思い出は虹色に輝く9

「夜まで待てそうもねぇ」と思っちゃってる司君をずいぶん待たせております(^_^;)

そろそろ・・・

う~ん ッ  どうだろう

*

人肌の温もりが胸の中に溶け込む。

黙ったままで・・・

されるがままで・・・

腕の中に縫いとめられたように抱きしめたまま動かない。

大人しすぎる牧野に不安になった。

抱きしめていた腕を緩めた途端、ガクンと膝を折る牧野。

その両肩を慌てて俺の手のひらが掴んで支える。

「おい! 大丈夫か?」

「待てないって言うから・・・」

「ここで押し倒されるのかと思った」

俺を見上げる牧野の顔は耳まで真っ赤に茹であがってしまってる。

嫌ならすげー抵抗すんじゃないのかよ?

お前しか言わない俺へのバカとかアホの暴言。

ばたつく手足。

ついでに繰り出されるキックかパンチ。

これでいつも雰囲気が崩される。

今回に限って違う反応するなッーの。

調子が狂う。

これじゃ素直な牧野より乱暴な牧野を期待して抱きしめたって思えるぞ。

断じて違う!!!

「焦った・・・」

目の前で牧野が安心したように息をつく。

外で押し倒すほど野蛮じゃねェぞ。

「変なこと考えるなッ」

「変なこと考えてたのは道明寺!」

俺にけんか腰の牧野復活。

「好きな女を抱きしめて何が悪い」

「見られたら恥ずかしいでしょう」

キョロッと周りに視線を移しても俺たち以外誰もいない静かすぎる公園。

カサッと靴で踏まれた落ち葉が音をたてた。

「だから木の陰にいるんだろうが、誰もいねェし、誰にもみられねぇよ」

「こんなところに連れ込んで抱きしめるから危機感を感じたんでしょう!!」

「驚き過ぎると動けなくなるってほんとだわ」

「猛獣に餌にされそうなウサギ。

蛇に睨まれたカエルの心境ってこれだわ、きっと」

ぶつぶつとつぶやいて、膨れた頬が俺に向けられた。

俺は猛獣に蛇かっ!

まだ食ってねぇだろうがぁーーーーーーぁ

こいつのこの挑発的な反応にノセラレタラ・・・。

お預け状態になるのが現実的だ。

ここは落着け!

まずはここから2人になれる場所に移動。

いきなり「帰る」じゃ、素直についてきそうもねェし。

「なぁ・・・」

「なにっ!」

「腹減らねェ?」

牧野の気分を変えるのはこれが一番。

「さっきお茶したじゃん」

「食事じゃねェだろう」

「行くぞ」

腕を取りたい本音を隠して背中を牧野に向けて早足で歩きだす。

「待って」

やっぱりついてきた。

早足で歩いてきた牧野が俺の横に並ぶ。

俺の一歩に牧野が二歩、脚を動かす。

牧野の必死さに喜んでる俺。

ガキだッ。

「たくっ 面倒だよな」

不機嫌そうに言った唇は端はどうにも力が要らない。

そのまま抱き寄せた牧野の肩。

緊張気味にキュッと力の入った筋肉は歩くたびに俺の隣で柔らかい感触を増してくる。

「外を二人で歩くの久しぶりだね」

俺を見上げた牧野が甘く微笑む。

「朝まで一緒ってあり?」

俺にしては譲歩した声。

この俺が命令じゃなく同意を求めるただ一人の奴。

ドクンとした心臓が今にも口から飛びでそう。

一度目より二度目の方がドキドキしてるてばれてねェよな。

間を開けすぎるとタイミングが難しいって思えるのは経験のなさか。

仕事じゃどんな強気でも攻められるのに牧野の反応を意識してる。

「一つレポートを仕上げたらね」

照れくさそうに笑った牧野を見て幸せだと思う。

この幸せを存分に享受する時まで、牧野の好きにさせようって楽しめる余裕も生まれる。

レポートって・・・

徹夜じゃねェよな?

甘々かナマころがしかのアンケート結果は生ころがしだったんですよね・・・。(^_^;)

司君かわいそうだよ~

この後どうします?

まだ聞くか!

だって今回は9票差だったんですもの(/_;)

このあとは・・・お待ちかねの☆に!

それとも!S発動を希望!相変わらずの蛇の生転がし?

さあどっちでショー!

拍手コメント返礼

Gods&Death様

☆~♪

160のプチが付いてましたよ。多いな♪

ゆげ様

司に学習能力!

つくしに関してだけだったりして(^_^;)

>焦っちゃって、つくしちゃんを怒らせたり、呆れさせたりする司が見たいです。

私も見たい♪

そう言えば山Pと真央ちゃんビールの宣伝やってましたね。

北斗・・・山Pでイケる?って思っちゃいました。

これは浮気じゃないから~~~~~。

なおピン様

おはようございます。こんなやり取りが一番楽しですよね。

もっと動いてるつかつくで見たいと思う瞬間でるんですよね。

昨日は私の夢の中で動いてましたけど(笑)

司の財力と能力があれば某事務を買収出来るんじゃないでしょうか?

司なら一睨みですぐに噂を鎮静化してくれそう。