☆HAPPY LIFE （クリスマスの夜に Ｆ ファイナル）
*「寝ちゃったね」
いつまで見てても飽きない寝顔。
少し伸びてきた黒い髪の毛はパパ譲りにくるっとウエーブを巻きかけている。
キッと締まった薄い唇。
スーッと通った鼻筋。
涙で濡れて光ったままの睫毛
伏せた睫毛の長さは目覚めた時のくるっとした瞳の大きさを物語っている。
涙をぬぐう様に触れた睫毛がピクリと一瞬反射した。
「寝てる顔もそっくりだね」
そっと背中に感じる司の体温。
包み込む様にすっぽりと両腕で抱きしめられている。
私の髪の毛に優しく触れる唇が「どんな夢見てるのか」とかすかに動く。
初めての3人で迎えたクリスマス。
駿を交えた初めてが少しづつ思い出となって積み重なる。
しっかり握りしめた小さな手。
時々もぐもぐと動く口元。
去年のクリスマスはお腹の中で感じた小さなぬくもりが今ここにある。
「こんなに愛しいものがあるって知らなかったよな」
耳元に聞こえる司の声も優しさにあふれてる。
こんな司みたことないよねと熱くなる心。
幸せってこういうことだよねって言いたくなる。
わずかに聞こえるクリスマスパーティーの音色。
部屋に飾られた小さなツリーのライトも窓に反射して温かな色を輝かせる。
「みんな楽しそうだね」
「俺達がいなくてもなッ」
司の唇がそっと私の頬に触れた。
「動けないんだけど・・・」
「動かないようにしてるんだろうがぁ」
背中から首に回された腕は私を抱きしめるために交差する。
「みんなの所に戻らないとだめでしょう」
「誰も気にしねぇよ」
わずかにもたれかかる様に体重をかけてくる。
「私が気になるの」
振り返る様に首を動かす。
私の顎をしなやかな指先が捉えた。
「気にならなくしてやるよ」
小さく笑った口元が私の唇を塞いだ。
＊続きの部分からはＲ１８禁です。
HAPPY LIFEでもお願いしますという要望？にお答えしてクリスマスということで書いてみました。
年齢に満たない方はお控えください。
成年でも、そのような表現がお嫌いな方はお戻りくださますようお願いいたします。
司の指先が髪に絡みつき、優しく梳かれると心地よさに目を閉じる。
力強い腕は私の体を支えながらその場に腰を落とさせた。
部屋の隅まで敷きつめられた柔らかな肌触りの絨毯。
その上に足を投げ出させる様に座らされる。
膝立ちの司を下から見上げていた。
司の指先が私の頬を伝って軽く顔を上げさせるように動いて私の唇を捉えた。
すぐ近くに黒色の瞳が見える。
その瞳が優しく私だけを見つめてる。
それだけで熱く込み上げる思い。
司が身をかがめながら唇を重ねる。
触れ合った唇が拒否の言葉を奪っていく。
強引さのない愛しむ様なキス。
視界の隅で安らかな寝息の駿が見える。
意識とは別なところで声を上げてしまってた。
何度か唇を揺らす間に胸元をはだけさせられ露わになる素肌。
首筋に・・・
胸元に・・・
感覚を刺激するように移動する唇。
「もっと、お前を啼かせたい」
耳元で感じる息使い。
口づけと下着越しの愛撫で秘所は隠し様がないくらいに愛液を生み出してしまってる。
喉奥から込み上げる声。
押し声を押し殺すように、唇から漏れる吐息はいつの間にか押さえることができなくなって露わになる。
押し下げられた下着は身体から躊躇する間もなくはがされる。
熱を発しているように熱くなる身体。
司から与えられる刺激をそこは待っている様に潤いに充満していく。
絨毯の上に静かに寝かせられたその横で、スラックスのボタンをはずしジッパーを下ろす司が見えた。
ゆるりと開かれた脚の間に身体を割り込ませ、クレパスに這わせる指先。
反射的に伏せた瞼に柔らかな唇がそっと触れる。
こらえきれずに漏れる甘い声。
十分すぎるほどの司の愛撫に、脚の力がほどけた。
「っ・・・やだっ・・・」
触れられるそばから、溶けだす様な感覚に支配されていく。
「や、じゃねぇ。すげえ、いい。」
クレパスを行き来する指使い。
それが恥ずかしいくらいに蜜を誘い出す。
その湧き出てくる中心に差し入れられる指が何かを探るようにうごめく。
「っはぁっ…あっ…」
たまらず漏れ出す声。
鳴き声のような嬌声が漏れ出た。
ゆっくりと身体が重さなった瞬間に、電気のような痺れが何度も身体を走り、快感が体中を支配して何も考えられなくなる。
重なり合った身体が離れる心細さを嫌がる様に司の背中にしがみついてしまってた。
うっ・・・
やっぱりこの手は難しい。
ユル甘でお許しを(^_^;)
この辺でもう終わりかな・・・
拍手コメント返礼
エロかわ甘の新境地開拓って・・・
そんな言われると照れるもんですね。
書こうとすると結構体力使いますが嫌いじゃないんです(^_^;)
こちらこそ来年もよろしくお願いします。
良いお年を～
to-ko 様
パスワード届いてよかったです。
これからもよろしく御付き合いをお願いします。
