駿君の家族日記 12(夏休み編 6)

最近の私の妄想は自宅に戻ってからの駿君と司の会話になってます。

そろそろ道明寺家に駿君を帰宅させようかな。

この親子の会話が面白そうなんですもの♪

*

「駿~」

突然迎えに来たお母さん。

玄関で跪いて両手を広げるお母さんに飛び込んだ。

キュッキュッと抱きしめてくれて頬づりされる僕。

時々ほっぺにキスされるから照れくさくなって「やだっ」て言って目をつぶる。

そしてお母さんのいい匂いに包まれると思いっきり甘えたくなる。

「お母さん一人なの?」

いつもは後ろにちょこまかと動いてるはずの小さな物体を探す。

「みんな連れてくるとうるさいから、いい子にしてた?」

「うん」と大きく答える。

きっと一番うるさいのはお父さんだ。

僕にお母さんが抱きつくだけで時々いやそうな顔をして、お母さんに「子供に嫉妬しないの」って怒られてるんだ。

僕すごく楽しかったんだ。

毎年家族で行く旅行も楽しいけどすごくわくわくしておもしろかった。

ここでは一番僕が小さくて・・・。

おじいちゃんもおばあちゃんも進おじさんも僕が1番で・・・。

舞や翼のことを全然気にしなくて良くて・・・。

でも、少しさびしくなっていた。

「お母さん、駿がいなくてさびしくなった」

そういわれてすごくうれしくて、泣きそうになった。

僕はこれまでに体験したことをお母さんに話す。

夕食で食べた鳥皮のから揚げ。

変なことを駿に教えないでっておばあちゃんがお母さんに笑いながら言う。

おじいちゃんと進おじさんに連れられて行ったプール。

「すごいだろう、流れるんだぞ」とおじいちゃんに説明されて、うちにもあるって言えなくなったとお母さんにそっと話した。

かき氷を自分で作ったこと。

「透明なシロップってどんな味がするの?」

お母さんに聞いたらプッと吹き出すように笑いだした。

「誰に聞いたの?」

「おじいちゃん」

「駿、色のついたやつの方がおいしいに決まってるだろう」

そこで進おじさんまで大笑いだ。

それでも僕はやっぱり一度は食べてみたいと思うんだ。

お母さんが食べたかき氷。

そして、昨日行った祭りの話。

金魚すくいができなくって、一匹も取れなかったと残念がる僕。

「何回か練習すれば救えるようになるかもね」

「それじゃ、おうちに買って」

「買うって金魚すくい?」

「うん。ダメ?」

「だっておうちにおいてもね・・・」

「あれは祭りでやるから楽しいんだと思うけど」

「そしたらまた祭りに行く」

困ったような顔でお母さんが僕を見つめる。

「そんなのすぐ準備させればいいだろう」

聞えたのはお父さん声。

「司!」

お父さんは両腕に翼と舞を抱っこしてやってきた。

「こいつらがお兄ちゃんを迎えに行くって泣き出してな」

これで僕の願いはかないそうだとうれしくなった。

拍手コメント返礼

にべ様

リクエスト頂いた話も6話まできました。

あと一話で終わりかな。

夏休みに終わらせられなかったのが心残りで・・・。

参詣祈願うれしいです。

ありがとうございます。

DVDのお礼なんて~。

にべ様のご家族にも幸せでありますように。

たま様

初めまして、初書き込みありがとうございます。

西田さんのぼやき隠れファン多いんですよね(笑)

ありがとうございます。

b-moka

話を聞きつけるというより駿君から情報がF3にいっていたりして~

実はメル友だったら筒抜けで面白そうと妄想してます。

なおピン様

いえいえい、こちらこそいつものしょうもないお話に喜んでいただけてうれしいです。

オムツを持つ司よりこっちの司の方がらしさ前回ですよね♪