思い出は虹色に輝く5

4からのお話の展開は?

甘々のままでを希望(オトナナ司君)VS ドS倶楽部発動希望(事件勃発)

軍配はドS倶楽部発動に♪

なぜにあきら&葵とは違って蛇の生ころがしが多くなるのか・・・。

哀れだ~。

「思ってねェだろうっ」 by 司。

確かに(^_^;)

私だけじゃないですから~~~~~~。

*

見つめあったまま数時間が経過した。

そんな気分。

この場にいたたまれない感覚は私だけを包み込んでいく。

構内からラウンジに移動したF4+私。

『邪魔なのよ』的な視線と時々ぶつかるがそれにはもう慣れた。

そして私の存在を無視するように恍惚の表情は4人に注がれていく。

一人いても十分すぎるのに4人もそろうと歩くたびに女性の視線が増え続けるのは避けられそうもない。

華やいだオーラーは真夏の太陽のエネルギーにも匹敵している。

照りつけた日の光は肌をチリチリと焼く。

気が付いたときは真っ赤になって痛みだけを残す。

かなうことない、夢を見るだけの憧れる思い。

熱い視線を送るこの中の女性にどれだけ本気でF4を思っている人がいるのだろう。

行動が起こせずにただ見ているだけの高嶺の花。

そんな女性が大半で、道明寺が私を先に好きにならなければ、きっと私もその中の一人で終わっていたのかもしれない。

あっ・・・

その前に私は道明寺を好きになったのかな?

私が好きだったのは花沢類だったんだから。

道明寺と付き合ってみなければあいつの良さは、分からないままで・・・

苦労知らずの我儘お坊ちゃんの印象のまま、F4との接点もなく私の一生は終わった気がする。

それはそれで無難な一生を送れそうだけど。

それでもきっと何処かで二人は出会っているはず。

自問自答の答えはやっぱり道明寺と私をつなぎ合わせてる。

「まき・の・・・・牧野ッ」

「えっ?・・・あっ」

何度も呼びかけてくれていたみたいな花沢類。

「ぼっ~と、していんじゃねェよ」

私の横で頬杖を付いてふて腐れ気味の道明寺。

「これからの予定は?」

「聞くなッ」

私に問いかけてきた美作さんの声に横から道明寺が勝手に口を出す。

「司には聞いてねェ」

なッ♪って、軽く流した美作さんが私に注ぐ穏やかな視線。

ニコリと笑った表情も女性からしたら悪い気がしない。

女ったらしは伊達じゃない。

じろりと痛い視線が横から突き刺さる。

あわてて姿勢を正す様に背中を伸ばした。

私は視線をどこにやればいいのよっ!

目の前にはイケメン3人組。

どこを見ても横からの鋭い視線は緩みそうもない。

「牧野元気だった?」

「元気って、昨日も会ったけど」

花沢類の穏やかな声に笑いながら機嫌のいい声が自然に飛び出す。

「俺は2日ぶりかな」

道明寺の不満そうな表情の上に乗っかるような西門さんの声。

「俺は今朝会ったよな?」

ベッドの中じゃないのが残念て・・・

やばいことを付け足すなッ!

ピキッてこめかみが切れそうな道明寺。

点火まで10秒を切っている。

3人とも道明寺で遊びだしている。

道明寺にハラハラしているのはきっと私だけ。

「レポートの提出期限は迫っているから忙しんだけどね」

話題を変えるつもりで呟く。

「司、振られたな」

どうして道明寺を刺激する方向に行くのッ。

まだ振ってないツーか、振り払えてないんだからッ。

恨めしく西門さんに注いだ視線は無視された。

ガタン!!!

道明寺が立ち上がった拍子にたおれた椅子が派手な音をたてる。

一瞬驚いた西門さんの表情はすぐに落ち着いた表情に変わってる。

道明寺の腕は私の片腕を掴んで椅子から私を引き離すように動いてた。

「お前らに付き合っている暇はない」

「牧野に付き合う暇はあるのに?」

楽しそうな西門さんの声。

「お前らだってデートを優先することあるだろうがぁ」

「今は相手がいないんだよね」

美作さんの声に「いいのか!」って感じの威圧的表情を浮かべて道明寺は鼻で笑う。

す~と息を吸い込んだ道明寺が大きく口を開いた。

「総二郎とあきらが今日のデート相手を募集する!」

ラウンジ内に響く声。

それはどこまでもはっきりと聞き取りやすくラウンジの隅々まで響き渡る。

一瞬ですべての音がなくなって道明寺の声だけがあたりを包み込んでいく。

静まり返るラウンジ。

私たちの周りに集中放火で注がれる視線。

「キャー、ウソッ!」

ざわつきだすラウンジ。

黄色い声が渦巻きを作っている。

ハイって、上がった手につられるように数えきれない腕が周りから上がる。

流石の人気だ・・・。

感心している場合じゃない。

カタッと一人が足を踏み出したのを合図に迫る女性集団。

つぶされるッ。

無事でいられるのか!

「コイっ」

その波をかき分けるように道明寺が力強く私の腕を取る。

「司ッ覚えてろ」

女性たち達に囲まれた西門さんと美作さんが珍しくしまったって慌ててる。

「覚えてられるかッ」

騒ぎをちらっと振り返って確認した道明寺は、二ンマリと私の横で笑いを浮かべていた。

拍手コメント返礼

なおピン様

『嵐』の文字になぜか反応してしまう私。(笑)

>こうやって司がF2に仕返しするというかやり返すのも、なんか非常に珍しいような!いつもはいじられる方の司のようだけど。

過去に未来のつかつくに会った違いってどうやって出そうか?

これが今回のテーマです。

どうしよう~って考えながら書いております。

違ったな♪

ってところを探しながら読んで楽しんでもらえるとうれしいな♪

b-moka

こちらはドS倶楽部発動♪

最初は司の仕返し。これがどう転ぶんでしょうね。

飴と鞭の使い分け~~~~~。

私相当意地悪くなってるきが・・・(^_^;)

気のせいだと思います。

ひつじ様

賢くなってますね♪

おバカな司君も好きなんですけど~~~~~~。