ある日の一コマ(家族編 5)
*このお話は駿君2歳くらいの頃の設定のお話です。
*司:「駿、膝枕してもらってんのか?」
つくし:「歯磨きしてるんだよ」
「仕上げ磨きだもんね」
駿:「ウン」
司:「毎日やってるのか?」
つくし: 「当たり前でしょう。歯磨きは毎日だからね」
司:「その格好で?」
つくし:「・・・」
「あっ、自分も!なんて思ってないでしょうねッ」
司:「えっ!」
「お・お・思ってねぇよ」
「そんな訝しそうな表情で見るなッ」
つくし:「めちゃ、焦ってるじゃない」
司:「焦ってねぇよ」
つくし:「駿、終わったよ」
駿:「・・・」
司:「・・・」
つくし:「何二人で見つめ合ってるの」
駿:「パパ、代わる?」
司・つくし:「えっ?」
つくし:「子供に気使われてるよ」
司:「るせッ」
つくし:「物欲しそうな顔してるって駿に思われたんじゃないの?」
司:「お前やけにうれしそうだな」
つくし:「だって、駿の方が大人じゃん」
司:「んな訳ねぇだろう」
「俺は駿と遊んでやってるんだ。これなら文句ねえだろう」
つくし:「文句って・・・」
「私の膝の上、さっきの駿の数倍は頭重いんだけど」
司:「駿の体重全部が俺の腹の上だぞ」
「駿、面白いだろう」
駿:「パパ、もっと~」
つくし:「膝枕させて寝そべったまま駿を高い高いしたら、結局一番キツイの私じゃないの?」
司:「俺は楽しいけど」
つくし:「・・・まあ、私も楽しいかな」
司:「だろ♪」
駿:「僕も」