ごめん それでも愛してる 17
そろそろ次の段階へ~
二人の出張も何事もなく終わり?
16のあとのつかつくはどうなった?
(>_<)ただいま夏休み。
すみません!☆印は書けそうもありません。
*どうして鼓動は自分勝手に高鳴るのだろう。
清々しくにっこりと頬笑みを向けられてそこから目が離せなくなる。
そして・・・
体中が熱を持つ。
「おはよう」
柔らかく動く唇。
あの唇と触れあったんだ。
見つめる目はどうしても熱くなる。
朝目覚めて最初にこの人に会えてうれしいと思う自分の気持ちが情けなくなった。
情けないくらいに好きだと思い知らされてる。
「よく眠れた?」
目の前に迫った綺麗な顔立ちにドクンと心臓は口から飛び出しそうだ。
「眠れました」
そう言ったのはタダの強がりだと分かってる。
死んでも寝不足なんて言えるわけがない。
「俺は寝不足」
クスッと笑った顔に全部見透かされてると思った。
「・・・あの、牧野さんは?」
「あっちの部屋で二人一緒」
視線で社長はさっきまで自分が寝ていたはずの寝室を示す。
「当分出てこないんじゃないかな」
「これ以上、邪魔したらあの猛獣は暴れそうだからな」
冗談とも本気とも取れる表情を見せられて、返事に困った。
「俺としたら、君の方の寝室でゆっくりって行きたいとこだけど」
「じょ、冗談ッ!」
言葉では否定しても心は破裂しそうに高鳴っている。
「その前に早く仕事を済ませて日本に帰らなきゃな」
「えっ?」
「そのほうが、邪魔がはいらない」
ゆっくりと近づいた唇。
嫌なら動けるはずなのに触れてくれるのを待っている。
当たり前の様に腰にまわされた腕。
指先の動きを感じるたびにそこから発する熱は体中に送られる様だ。
目を閉じた瞬間に額に柔らかい感触を感じた。
瞼に・・・
頬に・・・
感じた温もりが遠慮がちに伝い落ちて唇に触れる。
今まで感じたことのない優しいキス。
触れ合うたびに深くなった。
何も考えられなくなって、完全に身体を預けてしまってる。
「・・・限界」
開いた瞼の先で熱く私を見つめる熱い瞳。
「仕事に行けなくなる」
私を離した腕をそのまま引きとめたくなっている。
わずかな自制心が欲望を押しとどめて放したくないと動いた右腕を左の指先でギュッと握りしめた。
身支度を整えて、二人で食事をするために向かい合う。
食事の味なんて分からなくて、まともに顔を合わせることも出来ない。
視線が合った瞬間にきっとまともじゃいられなくなる。
そんな気がした。
このまま仕事が出来るのか不安を吹き飛ばす様に思わず自分で頬を手のひらでバンと叩く。
「プッ」
目の前でやけに楽しそうに笑うあいつと目が合った。
「行こう」
「あっ、ハイ」
部屋のドアを開いて私が来るのを社長が待っていた。
慌ててそのそばに足を進める。
「今日中に、こっちの仕事は終わらせる」
ドアにもたれかかるように社長はにっこりとほほ笑んだ。
拍手コメント返礼
nonno様
お待たせいたしました♪
今回はなかなか書けずに時間だけが過ぎてしまいました。
話の内容は固まってるんですけどね。
総ちゃんからあきら君に感情移入してもらってるってすごくうれしいです。