ある日の一コマ(司&西田編 2)
今日のお話は ある日の一コマ(つかつく編 14)からの続きです
*西田:「今日の予定です」
司: 「相変わらずびっしりだな」
西田:「昨日、突然雲隠れした方がいましたから・・・」
司: 「しょうがないだろう。突然携帯で「キャー」とかの叫び声聞いてみろ」
「誰だって心配するのが当たり前だろうがぁ」
「その後携帯に出もしないんだから」
西田:「・・・」
「つくし様以外ならほっとかれると思いますが」
司: 「そんなことはない」
「類だろ総二郎だろあきら。それに西田お前でも気にすると思うぞ」
西田:「それはありがとうございます」
司: 「信用してないような顔で頭を下げられてもうれしくねぇよ」
西田:「類様、総二郎様、あきら様にしても叫び声をあげるような状態に陥るとは思えません。むろん私もですが・・・」
司: 「相変わらず面白くねぇやつ」
西田:「無駄話はやめてそろそろ仕事に取り掛かっていただきたいものです」
司: 「お前、昨日のこと気にならねぇの?」
西田:「今日代表が出社されてるということはつくし様は無事だったということですよね?」
「聞いてほしいんですか?」
司: 「しょうがないから聞いてやるみたいな態度だな」
「聞きたくなければ、別にいい」
西田:「不満そうにそうやってそっぽ向かれると・・・」
「それでその叫び声の原因はなんだったのですか?」
司: 「聞きたいんなら最初から素直にそう言え」
西田:「別に聞きたいわけでは・・・」
司: 「何か言ったか?」
西田:「・・・いえ、別に」
司: 「俺が牧野を探しだしたらそばにあいつ等がいた」
西田: 「あいつら?」
司: 「類に総二郎にあきら」
「あいつらッ、牧野に何かあったら俺が何分で来るか遊んでたんだよ」
「携帯中の牧野を脅かして叫び声をあげさせて、携帯の電源を切ったんだと」
「ガキみてぇなことするよな」
西田: 「代表よりはましかと・・・」
「つくし様を見つけ出すまでに要した時間はどのくらいだったんですか?」
司: 「それはすぐわかった」
西田:「・・・」
「ですよね。ここ数日つくし様専用のSPを1人つけていたはず」
司: 「なんでお前が知ってるんだ」
西田: 「代表の秘書ですから」
司: 「牧野にちょっかい出す男がいるらしくって困ってるみたいだったからな」
西田: 「困るのはつくし様じゃなくて代表でしょう?」
「SPがいるなら代表があわてる必要もないと思いますが・・・」
司: 「あいつら3人がいたんだぞ!」
西田: 「あの方たちなら心配はないですよね」
司: 「俺が気に食わないんだよ」
司: 「俺が息を切らせて行ったら30分できたってニンマリ喜んでるし・・・」
「牧野はなんでわかったんだって、俺に詰め寄るし・・・」
「SPをつけてたことを総二郎にばらされて牧野の奴はすねて口も利かない」
「まだ機嫌が治ってないんだ」
西田:「そんな子犬が甘えるような目をしても私には通じません」
司: 「お前に甘えるわけねえだろうッ」
西田:「時間を調整しようと思ったのですが・・・必要ないみたいですね」
司: 「西田ッ!」
拍手コメント返礼
nonno 様
有能秘書の会話一度は書いてみたいと思っています。
どんな会話になるんでしょうね。