LOVE AND PEACE 1
最近つかつくの単純なお騒がせの日々を書いてない。
それはやっぱり大学時代になる様な気がします。
またお騒がせな二人の話を書きたくて思いつきました。
LOVE AND PEACE
けしてお笑いコンビからつけた題名ではありません。
指を5本開いてパーの状態から小指と薬指を曲げて作るマーク。
Nuclear Disarmament(核軍縮)の頭文字NとDを手旗信号(semaphore)をロゴマークとしています。
「平和」、「反戦」の意味として用いられているそうです。
つくしと司。
喧嘩してればある意味核爆弾ほどの威力かも。
周りは皆二人の平和と反戦を望んでるとのは確かな事で、今回『LOVE AND PEACE』の題名をつけてみました。
さてさてどんなお話になる事やら。
お楽しみいただけたらうれしいな♪
*「なぁ」
「なに」
俺の部屋で一人でベットに寝そべって雑誌をさっきからパラパラとめくってる牧野。
「最近、お前緊張感なくねェ?」
ふ?
無邪気な顔がそのまま?マークを貼りつけたまま俺を振り返る。
そして、「今さらでしょう」と、つぶやかれた。
「こらっ!襲うぞ」
ベットの上の牧野にめがけて床を思い切り片足で蹴って上から飛び降りる。
「ギャーヤダー」
身体を押さえつける前に半立ちに膝をついて起き上がった身体。
向けられた背中。
後ろから左右の手首をつかみ取る俺。
「バカッ暴れんな」
そのままベットにうつぶせになる様に倒れ込む。
「重いッ、窒息する」
もがもがともがくような声。
そのまま横に向けた口元から「フー」と息が漏れる。
「鼻・・・つぶれた」
「もともとだろう」
少しだけずらした身体で牧野の肩を抱くように腕を回す。
息が頬にかかる距離。
その頬がプーとふくれて「もーっ」と唇が動く。
「俺んちに来て俺を無視するな」
「別に無視してないよ。さっきまで仕事していたのは誰ッ」
どうせなら、俺の横に座って俺のすることを眺める。
肩にもたれかかった牧野の重み感じながらって理想としては最高だぞ。
こいつの場合は・・・
邪魔しないねなんてさっさとデスクから見えないベットの上へと移動しやがった。
「一緒に来て」
・・・なんてぇ甘い誘いは夢のまた夢。
「もう済んだ」
「たまには仕事の邪魔してみろ」
「はぁ?マジで言ってんの?」
「お前なら、邪魔されてぇし」
「バカッ」
言った顔は照れくさそうにほほ笑む。
「あーーーなんで道明寺なんだろう?」
「なにが?」
「どうして道明寺じゃなきゃダメなのかな?」
「へっ?」
「道明寺と付き合うのって自分から苦労を背負込んでるみたいじゃない」
「横暴だし、わがままだし、自分勝手だし」
「いいとこないみたいな言い方するなッ」
「・・・でも、やさしいんだよね。私だけには」
「それが解かるから離れられないのかな」
ゆっくりと右に胸元に向くように回った身体。
そのまま顔を見せないみたいに胸の中に頭がうずまる。
俺の胸元にかかる牧野の息遣い。
熱い息がシャツの生地を通り過ぎて素肌までたどり着く。
鼓動がドクンドクンと大きく響く。
「まきの・・・」
手持ち無沙汰だった腕を大きく動かして牧野を抱きしめる。
鼻腔に広がる愛しい香り。
それだけでたまらなく高ぶる気持ち。
久しぶりの逢瀬に高まる期待。
興奮するなということの方が無理がある。
自然の成り行きで体中が熱を持つ。
邪魔なんてされたくねーーーーーーッ。
プルルルルルル~。
ポケットから響く携帯音。
渋々と手をスラックスのポケットに突っ込んで携帯をとる。
着信名は西田。
その携帯を力いっぱい壁に投げつけた。
今回の設定は司大学4年て感じかな。
どんなお話~流れが解かるまでは数話の猶予をお願いします。
拍手コメント返礼
なおピン様
コメントありがとうございます。
初めて新作をUPした時はドキドキものなので、応援メッセージはとてもうれしいです。
原点回帰と思いつつ崩れて行かないようにUPてしていきます♪