ソラノカナタ 26

ライト級バトル対決!

パンチ力はミドル級くらいありそうです。

相手は王子だぞ~

「だからなんだ、俺も似たようなもんだろう」← 言ってそう

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「ゆっくり、説明してる時間あるのかな?」

遠慮がちに俺を見ていた視線はチラリと斜め45度に動く。

その視線をたどりながら首を動かす俺。

こいつがいたんだった。

ただ今最大重要人物の某国の王子。

仕事がらみから牧野がらみに重点が移ったのは何の因縁?何が原因?

きょときょと視線に落ち着き失くしてるお前だっ!

原因が無意識に人に好かれる牧野にあるってことだけははっきりしてる。

道明寺のTOPの悩みにしては小さすぎないか?

「あっ、こちらアル・・・じゃなかった。アレックス王子」

紹介されなくても知ってるよ。

それよりアルって言って、軽く親密に名前を呼んでなかったか?

いまだに俺は牧野から司って呼ばれてねぇ。

アル‥アル‥って

くだけて呼べる深い仲?くさいなか?

どっちでもいいっ。

ありえねぇだろう。

王子だぞ!?

何時の間にそんな仲になった?

気に入らねぇッ。

何にも動じないって落ち着いた雰囲気でこたつの中に足を入れてる白人。

俺もまだこたつは未経験。

タマの部屋で見たことがあるってだけの記憶の代物。

「あっ、入る?」

牧野が自分の横のこたつ布団めくって開けた。

「ここに足入れるの」って、それくらい分かる。

子供に教えるみたいに説明するなツーの。

それでも何気なく牧野が俺に見せる親しみは離れた距離を埋めていく。

牧野と触れ合う肩。

布団の中で隠れた膝は牧野の柔らかな弾力に触れる。

脚?太ももか?

牧野は気がついてるのか?いないのか?嫌がらねぇ。

足先はコツンと固めのモノに当たる。

こっちは男の筋肉質の感触。

これ以上来るな。

牧野に触れられてたまるかッ。

牧野が知らないところで戦ってる。

って・・・何やってんだか。

「彼女を泣かせるなんて最低だな」

低い落ち着いた声。

厭味ったらしく俺に向けて発せられた声。

少し上がった口角は不敵に笑ってる。

「あーッ」

ムッと不愉快の色を乗せて王子を刺す視線を送る俺。

「アッ!」

その俺の横で今思い出したッ!ってみたいな声を牧野が上げた。

すっぽりと体をこたつの布団で覆って猫背気味に背中を丸めた牧野。

そのまま上目使いでじろりと俺い視線を送ってる。

「だからッ!何でもないって!」

俺は牧野に体の向きを変える。

「逃げられなくなったらよく使う男の言い訳だよな?」

王子はわざと牧野を煽ってないか?

牧野を落ち込ませた原因が分かってる様な王子の口振り。

「だからって、何?」

牧野がそれに乗っかった。

「だから、何もやってないってことだ」

「私を一人残して朝まで帰ってこなかったし・・・」

「あれは眠らされていただけだッ」

「女の人と一緒にいて、乱れたまんまの服で飛び出してきたよね」

「それは牧野の傍に、部屋に早く戻るつもりだったからだろッ!」

話すたびにとげとげしくなる声。

言い訳してる俺にも、俺に言い訳させてる牧野にもイラついてる。

俺を信じろよ。

「おねぇちゃん・・・道明寺さんに浮気されたの?」

返事の代わりに左右から同時に俺と牧野から投げられたみかんは、二つポンと進の頭に当たってぽとりと畳の上に転がった。

「俺より、お前の方が怪しんじゃねぇの?」

「それ、なにッ」

こたつから抜け出して立ち上がって睨みあう

「俺といるよりこいつといる時間の方がこの数日は長いだろうがッ」

いまだにのんびりとくつろいだままの男を指で指す。

「こいつって・・・王子さまでしょう!」

「王子でも男は男だろッ」

鼻先が触れるほどに近づいてるのに見詰め合った視線はぶつかって火花を散らす。

俺が求めたものじゃない。

つーか、どこでこうなる?

もう収拾不能

お前のその無邪気さがどうしようもなく俺を不愉快にさせてる。

「確かに僕は女じゃないし、つくしの事は気に入ってるよ」

俺と牧野の間に割り込む様にクスッと余裕に笑ってる嫌味な奴。

「それに、今回は僕はつくしの恋人の設定で実家にあいさつに来た彼氏だしね」

それ、聞いてねぇぞッ!

こいつの胸倉つかんで締め上げたい感情を取引相手って念を押された西田の顔で押しとどめてる。

どのくらいの効果があるかは俺も保証しない。

「僕の来日は極秘だから身分を隠す必要があったってことはお忘れなく」

俺を試してるような表情は西田よりおふくろに近い威圧。

こいつもただの男じゃない。

俺は負けねぇけどな。

「王子がいる間は俺は牧野から離れねぇからな」

「えーーーっ!」

卒倒しそうな牧野が俺の横で出来上がってた。

拍手コメント返礼

じゅ*様

バトル対決!

やったらダメなんですけどね(>_<)

こうならなきゃ司じゃないし・・・

言われて思い出すつくしってありそうですよね。

頭の隅ではしっかり根を生やして悩んでそうですが・・・

邪魔な雑草はしっかり根を残さないように司にぬいてもらわないと後まで大変だぞ~。

Gods&Death様

司君いっぱい応援してもらっちゃってますね♪

それにどうこたえよう・・・。

うちの旦那は九州に住んでますが、九州男児ポイところは全くありません。

生まれが神奈川だからかな?

ひつじ様

今回は類の役目を王子が変わってやっていますけどここにF3が加わったら・・・

ますますややこしくなるのは間違いなく・・・(>_<)

『花沢司』花男ファンならすぐに反応しそうですね。

今度命名するときにそんな名前を付けたら面白そう♪

nan***様

お荷物2つ♪

言われたら「荷物じゃねぇ!」叫んでいますよね俺様が。

つくしちゃん御気の毒♪ ← 心にもないことを言ってしまった。(^_^;)

なおピン様

とんでもない三角関係♪

ここからどう料理する~ッテ感じです。

>私はどんなに横暴でも我儘でも俺様でも・・・やっぱり司が好きなんですよね。ひー様も、そうじゃありません?!!

そうです。そんな司を愛しちゃってます。

ゆげ様

司VSアル王子♪

2人とも気がつくところには気がついて♪

そして絡まっていくパターン。

さりげないやり取りをツボって言ってもらえてうれしいなぁ♪