損ねる以外の何物でもない。 それ…

進の姉貴夫妻観察日記 5(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 「・・・えっ!なに?」 「まだ寝ないのかなと思って・・・」 ボッとしていた僕に声をかけたおやじと気まずい雰囲気。 この空気はなんなんだ。 重たい空気が流れてる。 「さあ、寝るわよ」 「あなたたちも早く寝なさい」 一人だけ明るい声でおふくろが居間…

第2話 抱きしめあえる夜だから 12

* -From 1- 二人並んで食事をとる。 いつもの食堂の部屋の広いダイニングテーブルじゃなく自分たちの部屋のテーブルに道明寺が食事を準備させた。 それでもテーブルは8人掛けだけど。 「離れて食べると食べた気がしない」 対面より近いって並んで座って食事…

進の姉貴夫妻観察日記 4(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 「NYってどんなところですか?」 「僕、海外って行ったことなくって・・・」 先に風呂場から出てきた道明寺さんにどうでもいい事を聞いている僕。 「お風呂どうでした?」 なんて普通の質問することができずに引っ込めたのは姉貴と道明寺さんの邪な妄想が…

第12話 ないしょ?ないしょ!ないしょ!? 6

* -From 1- バイト二日目、何事もなく終わる。 今日の日記にはそう書いておこう。 考えてるのは道明寺の事ばかり。 会いたいけど会えないつらさ・・・ なんて甘いものじゃない! どう会わないで、連絡取らずに道明寺をやり過ごすかそればかり考えている。 今…

HAPPY LIFE 5

* -From 1- 「オッ!いる」 人のお腹に手を押し当てて胎児が動くのを確認してニコッとほほ笑む道明寺。 「・・・だから・・・いるッて言うの辞めてくれない」 水槽の中で飼ってる訳ではないのだから。 「じゃなんて言えばいいんだ?」 「普通は動いたとか、…

第2話 抱きしめあえる夜だから 11

* -From 1- 時差のせいなのか・・・ それとも俺の横でスースー寝てるこいつのせいなのか・・・ 真夜中すぎに目がさめた。 どうせなら眠れない夜より眠らせない夜の方が良いに決まってる。 そう考えながら胸の奥へとつくしを抱きしめた。 甘い匂いが鼻腔をく…

パスワード発行に関するご連絡

残暑厳しい毎日がつづきますがいかがお過ごしでしょうか? 毎日いただくメール、コメント、拍手に英気をいただいて更新出来ています。 この場を借りてお礼申し上げます。 いつも朝PCに向かうときは書けるかなと思いつつ生みの苦しみを感じています。 それで…

進の姉貴夫妻観察日記 3(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 夕食時食卓にのぼる豪華料理。 わが家にしたらの話だけど。 夕食3日分の料理が並ぶ。 今度いつあるか分からない姉夫妻のご帰還。 レアなのは道明寺さんが姉貴の傍でやたら頬を緩めていると言う事。 お口あ~んなんて姉貴がやったら喜んで口を開けそうな経…