はぴまり (結婚前夜)

はぴまりの特別コラボ企画ということで必要もない結婚情報誌ゼクシィーを買いました。

結婚準備半年前からの打ち合わせ内容のサポートブック

8ページほどの北斗と千和が楽しめましたが思ったより短すぎッ!

私の楽しみ感は消沈したのが本音です。

その反動を二次へ!

という意気込みで書き上げました。

はぴまりPVの第3弾が公開されてます。

このPVは最終巻になるはずの3月号掲載のところまで挿入されてました。

アニメが見たい~~~。

ドラマになったら絶対見るのになぁ。

ならないかな・・・。

『はぴまり』の第2弾PV映像が公開されました。

*

結婚式が決まっても二人の日常は以前のまんまで離婚の前と変わりなし。

一緒に暮らしてるし・・・

北斗は仕事で忙しい毎日だ。

そして結婚式1か月前。

「なに 書いてんだ?」

テーブルで結婚式場から渡された質問形式の紙に書き込んでいる私を北斗が覗いてきた。

「司会者さんに出すプロフィールシート」

「えーと プロポーズの場所・・・言葉は? ・・・」

これって一度め?二度目?どっちだ?

2度目は・・・

実家の布団の上でなにした後の裸のまま「結婚してくれ」だけど・・・

一度目は・・・

「・・・会社の社長室で半ば上司命令的に・・・だね・・・」

どちもまともに書けそうもない。

「えーと」

「じゃあ、結婚を決意したきっかけは?」

気を取り直して次の文章を読み上げた。

「この結婚をしないと社長をやめさせるって言われた」

「うっ・・・」

しらける感情は結婚式の楽しみから遠く離れてくる。

「なによー  ぜんぜんロマンチックじゃないじゃーん」

頭を抱え込んで泣きたくなる。

「正直に書かない方がいいんじゃなか。俺らの場合」

なんとなく北斗も落ち込んでる。

そんな北斗を見ると落ち込めないって気になってくる。

「あ、じゃあ この質問!」

これなら私の喜びそうなことを言ってくれそうな気がする。

「新婦の好きなところ は?」

「アホなところ?」

真面目な顔でバカ正直に北斗がつぶやく

ムカつく。

そこだけ正直に書けるかッ!

数日後メールで司会者さんからの返信が届く。

「見て見てー司会者さんから!」

「あーんな愛のない北斗の言葉もそれらしくなってる」

「さすがプロって感じ」

同じ会社の社長と社員の関係は知り合うまで知らなかった偶然。

祖父が新婦を見初めて孫に紹介。

ひとめぼれした出会い。

「なんかこれだけ読むと・・・」

「私たち 運命の赤い糸で結ばれたカップルみたいっていうか」

司会者さんの原稿がそのまま私たちの出会いから結婚までに重なってうれしくなる。

原稿を黙って読んでる北斗は私に背中を向けたままで表情が読めない。

一人で舞がってしまってる。

「まあ 俺はあった瞬間から こいつ めんどうだけど嫌いじゃない」

「一緒にいても悪くない くらいには思っていたから」

北斗の低めの落ち着きのある声。

背を向けたままの北斗の背中。

それでも私を思っていてくれる温かい熱は感じられる。

「赤い糸っちゃ 赤い糸かもな」

「えええーーーっ」

「そんな風に思ってくれてたなら もっと早く言ってよーーーーっっ」

私の抗議の声を無視した北斗の背中が意地悪く笑ってる気がした。

明日はいよいよ結婚式。

お父さんへの手紙を書きあげてほっとする。

案外これが一番疲れたかも。

お父さんの借金のおかげで北斗と結婚できたようなもの?

「これ読んだら お父さんも会場も号泣きだよね」

そう思いながら私がウルッとしてる。

ピロリンと携帯にメール受信。

「ん?朝比奈さん・・・?」

「えっ?明日は何時まで入ればギリギリ間に合うかってー!?」

そしてまたメール

「えっー 吉岡さんまで!?」

「なんなのよ みんなー」

普通結婚式に呼ばれたら休みとるでしょっ。

あの人達、仕事入れてる?

人が二度目それも同じ相手とか思ってないでしょうね。

結婚式を挙げるのは初めてなんだからねッ!

やることはやったけど落ち着かない。

何か忘れてるとか・・・。

明日はこれで本当に大丈夫?

北斗の帰ってない部屋で落ち着かない。

ガチャ

開いた玄関。

「おかえり 北斗ーーーーっっ」

リビングに入った北斗に不安が吹き飛んだ勢いで飛びついていた。

「うわ なんだよ いきなり!!」

「何かあったのか? 問題でも」

「ないんだけど 緊張して落ち着かなくて~~」

「アホか いい加減腹をくくれ」

大丈夫とか、落ち着けって抱きしめてくれるだけでいいと甘えたい相手はいじわるな言葉で背を向ける。

いじわるっ。

目の前のテーブルに置かれてた箱。

小さなケーキの入った箱に見えた。

「どうしたの これ?」

「前祝」

箱を見つめる私の横で北斗が優しく微笑む。

「まあ 明日はきっとドタバタするだろうから 結婚式イブってことで」

きっと私の落ち着かない気持ちなんて北斗にはバレバレで・・・。

いじわるなくせにやさしくて・・・。

ケーキよりイブって言葉が心を温かく包み込む。

「北斗・・・」

なんだか結婚準備を通してほことと近くなった気がする。

明日が楽しみだな。

「明日ドレスが入らなくても知ねェけど」

ケーキを食べてる私に北斗がわざとらしくつぶやいた。

やっぱり北斗って!意地悪ッ!

最終回もいよいよです!

きっと結婚式につながるんだろうなと予想。

拍手コメント返礼

なおピン様

そろそろ梅雨ですね。

宮崎はそろそろなんですけど週末から天気が崩れそうです。

元気のもとは大事ですよ。

あははは、ぜひ読んでください。

私は最初レンタルで借りてそのままはまって、当時確か4巻をまとめて買って、それでも待ちきれず

連載中のプチコミを購入するようになりました。

プチコミ連載中の漫画、どれも面白いですよ。

ゆげ様

結婚式で司会者がしゃべるなれ初めに吹き出す出席者いそうな気がするんですが・・・

つかつくだとどうなるんだろう・・・

ぜったいF3と西田さんは吹き出してそうですけど。

『プライベート・プリンス』も楽しいお話ですよ♪

ハッピーで終わるお話は好きです。