Happy life 7

特価でのオムツネタから発展したお話。

双子ちゃんも生まれてからの時期です。

コメントから頂いた内容から発展させてます。

ハル様ありがとうございました♪

*

「ギャーア」

突然大きく泣き出す声。

二つ並んだベビーベットの場所から聞えだす。

どっちだ?

「あっ舞だ!」

すげー

声だけでわかるんだ。

本気で感心してつくしを見た。

「流石に母親だね」

俺より先につくしを褒める類。

いいところをお前がとるな!

睨みつけてもその視線はスル~と類の体を通り過ぎてしまってる。

「舞の方が泣き方が激しいのよ。翼は「フャー」って感じだしね」

泣き方でも舞に負けてるなんて翼も情けない。

食欲も舞の方が貪欲気味だし。

「あの泣き方はオムツか?」

したり顔のあきら。

俺の方が子育ては先輩だと駿が生まれたころからあきらは妹の面倒を見てきたからと俺に自慢する。

「さすがだね」

今度はつくしがあきらを褒めた。

「俺が代えてやるよ」

闘争心丸出しで舞のベットに歩み寄る。

オムツを外して・・・

舞の下半身を丸出しにして手が止まった。

駿や翼のオムツや入浴は経験したが舞は初めてで・・・

当たり前だがアイツらとは違う形態が目の前で・・・

どうやって拭く?

いいのか触っても・・・

おしり拭きのペーパーを持って躊躇気味だ。

「司・・・顔がこわばってるぞ」

「俺が変わりにやってやろうか」

俺の横からスッと顔を出す総二郎。

「わー、ばか!見るな!舞が穢れる」

舞が見られないように自分の体で覆った。

「穢れるって、卑猥な気持ちがあるみたいに言うなッ。俺はロリコンじゃねぇぞ」

総二郎は呆れたように表情をしてるが今にも吹き出しそうに頬がヒクヒクしてる。

こいつ・・・

わざとだ。

「俺がやってもいい?」

首をねじって見上げたそこには類がいた。

「やらせるわけねぇだろう」

「どうして?」

「当たり前だろう。俺以外の男にやらせられるか」

バリア体制で警戒。

「俺は、代えたことあるけど」

なに?

思わず声の方向に体の向きを変えた。

「そうなんだよね。流石美作さん。手際がいいし慣れてるって感じで感心したもん」

「双子の妹の世話をしただけのことはある」

「俺が育てたようなものだからな」

そこ!

二人で和むなッ!

「あきらがなんでオムツ代えるんだ!」

「ちょうど来たとき牧野は翼のオムツ代えてたんだよ。だから俺が舞のを変えてやっただけ」

「お前が翼のを代えればいいだろうがぁぁぁぁぁぁぁ」

無茶を言わないってつくしに呆れた顔を向けられた。

あきらが俺より先に見たというショック。

雷に打たれたショックより心臓には悪い。

「そのうち女の子は家を出るんだからね」

そんな先の話 知るかッ。

「舞も10年もすれば好きな子の一人や二人できるぞ」

「牧野が司と知り合ったのも高校だったしな」

「自分が牧野にやってきたこと考えればな・・・」

うるせぇーーーーー。

内緒話はもっと場所を選んでするもんだろうが!って、こいつらの場合はわざと俺を煽ってる。

つくしにやってること・・・

やったこと・・・

付き合って、結婚して、子供を産ませた。

泣かせて、怒らせて、感じさせて幸せって言わせてるぞ。

大事なことは省略。

うっ・・・・

普段ならここで照れる。

が・・・

この体の熱は別なもんだ!

「舞は絶対だめだ」

「俺みたいな男を連れてきても許さねぇ」

「司みたいなやつ二人といないよな・・・」

総二郎とあきら、類が三人で頷きあう。

「そんな人を舞が連れてきたら私がヤダ!」

つくしが俺の横で真顔で完全否定した。

拍手コメント返礼

なおピン様

めちゃくちゃ面白い会話。

ありがとうございます♪

そうなんですよねこのキャラで考えると本当に単なる日常ものぞいてみたい気分にさせられます。

原作のあの終わり方も未来はどうなるって感じですものね。

偉大な神尾葉子先生に感謝。。

2次で放置と言われると私も冷や汗ものなんですが・・・

書く気力が薄れてきて書けなくなるってことは体験あるです。

ここでも滅多に更新してない天河は十年程放置でしたから(^_^;)

今、気力が途切れてないのは皆様の『プチ』のおかげです。