木漏れ日の下で 16

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-From 1 -

つくしの前にひざまずき肩を数度揺さぶった。

がくがくと上下に揺れる頭。

がくっと前に倒れた頭がゆっくりと正面を向く。

ゆっくりと開く瞼。

瞳の奥に映るのは俺の不安げな顔。

「起きたか?」

「んッ」

「あっ・・私・・寝ちゃってた?」

俺に聞くな!

両手を天井に向かって伸ばして大きなあくびを一つ。

フーッと溜息まで付きやがった。

「髪・・・まだ、濡れてるよ」

つくしの指先が俺の前髪に優しく触れる。

「さすがに直毛になると巻きつかないね」

くせっ毛の方が好きなんだけどとクスッと笑った。

「どこ行ったかと思ったぞ」

ごめんとつぶやくつくしを頭ごと胸の中に抱え込む。

もう一度「ごめん」とつぶやく口の動きがバスローブの生地の上からも響く。

わずかに開く襟元。

つくしが瞬きするたびに柔らかい睫毛の毛先が首筋の皮膚を刺激する。

「あんまり瞬きするな、くすぐってぇ」

つくしの香りを思い切り吸い込みたくてもう一度強く抱き寄せる。

「私もお風呂!」

胸元に置かれた指先が俺の胸元を押す様に動く。

「行かせねぇ」

「でも・・・」

「どうせ今から汚してやるから何にもなんねぞ」

「そんな問題じゃない」

小さく消え入るような声を発して赤くなった頬が膨らんだ。

恥ずかしかってる顔がどれだけ俺を煽ってるのか未だに気がついてないやつ。

堪んねぇ。

「褒美まだもらってねぇし」

戸惑いを持ったままわずかに開いた唇。

濡れたようになまめく唇。

我慢できそうもなくて強引気味に唇を重ねた。

滑り込ませた舌先は口内をまさぐりつくしの舌を捉える。

息もできないくらいに重なり合い絡め合う。

それはまるで・・・

離れない、離なさないとでもいうように、何度も絡めとる。

「急・・が・・ないで・・・」

「つ・・いて・・・行けなくなる」

耳元にかかる甘い吐息。

「ダメだ、俺がどれだけお前に触りたかったか教えてやるよ」

お預け食った分、ブレーキなんてかけられないくらいに煽られっぱなしだ。

いまの俺はこいつを傷つけてもわかんないくらいに理性が吹っ飛んでいる。

ベットに行く間も惜しいくらいにそのままソファに押し倒した。

どこまで書こうかと迷いながら・・・

朝っぱらからねぇ♪と思いつつ今日はここまで!

このあとどうすっかなぁ・・・