watcher おまけの話

終わったはずの『watcher』におまけのお話。

昨日香音様とチャット中に出来上がったお話です。

公平君は出てきませんが良ければお付き合いを♪

*

「ねえ、お父さん何したの?」

「なんもしてねぇよ」

俺の腰上あたりから俺を見上げる駿。

その下に双子弟。

一番下でしゃがんでるのは双子姉。

縦に並んだ顔が4つ、柱の陰からじっと眺める先につくし。

こういうのなんとかって言わなかったか。

・・・・ポール。

トッテンポール?」

「トーテムポール」

えっ?

なに言ってんの見たいな顔で俺を見つめる小生意気な俺そっくりの顔。

こんな時の目の表情はつくしそっくりで・・・

怒れねェ・・・。

「お母さんが一緒に寝ようって僕に言うときは大体お父さんがお母さんを怒らせた時だから」

「早く謝んなよ」

その言い方は類に似てないか?

分析力はあきら?

侮れない息子。

総二郎が聞いたら絶対駿の味方をしそうだ。

「おかぁしゃん、御着替え?」

愛らしい顔が一番下で俺にほほえむ。

やっぱ女の子はいるだけで心が和む。

顔を緩めてる場合じゃない!

一番ちっこいのを抱き上げて唇にシーと人差し指を当てる。

着替えを見てることばれたらなに言われるか。

俺もここで何で隠れてるのか・・・。

それも子供ずれ。

「何やってんのよ」

ばれた!

慌てる様にガウンを身体に覆うつくし。

「何してるのかなってな、なぁ」

子供に同意を求める様に小さく腰をかがめる。

「あのね、子供たちに変なこと教えないでよね」

腰に手を当て仁王立ち気味のつくし。

最近やけに強くなってる気がするのは気のせいだろうか。

「お母さん、おはよう」

真っ先に俺のもとから離れて駿がつくしに飛び付いた。

それを追いかける様に弟も走り出す。

こいつだけは離せない。

そんな気持ちで腕の中の一番ちっこいのを抱きしめる。

逃げられたら俺の味方は誰もいなくなる気がした。

子供たちを優しいまなざしで見つめて温和になる表情。

「おはよう」

子供たちだけじゃなくて、俺にも優しく響く声。

機嫌直ってるみたいだ。

安心してつくしに歩み寄る。

「なあ、下着・・・この赤いやつ・・・いいかも」

「えっ?」

衣装棚から一番目についたレースひらひらの派手な下着を視線で示した。

「下着はもう着てるよ」

「いや、シンプルな白じゃなくてこっちの方がいいだろう?」

指で派手な下着を取り出してつくしの目の前に持って行く。

「これ付けてるの見たことねぇし」

「白って・・・どこから見てたのよ!」

赤くなった顔が目の前で膨れる。

「お前が浴室から出てくるあたりから」

「皆で?」

「最初は俺一人で、いつの間にかこいつらが起きてきて4人になってたけど」

「・・・っ、ホントにもッ」

つくしは、子供の前じゃ絶対に俺を怒らねぇンだよな。

「駿が、お前に謝れって」

「謝ってないじゃん」

「子供の前では仲よくだろ?」

「確信犯だね」

ニコッとつくしの口元がゆるむ。

「仲直りの為にこっちの下着なっ」

空いた片方の腕でほっそりとした肩を抱き寄せる。

ぱらりと俺の指先から赤い下着が床に落ちた。

トーテムポールを想像したら面白いという想像から始まったお話で♪

子供が側にいてもイチャコラ。

ケンカしても仲の良いことでと言うお話でした。

おまけはこれにて終了。

この続き・・・

今のところはどうしましょう♪

結局生転がし?

拍手コメント返礼

のだめ様

おまけのお話まで読んでもらってありがたいです。

もう何を書いたか覚えてなくて・・・(^_^;)

コメントを読んで読み直しちゃってます。

あっ

・・・こんなことかいちゃってるのね。