進の姉貴夫妻観察日記 (完)

進の姉貴夫妻観察日記 8

このカテゴリで書くのは約2年ぶりです。 秘書西田の坊ちゃん観察日記 42 のけい様のコメント。 >実家帰りのつくしチャンを迎えた牧野家では「今回は道明寺さんが来るまで何分かかるのか?」なんて、婿の来襲にビビりながらつくしパパがストップウオッチでタ…

進の姉貴夫妻観察日記 7(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 姉貴夫婦を乗せた車が見えなくなってもボーッしたまんまの僕ら家族は放心状態。 「夢みたいな二日間だったね」と僕が言えば「最後の夜はしんどかった」とおやじがつぶやく。 「楽しかったね。また帰ってこないかなぁ」 一人ルンルン気分なおふくろ。 そこ…

進の姉貴夫妻観察日記 6(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 翌朝6時。 なぜか早めに目が覚めた。 眠れた様な眠れなかった様な感覚。 まぶたの重さはやっぱり寝不足を示してる。 洗面所でバシャバシャと眠気を吹き飛ばす様に顔を洗う。 「おはよう」 リビングに顔を出すとすっかり身支度を整えた姉貴の機嫌のいい笑…

進の姉貴夫妻観察日記 5(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 「・・・えっ!なに?」 「まだ寝ないのかなと思って・・・」 ボッとしていた僕に声をかけたおやじと気まずい雰囲気。 この空気はなんなんだ。 重たい空気が流れてる。 「さあ、寝るわよ」 「あなたたちも早く寝なさい」 一人だけ明るい声でおふくろが居間…

進の姉貴夫妻観察日記 4(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 「NYってどんなところですか?」 「僕、海外って行ったことなくって・・・」 先に風呂場から出てきた道明寺さんにどうでもいい事を聞いている僕。 「お風呂どうでした?」 なんて普通の質問することができずに引っ込めたのは姉貴と道明寺さんの邪な妄想が…

進の姉貴夫妻観察日記 3(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 夕食時食卓にのぼる豪華料理。 わが家にしたらの話だけど。 夕食3日分の料理が並ぶ。 今度いつあるか分からない姉夫妻のご帰還。 レアなのは道明寺さんが姉貴の傍でやたら頬を緩めていると言う事。 お口あ~んなんて姉貴がやったら喜んで口を開けそうな経…

進の姉貴夫妻観察日記 2(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 「今日はいい天気だね司君」 見つめ合って数分。 最初に口を開いたのは父だった。 天気のことなんて道明寺さんにもこの場の雰囲気にも必要ないだろう! オヤジ黙れ!そんな気持ちを視線で送る。 困惑気味の顔で道明寺さんが「はあ・・・」と答える。 「お…

進の姉貴夫妻観察日記 1(抱きしめあえる夜だら 番外編)

* 今日家に姉貴が帰ってきた。 身分違いの恋に苦悩しながらなんとか結婚までこぎつけた姉貴。 婚姻先を追い出された訳ではなさそうなので安心する。 あの姉貴にベタ惚れ状態の道明寺さんならしばらくは大丈夫だと安心している。 姉貴のどこがいいのか聞いた…