玲子さんの婚活物語 13

さあこれからはつくしちゃんどうなるの?と言うところに興味がいくところですよね。

どうやって司を登場させるか!

それが問題だ~。

なでしこW杯優勝おめでとうございます

男子のWカップでは短編を書いた記憶が・・・。

今回は追いつけませんでした。

4時からテレビの前にくぎ付けで、今やや眠気の中で書いてます。

台風も近付いていますしね。

わが家の姫は明日休みだと連絡網が回ってきました。

夏休みの前の貴重な1日なのに(^_^;)4連休です。

つ・・・つらい!

 *

呆然としたまま動けなくなる。

気がついた時には勘違い男を見送ってしまってた。

目の前でひらひらと振られる手のひら。

「つくしちゃん、大丈夫?」

心配げに見つめる玲子さん。

その横で甲斐さんまで不安そうな表情を浮かべてる。

「ごめん、俺がつくしちゃんの側を離れたから」

たぶん甲斐さんが私の側に居ても状況はそこまで変らなかったはずだ。

「良かったですね。お似合いですよ」

私の事はどうなるか分かんない不安はあるがそれよりも今はこの二人を祝福したい。

つーか自分の気持ちをそっちに向けてた方が楽だと思える。

「あの男なんて言ってきたの?」

そんなのどうでもいいわよみたいな表情で玲子さんに両肩をガシッとつかまれた。

気持ちを盛り返したいところでしっかりと落ち込む方に引き戻されてしまってる。

「駿の父親を花沢類と勘違いされてしまって・・・」

「最低だとか、男として許せないとか、自分に任せておけって言われました」

さっきの加川拓斗の憤慨した様子じゃ花沢類に直談判しそうな勢いじゃなかったか?

今は花沢類も花沢物産の常務の地位について忙しい日々を送っている。

アポイントなしでそう簡単に会える相手じゃないのが救いだ。

「つくしちゃん、自分のプロフィールに子持ちって書いたのか?」

呆れた顔で甲斐さんがつぶやく。

「その方が私に興味を持つ人なんていないと思ってたんです」

甲斐さんを恨めしく見つめながら反論した。

その事がただ一人加川拓斗の興味を引くことになるとは思いもしなかった。

弱り目に祟り目。

藪からハチ。

どうしてこうなったのか自分でも予測できない展開だ。

この結婚相談所に加川さんの息子まで入会していたという事自体がありえないつーの

今までほとんど接点がなかった人にどうしてここで脅かされるのか。

自分でトラブルしょってると思いたくないが、そんな節があると言われても仕方ない状況だ。

この状況を知ったら西門さんと美作さんはきっと大笑いだろう。

「別に責めてる訳じゃないから」

玲子さんにひと睨みされて甲斐さんはそのまま口を閉ざす。

「でも、もう会うことはないわよね?」

「ここ、このまま脱会していい訳だしね」

「俺、入会してすぐ脱会ですか?」

「入会していたいと言うなら別だけど」

「すぐ、脱会します」

敬礼でもしそうな勢いで甲斐さんがすぐさま反応を見せる。

「玲子さんの思惑は計画通り進んでうまくいったからいいですよ」

思わず責めるように声が出る。

「そう怒んないでよ。つくしちゃんを誘わないとその護衛をさせるという名目で甲斐をここまで連れてくることは出来なかったと思うのよね」

今度は玲子さんが甲斐さんに責める様な視線を向ける。

「悪いの全部俺のせいになってませんか?」

「私をスキって言って忘れてたんだからしょうがないでしょう」

「不服はないわよね?」

「どうせ全部僕のせいですよ」

「酒を飲んで記憶がなくなったのも。結婚相談所に入会したのも。厄介な仕事がもちこまれるのも。信号が赤いのも」

半分やけ気味に甲斐さんが叫んでる。

「つくしちゃんが変な誤解を受けるのも・・・これはつくしちゃんの責任だよね」

そこだけまともに甲斐さんが戻った。

「分かってますよ」

からかい気味の甲斐さんに癒される様にわざと頬を膨らます。

「心配しないで、僕らもカバーするから」

その和やかなムードにとかされる様にクッと3人で笑みが漏れる。

そのまま結婚相談所を後にした。

数日は何事もなく過ぎた。

花沢類に連絡を入れようと思いつつどう説明すればいいか悩んで時だけが過ぎる。

平穏な日々に加川拓斗のことなんて忘れそうになっていた私の前に花沢類が突然現れた。

拍手コメント返礼

匿名様

もう類登場です♪

あくまでもこのお話の主人公は玲子さんですからね。

甲斐君とうまくいったところで終わらせたかったんですが、リクエストから加川さん登場させてしまったし・・・

早々に加川Jrには退場してもらいたいと言うのが本音です。

どこか話飛んでましたっけ?

追加場所指定していただけると助かるんですが・・・