君じゃなきゃダメなんだ 2

あきら&葵の新作にあたたかなコメントありがとうございます。

今日も張り切ってUp♪

今回は葵ちゃん目線で書いてます。

続きからどうぞ~

*

熱い息が頬に触れる。

自分から抱きついたはずなのに・・・。

彼の指先は私の頭の上からゆっくりと髪の中をなぞるように抜けて、肩を抱きしめた。

「出ていくって言うなッ」

ギュッと抱きしめたまま響く声。

大きな手で私を抱きしめる。

甘えるように・・・

包み込むように・・・

求められてる気がした。

拗ねて甘えた声に聞こえるのはきっとこのせいだ。

いつも私の反応を確かめるように優しく触れる指先とキス。

与えられていた刺激が甘えるように私を欲する瞬間に代わることに気がついたのは私がプロポーズをしてから。

貴方は気がついているのかな?

「子供みたいだね」

クスッと自然に声がこぼれてた。

そのまま倒されたベットはマンションに来て最初に私が一人で寝てたベット。

メイキングされたままのシーツがヒンヤリと体に触れる。

二人で暮らして、一緒のベットで寝るようになってからは生活感のない部屋。

それはまるで抱き合って寝る熱い日々を身体に思い起こさせる。

この部屋に一人で寝ていたことは色あせて記憶の底。

はじめてこのベットで寝った夜。

突然の同居は私の脳内では処理できなかった。

めちゃモテの社長が前日に氷ごとグラスの中身をぶっかけた嫌味な男で、いきなり見合い相手とか婚約者とか

結婚とか。

やけくそな気分で何も準備してなかった私はあきらのパジャマに包まって眠りについた。

この人の匂いを感じながら・・・・。

隣の部屋にいるはずの気配を感じながら眠れなかった夜。

息を殺すように自分の感情を押し込めて過ごした時間。

好きだと気がついて胸が震えた。

1年前は思いもしなかった今。

当たり前のようにこの腕の中に包まれてる。

「1日も俺から離れられないって思わせればいいだけだ」

組み敷かれたまま私を上から熱い瞳が眺めてる。

そんな問題じゃないと言いかけた唇はすぐにふさがれて、入りこんだ舌先と同化して言葉を飲み込んだ。

息をするのも忘れるように深くなる口づけ。

「・・・タイを解いて」

私から離れた身体は馬乗りのまま離れた唇から声が聞えた。

言われるままに手を首元に伸ばす。

緩めたタイをワイシャツから抜き取ろうとした指先をほっそりとした長い指先が包み込んだ。

もういいとでもいう様に指先に唇が触れる。

指先から腕に・・・

胸元に・・・

かすかに触れて離れるじらすようなキス。

そのまま首筋に熱い息が触れた。

「・・・葵」

名前を呼ぶ声も・・・・

優しく触れる指先も・・・

熱い吐息も・・・

見つめられるまなざしも・・・

身体中に絡みついて・・・

熱くて・・・溶けそうで・・・

与えられるすべてを受け止めたい思い。

このまま貴方をもっと・・・

              

             感じたい。

会えないわけじゃない。

会社では会えるのだし、秘書と社長の間柄は継続中だ。

この部屋に来ることもできる。

あきらへの言葉なのか、自分にいい聞かせてるのか・・・

言葉だけが頭の中で空まわる。

今は・・・

何も考えられなくなった。

☆マークに行く一歩手前のお話です。(^_^;)

って・・・次回☆マークじゃないですから~

拍手コメント返礼

no***様

あきらの司化!?

でもあきらの場合はしっかり葵の話も聞いてくれそうですよね。

そして自分の意見を飲み込むあきら~。

って、やっぱり葵ちゃんは実家に帰るの~つ。

Gods&Death様

私も司一筋ですが、たまに違うものも楽しみたいと・・・(^_^;)

けして浮気じゃありませんよ~。

F4はみんな幸せじゃないと~♪

b-moka

こちらも少しずつ寒さが~。

そろそろこたつを出そうかなと思案中です。

二人のあまあまの続きはそのうちに~♪

最初から飛ばし過ぎると後で書くことがなくなってくるので~

お楽しみは最後ということでお願いいたします。

何をお願いしてるんだろう私(笑)

ゆめ***様

聞きたいですか?

でも教えると楽しみがありませんよ。

それは言い訳です。すいません。(^_^;)

私の場合起承転結の合間のストーリーは書きながら変わってくるので書いてみないとどうなるか自分でも分かんないんです。(^_^;)

書き始めはマンション出て行かなくても書いてるうちに実家に戻るかも~。

書いてみないとわからないなんていう筆者は大丈夫なんでしょうか?

最近の私の悩みです。

みる*様

いつも拝読ありがとうございます。

このカップルを気に入ってもらえうれしいです。

つくしとはまた違った可愛さがあるんですよね。