FIGHT!! 27

いつもランキングの参加ありがとうございます。

昨日すごいことに気が付きました。

FC2ランキングの週間OUTの数が10000を超えていました。

月間INの数が10000を超える数なのでどれだけ多いかわかると思います。

ランキングから飛んで来てもらってる方も多いのだなと改めて思いました。

これも執筆の原動力!

感謝!

キリ番ゲット御礼

2910000 tsun様でした。

ありがとうございます♪

宝くじは買ったんですか?

5億円は300円に消えた我が家。

リクエストもありがとうございました。

司君の妄想に激怒のつくし!設定は結婚前?後?どちらで?

*

お食事会・・・。

思い出すのも気が重い。

私が道明寺だとみんなが気が付かなかったのは私のせいじゃないと思いたい。

共働きだといったのが悪かったのか・・・。

着ていた地味なビジネススーツが悪かったのか・・・。

みんな上品な1点物のブランドの洋服だったものなぁ。

私にしたら上等な部類に入るスーツだったんだけどね。

「仕事で、途中で帰ったのであまり話せなくって・・・」

あの場に最後までいても仲良くなれる確率は低いって思える。

あの後のことは和也君に尋ねればいい。

そういえば今日は和也君の姿は見当たらなかった。

仕事だろうか?

いないと寂しいと気になるのは今のところ話ができるのは和也君だけだってことだから!

特別な意味はないと、そばにいない司に向かって叫んでる。

和也って名前を出すだけで鋭く目つきが変わるのはどうにかしてほしい。

「今度、お食事会の時は一緒に行きましょうね」

期待する視線でにっこりと阿賀野さんが微笑む。

「ですね・・・」

生返事で必死に笑みを作った。

お食事会の招待状が私のもとにまた届くのだろうか?

そんな不安もある。

しーらーと仲間外れにする手練れは高校の頃に経験済みだ。

ラフな格好で大丈夫と招待されたパーティー会場は華やかなドレスをまとった正式なパーティーだった。

いまならそんな悪戯にはまることはないだろうけど。

あの食事会の雰囲気は、あの頃と変わらない陰湿さを思い起こさせる。

好きになれないんだよね。

マナーモードの携帯から伝わる振動。

「すいません」

断って、出る携帯。

「いま、どこだ?」

「どこって?」

「駿は帰ってきてるのにお前はいないから、連絡した」

「どこって、英徳の近くだけど?」

「そんなことは分かってる。何してんだって聞いてるんだ」

GPS機能付きの携帯。

私の居場所を把握してる司、きっとこの近くまで来てるんじゃないだろうか?

「英徳で仲良くなった阿賀野さんの家でお茶をごちそうになって、もう帰るから!」

ここまで司に迎えに来られたら困る!

って・・・何を困る?

司の声に落着けなくなってる。

「すいません、帰ります」

席を慌てて立って阿賀野さんの家の玄関を出た。

そういえば阿賀野さんの息子は帰ってきてないけどいいのか?

そんなことを考えながら小走りで歩道を歩く。

大通りまで出てタクシーを探そうとキョロキョロしてるときに音も立てずに路肩に止まる黒塗りの高級車。

やっぱり、近くまで来てたか・・・。

「どうだった?」

車のウインドウが半分開いて直に聞こえる低めの心地よい声。

「駿はかわいかったけどね」

運転手が下りてきて開いた後部席のドア。

身体を奥にずらした司の横に乗り込んだ。

「もしかして、心配だったとか?」

「泣かされて泣くようなタマじゃねェだろう」

ちらりと視線を投げた横顔は憎たらしいくらいにすらりとした鼻筋を強調して整ってる。

「道明寺と知ってお前に何かするっていったら、アホかバカだ」

アホもバカも同意語だ。

せいぜい裏で何か言われるのはしょうがないって思うしかない。

「あっ、道明寺って言っても特別で見ない人に会った」

「道明寺のこと知らない人を初めて英徳で見たんだけど」

司は、なんだ?っていうより疑ってるみたいな嫌みな視線で不敵に浮かぶ笑み。

「相変わらず簡単に人を信用するよな」

「仲良くなって、そいつの家に行ったってことか」

「絶対悪い人じゃないもん。どちらかっていうと世間ずれしてる感じかな」

「お前にしたら俺も類も総二郎もあきらもその世間ずれの分類に入るんだろうがぁ」

「一番ずれてるのは司だと思うけど」

「俺もずいぶんお前に鍛えられたと思うけどな」

身体をひねって、にやりと笑った顔はそのまま私の鼻先に迫る。

「トイレットペーパーを抱えてうろうろしてるやつに、運転手つきの車が迎えに来るって、お前くらいのものだろうな」

「どうせなら買い物してたスーパーに迎えに行ってもよかったんだけど」

スーパーで買い物って・・・

1時間前の出来事。

「いつから居たのよ!」

「ストーカーのようなまねを俺にさせるなッ」

司の腕が私の身体に巻きついて、完璧にくるまれてしまってた。

この後は、秘書西田の坊ちゃん観察日記 36(FIGHT!! 27番外編)でもお楽しみください

拍手コメント返礼

haru*****様

大人になったのかどうなのか・・・

ストーカーだし(笑)

でも見てるだけで我慢できるようになったのは大人になったのかな~。

つくしちゃんに合うママ友は必要だと私も思ってます。

b-moka

司の行動にはつくし限定と注意書きが表示されてるものがいくつあるのでしょうか?

それを数えるのも楽しそうですよね。

お人よしのつくしちゃん♪

いつまでもそのままで~。

でも女性って子供を産むたびに強くなるんですよね。

tsun様

高級車で妻をストーカー♪

確かに暇だわ(笑)

毎日のことだったらさすがの西田さんも面倒を見きれなくなりそう。

結婚前ですね。( ..)φメモメモ。

なおピン様

熱く語ってますね♪

見たいなぁ私も。

ネットで探してみよう。

最高の笑顔と表情が見てみたいす。

司のつくしだけに見せる行動力好きなんですよね。

一途なかわいさはツボです。