思い出は夢の中で 21

20の続き♪

☆のお話のはずが・・・

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本当はuPしてる予定でした。

昨日時間をかけた超大作!更新を押したら・・・つながらずUPできなかったんです。

頭の中は真っ白!

もう書けるかぁぁぁぁぁぁぁ。

まずは気持を落ち着けよう。

*

流され過ぎだ。

気持よさげに聞える規則正しい寝息。

さっきまで私を捉えて離さなかった腕。

胸に押し込められた状態で聞こえてくるのは道明寺の心臓の音。

「何も言わなくてもきっとわかると思うから・・・」

「何が?」

「道明寺を好きになるってこと」

あの言葉から失敗した。

強引な力で頬を包んで持ち上げられたまんまの私に注がれる熱い眼差しに身動きが取れなくなった。

「すげー真っ赤」

言われなくても分かる熱を帯びてくる肌。

嬉しそうに崩れる道明寺の表情に血液のまわりが急速に早まる。

「今すぐにお前の中に入りたい」

軽く耳たぶを噛んでささやく甘い声。

身体から剥がされていくのは服だけじゃなく理性までもはぎ取られていく。

重なった身体の重みに抗うことも出来ずに受け入れてしまってる。

気がつけば、ねだるように道明寺を見つめていたのはきっと私の方だ。

唇が勝手に告げようとしてる。

私も早く一つになりたいって・・・。

唇が動きかけた瞬間に塞がれた。

言葉は直ぐに熱と一緒に呑み込まれていく。

息もするのも忘れるくらいに。

唇を下からすくうようなキス。

行き場をなくした声はそこからかすかに漏れる。

チュッと濡れた音に混じる吐息。

火照った肌に感じる汗。

鼓動の音も・・・

呼吸の音も・・・

濡れる音も・・・

耳元に、胸元に、背中に体中に感じてる。

道明寺のそのすべてと交わって一つとなっていくみたいだ。

「・・・牧野」

その声はいつもより擦れてて切なげで余裕のないような声に聞えて・・・。

いつもの横暴さも横柄さも消えて私に甘えてくる道明寺が愛しくて、うれしくてこらえきれなくなる。

「どうみょう・・・じッ」

私の声も道明寺以上に余裕がない。

しがみつくように道明寺の背中にまわすしかできなくなった。

・・・で。

身体を離してうつぶせのまま頭を待ちあげた。

満足そうな顔で寝てる道明寺を横目で見ながら落ち着いた自分を取り戻して頭を抱え込む。

そのまま眠りこめそうな満足感はあるんだけど。

ここでの生活甘すぎないか!

こんなことばかりやってて大丈夫か?

こんなこと・・・

自分で想像して赤くなってどうする。

不安を取り除くために抱き合うのも必要だとは思う。

道明寺の場合は完全に楽しんじゃってることを否定できない。

この状態が続けば「もう少しここにいてもいいかな」なんてニンマリされそうだ。

ここはひとつ私が頑張る。

だからもう流されたらダメッ。

ベットの横に積み上げられた道明寺が買ってきた箱。

ひとつ・・・ふたつ・・・みっ・・・

数えるだけで顔が熱くなる。

バッ!

カラン!

全部ゴミ箱の中に捨てた。

こんなんで抑制になるのだろうか・・・・。

自信・・・ないかも。

拍手コメント返礼

b-moka

司が帰りたいって思えるような出来事が起きないといけませんよね。

どっちでもいいじゃんなんて気楽に言われたら~。

つくしちゃんキレル展開にってどうでしょう?

帰るよりそっちの方が大変だったりするかも。

ゆげ様

こんなこと数回あるんです。

脱力感を元に戻すのはなかなかで~。

つくしちゃん無駄な抵抗ですよね(笑)

御礼の一コマはコメントをいただきましたからしっかり西田サンタを取り入れさせていただきました。

女の子は男の子よりおませですからね。

オトナのウサギも数年すればわかるようになってるでしょうね。

その時はどうなるんだろう司パパの反応・・・。