HappyBirthday (司 20years おまけの話 3)

1月31日今日は司の誕生日♪

この話を書かないと終わらない

結局何話書いたんだ?

6話とおまけが3つ。

この辺でお開きに~

 *

シャンパンに睡眠薬って、そんなことするわけねえだろう」

あきらが遠慮なく部屋の中央に進んで俺を見下ろす。

「牧野・・・寝たのか?」

少しうれしそうな総二郎。

「ちげーよ」

「じゃなに?」

俺の目の前に首を出す類。

そののんきな顔は嫌がらせにしか見えねぇ。

「俺だよ」

「「「はぁ?」」」

「寝込んだの俺!」

もうやけだった。

叫んでそっぽを向く俺。

「冗談だろう!」

それは悲痛みたいな感情は全くない呆れたような色合いをにじませる。

「なんで寝れるんだ!?」

寝てなかったんだからしょうがねぇ。

「信じられんねぇーーー」

一番信じたくねぇのは俺だつーことを忘れるな。

「牧野かわいそうに」

「きっと俺らに分からない決心がいった筈だ」

類の声に思わず3人で顔を見合わせる。

「確かに牧野・・・怒ってたもんな」

「お預け食わされるって女の場合どうなんだ?」

総二郎とあきらの二人がぼそぼそと言い合ってる。

「そんなへましたこともさせたこともねぇからなぁ」

「男より女の方がきつくねぇ?」

「私のどこがいけなかったの?」

「道明寺どうして?」

「どうして寝るのよ~」

総二郎があきらの胸元を握りしめて叫ぶ小芝居。

「俺慰めてやろうかな」

「類っ!」

「それは俺の役目だろう!」

「司の場合キズに塩塗り込むかもしれないしね」

お預け食った牧野が類に慰められてそっちに転んだら・・・

バカな妄想。

んな訳あるわけねえじゃねぇか。

「絶対牧野に近づくな類!」

「冗談に決まってるでしょう」

「クク」と喉を鳴らして笑う類。

「ごめん今度は大丈夫だから」

「もう一度チャンスをくれ」

「信用できない」

お男二人で見つめ合うなぁぁぁぁぁぁぁぁ。

「司君・・・

もしかしてイケナイこと妄想して眠れなかったとか?」

「えっ・・・」

あきらのおどけた調子にも思わずドギマギする心。

答えなくてもばれてるとにやりとするこいつらの顔。

「そうか、しょうがねえか」

なにがしょうがねぇだ。

今日の計画を立てたのはお前らだぞ!

パーティーのあとホテルの部屋まで牧野を誘うシュミレーション。

どれだけ想像したと思ってるんだ。

「一緒に二人で誕生日を祝いたい」

この台詞に行きつくのもぎりぎりまで悩んでた。

そうしたら牧野の方から「一緒に祝いたい」なんて言うから舞い上がる。

あの時点から心臓がバクバク言いだした。

次は部屋に入ったらどこで牧野を押し倒すか・・・

右から?左から?真正面から?

一人で枕相手に練習三日間。

眠れなくなった。

ベットに牧野を寝かせるまではうまくいってたんだ。

あのシャンパン・・・

効いたよな。

「お前のこと考えていて寝不足になった」

それで謝ったら殴られっかな。

「やっぱ計画立てるより司の場合は猪突猛進だよな」

総二郎!俺を猛獣にするな。

「今度は思い切り素早く押し倒した方が速いんじゃねえか」

「考えて悩む柄じゃねえもんな」

あきら!それって今日のことが失敗だったととはっきり宣言されてる気がする。

「後は牧野は許すかどうかだけど・・・」

類!それが一番難関じゃねえか。

「来年の誕生日まで延びたりして~」

それ・・

耐えられねぇーーーーーーッ。

「あっ?バレンタインあんじゃねぇ」

ばれ・・・

バレンタイン。

まだチョコもらったことねぇ・・・

「牧野くれっかな」

「チョコの代わりに私を食べて♪」

それは果てしない願望。

俺・・・

またこいつらに煽られてねぇか?

バレンタイン・・・

けしてバレンタインのお話に結び付けようなんて思ってませんから~

このお話はここでおしまいということで♪

司クン誕生日おめでとう

拍手コメント返礼

annie様

バレンタインにくっつけて♪[emoji:v-402]

生転がしが好きなんです。

さっちき様

バレンタインデーまで、引っ張って♪

でもね、結果は・・・

パスワード話が好きと言われて揺れ動く心~(^_^;)

いづみん様

司の誕生日♪

一ヶ月前からそわそわ考えておりました。

誕生日のことこんなに考えていた有りません ← 小説のことですけどね(笑)

b-moka

きっと21歳の来年の誕生日は大丈夫だから!

本当か?[emoji:v-403]