☆St. Valentine's Day 7 side story 1

司応援隊もなかなかのもので(^_^;)

お初の『St. Valentine's Day 7』途中からの枝分かれ作品になっています。

続きの部分から分離したエッチなお話。

これで司君も本望でしょう。

本望なのは司応援隊の皆様?

はぁ~つかれた。

 *

二人くるまった毛布の中で必要以上に上昇する体温。

重なる唇がわずかに震えてる振動を俺に伝える。

コクンと一つ心音が鳴った。

キスが深くなるたびに牧野の指先がギュッと俺の服をつかむ。

「・・・ンッ」

口を割って差し入れた舌先の奥からせつなげに漏れる牧野の声。

誘われる様に口腔内を浸潤していく。

ゆっくりと右手を服の上から牧野の胸の上に置いた。

柔らかい・・・。

初めて触れる感触。

もっと感じたくなって指先を動かす。

息苦しそうに半開きになった牧野の唇から漏れる呼吸音は不規則なものへと変わった。

直にふれてみたくなって上着の裾へと手を移動させる。

侵入を嫌がる様に牧野の手がおれの指先を拒んだ。

「やっぱ・・・

恥ずかしい・・・」

潤んだ熱い瞳がわずかな時間俺を見つめてすぐに俺から目をそらした。

侵入を阻む様に密着する身体。

逆効果なんだけど。

無意識にやられるのがたまらない。

抱きしめたのは少しの落ち着きを取り戻すため。

そのまま自分の思い通りに手順を進めるのはこいつを怖がれせるかもと想いやる気持ち。

焦ると失敗するからな。

俺も経験あるわけじゃねぇし。

ゆっくり自然に進めばいい。

時間はたっぷりあるはずだから。

俺・・・

もつかな・・・。

そっちの方が心配かも。

ここまで来て牧野を抱きしめながら別なことに思考を飛ばす。

意識を牧野と違うことに集中しろ!

って!

密着する身体の柔らかさ。

それはやっぱり想像をかきたてる作用にしかならない。

この状況でそれ以外のこと考えるなんて無理だ。

無駄な抵抗は諦めた。

「牧野・・・やっぱ我慢できそうもねぇ」

もう一度触れた唇は抵抗することなく俺を受け入れている。

唇から頬、首筋へとキスを移動させながら牧野の身体を毛布の上に横たえる。

「優しくするから」

そんな余裕なんてあるはずないのに自分に言い聞かせるようにつぶやいて唇にキスを落とす。

「・・・あっ」

肌をなぞる様に触れるキスに牧野が小さく声を上げた。

続きの部分からはR18 禁です。

年齢に満たない方はお控えください。

成年でも、そのような表現がお嫌いな方はお戻りくださますようお願いいたします。

 *

上にずらしたセーターから侵入させる手のひら。

反応するようにビクンと牧野が身体を震わせた。

わずかに冷気が胸元をかすめるように流れる。

ひんやりとした感覚はすぐに熱の熱さに溶け合って消えた。

窓の外は何もかも消し去る様にシンシンと降り積もる雪。

ただ俺達二人だけの存在をすべてから隠し去る様に静かに降り積もる。

何かに守られている様にこいつに溺れてく。

お前意外に何も見えない。

お前の声意外に聞こえない。

もう・・・

邪魔されねぇよな?

俺の手のひらに重なる様に動く牧野の指先。

それは俺をたしなめるように緩やかに動いて指先をキュッと掴んで止まった。

牧野のわずかに見せるためらいにも構わずブラジャーの胸元から手を差し入れていく俺。

固くなった頂が、指先に・・・

そして・・・

手のひらに触れる。

弾力のあるふくらみを指先で押してその存在を確かめる。

俺だけのものだよなッ。

この先ずっと永遠に誰にも触らせねッ。

感じた肌のぬくもりと目を奪われるきめ細かい白い肌に煽られる。

わずかに恥じらいながらも俺のなすがままに両手の抵抗がなくなる様に抜けてか細くなる力。

身を預ける様に俺にしがみつく牧野に込み上げる愛おしさ。

優しく接してるつもりなのに対照的にせわしくなる動き。

肩紐をずらし、牧野の胸を露わにしていった。

こんなに待ち焦がれたものはない。

すっぽりと手の中に収まった二つの丘を眺めてる。

「やだ‥‥そんなに見ないで‥‥」

「ここまでずいぶん待たされたからな」

隠そうとする腕を押さえこんで牧野の胸の頂きに唇を落とした。

「あ‥‥」

 唇をつけるたびに、そこは固さを増していく。

わずかにずらした身体の下で両手で胸を揉み、その頂きに交互にキスの雨を降らせた。

牧野の喉元から呼吸は嗚咽となって段々荒くなっていく。

「ま・・きの・・・」

自分の声じゃないみたいにかすれ出る声。

自分の暴挙を正当化するみたいに牧野の唇を吸う。

脱ぎ散らかした服は床の上に投げ出されこれから起こることへの期待感に胸が高鳴る。

ただすべての体温だけのぬくもりを感じていたい。

ゆっくりと牧野の身体を滑り降りた指先は上半身から大腿部を移動して、牧野のこんもりとした部分へと到達した。

やさしく撫でるたびにギュッと大腿部が敏感に委縮する。

それは硬くなに俺の指先の侵入を拒む様だ。

繰り返すキスは深さを増し愛撫を繰り返しながら深めていく。

気がつくと指先から湿った音が聞こえてきた。

「くちゅくちゅっーー」

「痛ッ・・・」

わずかに開く口元で発した声はそのまま喉の奥で張り付き、次に発した声は声にならず空気だけが漏れた。

「まだ指だけだぞ?」

「だって・・・痛いものは痛い」

「大丈夫か?」

コクンと小さくうなづきながらかすかな苦痛の色をにじませる。

牧野の顔色をうかがいながらゆっくりと指先の挿入を繰り返す。

溢れさせた愛液がわずかにパンティーを濡らしている。

「・・・何とか・・大丈夫かな」

ハーッと息を吐く牧野。

俺・・・牧野をいじめてるみたいじゃないか?

いじめてるようなもんか。

この何倍もあるんだけど大丈夫か?

聞いたからってどうなるもんでもない。

大丈夫じゃない!と言われてもこのまま止めるのは無理だ。

牧野の脚を太股にのせ、指を引きぬくと少しずつ牧野ににじり寄っていく。

膝を進めて迫っていく。

強引すぎるかとの思いを飲み込んだ。

すぐに俺の興奮が牧野の花弁に触れた。

そのまま上体を倒し、牧野の上へとかぶさる様に推し進める。

そして・・・

ゆっくりと腰を送り出す様に動く。

自分の先に少しだけ牧野を感じた瞬間に苦痛に耐える表情に歪みながら牧野が、白い喉元を見せてずり上がっていった。

「イッーーー」

入りかけていた俺自身もそのまま挿入個所を見失ってる。

「さっきのよりダメ」

「こんなに痛いって知らなかったもん」

知ってたら俺が正気じゃなくなる。

はぁはぁと息を切らせるように呼吸を荒げる牧野。

「大丈夫か?」

言いかけた言葉を飲み込む。

大丈夫なわけねぇか。

今の俺はどうしようもなく慌てた表情で牧野を見つめてる気がする。

「・・・大丈夫だから・・・

今度は頑張る」

こぼれそうになる涙を瞳に集めたまんま牧野がにっこりと笑顔を向けた。

牧野が俺を胸元に引き寄せる様に腕を動かす。

「それじゃ先に進めねぇ」

くっ付き過ぎだ。

コツンとおでこをくっ付けて笑いあった側からフーッと大きく牧野が息を吐いた。

もう一度・・・

ずりあがって逃げてしまうのを防ぐため牧野の脇から腕を入れて肩口をしっかりと掴む。

掴んだ瞬間牧野の身体が少し震えたように感じた。

ごめん、牧野止められねぇ。

牧野の表情を見下ろしながら少しずつ腰を押しつけていく。

「うっ・・・」

「・・・いっーーー、あーーーっ」

唇をかみしめ苦痛にゆがむ表情。

その根源は俺の膨張がぐいぐいと牧野の狭い空洞の奥へ押し入っている行為のわけで・・・

たじろぐ気持ちをこれまで感じたことのない快感が後押しする。

ごめん牧野。

これで何度牧野に謝ったかな。

「全部入った」

俺の視線の先で額に浮かんだ脂汗に前髪がピッタリと張り付いている。

「・・・ンッ・・・」

牧野は歯を食いしばったまま痛みに耐えている。

俺を抱え込む様に抱きしめてそのままぎゅんぎゅんと締め付けてくる牧野に俺は動けずにいた。

波打つように押し寄せる快感の海の中で自然と動く腰つき。

「いッ」

「・・・まだ・・・終わりじゃないの?」

完全に涙目で見つめれらてる。

「あと少し我慢」

動かなくてもそのまま果ててしまいそうな甘美な感覚に耐える様にゆっくりと注出を繰り返す。

「・・んっ・・・まだ動かないで・・・」

哀願じみた声にも煽られてしまってる。

繋がっている部分から快感が送り出される。

下半身がしびれるような快感。

止めようもない。

そのまま俺ははじめて牧野の中で果てた。

力尽きて牧野に抱きつくように倒れ込んでしまってる。

シーンと静まり返った部屋の中でただ、ふたりの深い呼吸だけが心音と重なる様に音を立てる。

「こんなに痛いとは思わなかった」

毛布を引っ張って鼻先まで顔を隠して牧野がつぶやく。

死ぬかと思ったって・・・

言いすぎじゃねぇの?

「俺は気持ち良かったけど」

「1度じゃ足らない」

首に回した腕から逃れる様に牧野がわずかに俺の元から身体が離れた。

「無理だよ~」

ギクッとなった牧野の表情がたまらなく愛しい。

「心配すんな、今度は俺が我慢する」

「これ以上離れるなッ。温もりが逃げる」

満足げにほほ笑んでもう一度牧野を胸の中へ押し込んだ。

結局ご希望にお応えして本編とは違ったおしまいのお話。

本当はこれこそがバレンタインのお話ですよねぇ~

なんだか読み返すたびに書き直したり書きたしたりしてます。

2度読みした方は申し訳ないです。

この手のお話はなかなか満足するものがかけなくて(^_^;)

困りもの

でもやっぱりドS倶楽部のお話が好きなんです。

しばらくはPW付きのお話はかけそうもないなぁ(^_^;)

どちらのお話が良かったでしょうか?

生転がしで次に期待の方FC2 Blog Rankingをプチッと一つ。

枝分かれしても(二つとも)楽しみたい欲張りの方はにほんブログ村をポッチとお願いします。

次の作品でもやっちゃうかもしれませんよ~

拍手コメント返礼

hanairo様

Ⅱパターン楽しんでいただけたようでホッとしました。

次もよろしくっていいながらあるのでしょうか?

名なし様

思い出したって・・・

その言葉にドキッ。

しずか様

頑張りました二人とも♪

この後のほうが面白そうな予感がしてるんですけど(^_^;)