ある日の一コマ(つかつく編 14)

ある日の一コマ(つくし&類編 1)からのお話です

栞様のコメントをヒントにUPしてみました。

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司:  「昨日、大学でお前に声かけてきたやつがいるみたいだな」

つくし:「なななんっで知ってるのッ!」

司:  「ご丁寧に報告してくるやつがいるんだよ」

つくし:「高校の時もいたもんね。道明寺にゴマする嫌な奴」

司:  「なんだそのふて腐れた顔」

    「気にくわないのは俺のほうだろうがぁ」   

つくし:「道を聞かれただけだから」

司:  「大学の構内でわざわざお前に尋ねる必要ないだろうが」

つくし:「知らないわよ。でもふつう道を尋ねられたら誰でも教えるでしょう」

司:  「お前はアホか、男が女に声をかけるきっかけにすぎないだろうが」

    「下心なく声かける野郎がいるわけねえだろう」  

つくし:「・・・・・」

    「そういえば、花沢類にもナンパじゃないかって言われたんだわ」

司:   「類に会ったのか?」 

つくし:「男子学生が私に声かけるところ見てたみたいでね。そのあとすぐ花沢類に声をかけられたんだけど・・・」

司:  「俺がいないところで他の奴と会うんじゃねぇよ」

つくし: 「会うなって・・・、花沢類だよ!」 

    

司:  「類が一番危なんだよ」

    「お前、類に笑いかけられるとすぐポーッとなるじゃねぇか!」

つくし:「そそそんなことない!」 

司:  「なに、ドギマギしてんだッ」 

    「まさか、類にッ!」 

つくし:「なに、疑ってるのよ。何もあるわけないでしょう」

    「あのねぇ、そんなバカなこと考えてるから花沢類にも言われるのよ」 

司:  「何がだ?」

つくし:「今度は俺のほうが危ないかな?司に殴られそうだって言ってもん」 

司:  「俺がそう考えそうなことしてたのか」 

つくし:「怒鳴らないでよ。だから違うっていってるでしょう」  

司:  「ったく。油断も隙もねぇな」

    「牧野、俺がいないときは大学休め」

つくし:「そんなこと聞けるわけないでしょう」

    「そんなに私が信用できないの!バカッ!」 

司:  「テッ!」

    「あいつ、思い切り足踏みやがった」  

    「おい、待て!」 

    「もう見えない・・・どこ行った?」 

    「くそっ」