大人になるために 12

このお話もそろそろ打ち止め?

午前中かいたお話(木漏れ日の下で16)で頭の中が妄想暴走状態で・・・

元に戻せと思いつつPCに向かっています。

右半分で 16+α(PWつき) のお話がぐるぐる。

左半分で成人式のつくしちゃん♪

わぁぁぁぁぁぁ~

混ざったりして~。

 *

「おい!こら!道明寺!」

バカと呼ばれなかっただけましというところか。

「痛い!放して!」

立ち止まって降り向いた拍子にぶつかる顔。

「鼻がつぶれるぞ」

たいして変わりはしないと睨むように俺を牧野が見上げる。

放した手首を右手で摩る様にして「骨が折れるかと思った」とブスッとした表情。

可愛くねぇぞ。

「同窓会どうしてくれるのよ!」

成人式じゃなくて牧野が怒ってるのは同窓会か?

すげ~むしゃくしゃしてるんだけど。

あいつに会いたかったわけじゃねぇよな?

「成人式じゃねえのか?」

「な・・なに?」

「普通は出れなくて怒るんなら成人式の方だろうがぁ!」

驚いて見開いた瞳が、呆れた様な色を浮かべた。

「成人式を楽しみにしてるのは半分は懐かしい友達にも会えるからでしょう!」

「その流れで同窓会・・・行った・・・ら・・・たのしい・・はず」

徐々に牧野の声が消え行った。

唇が触れ合うほどに距離に持っていった顔。

くっ付くのをためらう様に首をクッとわずかに牧野が下に引く。

それは唇を塞がれるのを拒む様。

気に食わねぇーーーッ。

嫌がる態度に煽られて俺の野蛮な部分を刺激する。

「・・・俺、お前のなんだ?」

「なんだって・・・」

うつむいたまんま黙り込んで俺を見ようともしない。

だから!

煽るんじゃんじゃねーよ。

いつもと違う化粧の香り。

キュッと閉じた唇の色も艶めかしく艶やかで・・・

鼻すじからしか見えない牧野の顔が・・・

唇だけを強調しているようだ。

「お前の成人式は俺が祝ってやるよ」

「何もかも忘れるくらいにな」

俺から目を放さないように両手で牧野の顔を覆って上を向かせる。

「俺はお前の彼氏だろう」

なにされてるかわかんないって不安げに見開いたまんまの牧野の瞳の中に俺だけが映し出される。

「俺意外に興味持つな」

言葉を忘れたように黙ったまんまの唇に自分の唇を押し当てる。

周りのざわつきも気になんねぇ。

放した唇の先で茫然自失気味の牧野。

心がどっか飛んでいって、帰ってこれなくなってしまってる様だ。

「おい!」

「おいじゃねーよ」

牧野に声をかけたら返事をしたのは総二郎。

「司、ここ会場の中だぞ」

「発情するならもっと後にしろ!まだ昼前だ」

別に・・・発情って・・・

してっか俺。

「もう!何するのよ!」

心が飛んで行って帰ってきた牧野は沸騰寸前の顔になってる。

「目立つことしないでよ!」

「俺が目立つのはしょうがねぇ。生まれつきだ。慣れろ」

「ギャー、バカ!おろせ」

逃げねぇ様に牧野を肩に乗せるように抱き上げる。

「あんまり騒ぐともっと目立つことするぞ!」

バタついてた手足から力が抜ける。

「同窓会・・・」

ロビーを出て会場から離れても、まだ諦めてねぇのかよ。

「同窓会なんて行ったら噂の的だぞ」

「道明寺のせいだからね、責任取ってもらうから」

車の前でストンと牧野を下ろす。

「いいぞ、何なら身体で払ってやるよ」

真っ赤になった牧野をそのまま車の奥に押しやる様に乗り込んだ。

「なあ・・・

男が女に服をプレゼントするって、自分で脱がせたいって欲望があるの知ってるか?」

耳元で囁く声。

並んで座わる車の密室。

あいつらは気を利かせて別な車に乗り込んだ。

必要以上に身体を硬くする牧野。

「心配するなこっちの方がよっぽど大人になるのには必要だと思わねぇ?」

「もう・・・やだ・・・」

重ねた唇はなんなく俺を受け入れていた。

成人式には参加できなかったつくしチャンというところでこのお話はおしまいにしたいような・・・出来ない様な・・・

これ以上進んでも結果は決まってるしということで・・・。

あっちでもこっちでもという結果になりそうなので自重

そう言えば・・・

ち**様の「お代官様ぁ~~」帯びしゅるしゅるまで行ってない。

 「お代官様ぁ~~」

「あぁれぇ~~」

「お許しを~」

「かうぃいのう」

それは配役が違ってるぅ♪