思い出は夢の中で 27
おはようございます。
最近インフルエンザの脅威が少しずつ迫って来てる様な心配が～。
心配なのは子どもが貰ってこないかと言うことより休みになったらどうしようの心配。
ただ今子どもが勉強してる隙にPCの前に座ってます。
このあとはきっとどこかに連れて行け！だろうなぁ。
皆さまよい週末をお過ごし下さい。
つかつくもこの後は制服デートかな～
*道明寺の嬉しそうな、子供みたいな無邪気な笑顔に乗せられた。
鏡に映ってる私は10代に戻ってる。
まだ十分着れるじゃん。
高校生に見えるぞッ♪
喜んでいいのか？
「制服が一番かわいいかも」
道明寺が目を細めてる。
少し体を引いて、緩んだ顔の前に指で作るフレーム。
「それ褒めてない」
身体がむず痒くなって照れくさくなった。
表情を隠す様に大きくクルッと身体を回した。
勢いついて一回転。
背を向けるつもりがもとに戻って道明寺の目の前にその表情をさらしてる。
ヒィ～ヤァ～
身体のバランス悪くなってないか、言うことを聞いてくれないよ。
身体は確かに10代の頃の切れはないかもしれない。
まだ十分若いつーの。
「それでデートな」
摑まれた腕。
その力は言葉のような強引さはなくて優しく暖かく私を掴む。
照れくさそうに笑った道明寺がやけにかわいく見えた。
「知り合いに会ったら恥ずかしいよ」
わずかに手を自分の方に引いていた。
「知り合いって言っても牧野を見たら高校生の方のお前だと思われるだけだろう」
それでも道明寺の歩みが止まる訳はなくマンションから外に出てしまってる。
時間は土曜日の11時過ぎ。
行きかう人もいつもよりカップルが多いみたいだ。
別に注目されてるわけじゃないのに週末に制服って浮いてると恥ずかしくなる
どうせならかわいい洋服でおしゃれして道明寺と腕を組んで歩く方がうれしいのに。
「道明寺が見られたら困らない？」
気持ちを押し込んで恨めしく道明寺を見上げた。
「俺は十代の頃の俺より成長してるぞ」
「大人になってますますモテてる危険性はある。高校のガキと比べんなよな」
それ冗談になってない。
道明寺にそっくりで女性を引きつける色気は確かに増大してるとバイトの人気が証明してるんだからッ。
その余裕の表情はいつもの俺様的傲慢さに思えてきた。
嫉妬じゃないからねッ。
「なに頬を膨らせてるんだ」
道明寺の親指と人差し指が両頬を挟む。
プッと小さく漏れる息が音を鳴らした。
「ガキだな」
ケラケラと笑う声。
「もっ」
上にあげて振り下ろした腕を道明寺がするりと体を斜めに向けてよける。
「当たらねぇよ」
後ろ向きに早めて歩く脚。
追いかける私も冗談ぽく「マテ」とか「バカ」とか声を出す。
数秒？数十秒後のあとに足を止めた道明寺の腕が私の首にマフラーみたいに巻きついてきた。
「お前に追いかけられるのも悪くない」
上からゆっくりと目の前せまる道明寺の顔。
目を閉じたすぐあとで触れる唇。
「どこに行く？」
すぐに離れた軽めのキス。
「行きたいところいっぱいあるんだけどね」
「動物園とかペットショップとか・・・」
「お前わざと俺の苦手なもの挙げてねぇか？」
嫌だという様に道明寺の顔が歪む。
「映画館とか、遊園地とかどうだ？」
「道明寺もありきたりの事しか浮かばないんだ」
「昔、庶民デートとか言ってたのお前だろうが」
拗ねたように今度は道明寺が口をとがらせる。
「道明寺と一緒ならどこでもいいんだけどね」
道明寺の鼻先に顔を近づけてつぶやいた。
えっ・・・
何だ？
突然身体の横側を押される。
人波が押しかけて道明寺との距離が遠ざかる。
「牧野ッ」
道明寺の声も周りの騒音にかき消されていく。
延ばした腕もそのまま人ごみに飲まれて消えた。
何かのイベント？
急げとか押すなとかの声。
しばらくは流れを止めずに乗るのが得策だ。
道明寺とはぐれてもマンションに一度帰ればいい。
そしたら制服から普通の服に着替えてもう一度デートのやり直しなんてことを私は考えていた。
離れ離れの2人が出会うのはだれ？
１・過去のつかつくがいいと思う方は こちらをプチッとお願いします。
２・Ｆ3が面白いかなと思った方はこちらをポコッとお願いします。
久しぶりですプチの数でお話の続きを決めるの♪
ご参加お待ちしてます。
拍手コメント返礼
ひつじ様
両方プチッの方が多いような結果が・・・
どうしましょうーーーーー。
b-moka様
プチありがとうございます。
コメントを残した貰った方の結果は両方が多いんです(>_<)
どっちだーーーー。
やっぱり二つをつなげて？
ムムム無理。
Gods&Death様
今日の二つのお話はどっちも「グフ」となりながらUPしました。
こんな単純明快なお話だと楽なんですけど。
息子さんの結婚式おめでとうございます。
お疲れ様でした。
