不機嫌なFACE 20

ファイナルのTBS前夜祭では、司がA****のグループに時々参加してる設定でした。

なつかしいな。

「司に似てるから好きなんだよね」

「俺の方がオーラがあるぞ」

なんて会話をつかつくから聞きたいような気もします(^_^;)。

さて今日は二つ目のお話をUPします♪

お見逃しなく!

「ご主人にはいろいろお世話になってます」

にっこりと微笑を浮かべる女性。

自分がどの角度からみられるのが一番きれいなのかわかってるように角度を作る。

真正面であいさつしない狡さ。

そんな芸当は私にはない。

やっても意味がないのも分かってる。

それより世話って何よッ!

私の横の不機嫌な顔はそのまま女性を無視してる。

気まずさからの無視じゃなく、うざいって表情。

どけブス!

消えろ!

そんな発言は困る。

一応はCMの主役の相手。

平和にこの場を収めた方がいい。

私も道明寺司の妻の役目を心得ている。

チラリと視線を動かして見つめあったのは西田さん。

お願いしますと確実に言ってる視線とぶつかった。

「今度お食事をご一緒にとお願いしたんですけど、奥様は許してくださいますよね」

整った顔立ちに浮かぶ満面の笑み。

「連絡待ってますから」

私の目の前で司の手のひらに小さく折った細めの紙を差し込むように彼女は握らせて立ち去った。

自信たっぷりの表情は負けませんからと挑戦状をたたきつけられた気分。

その紙を開きもせずに司は指ではじいて床に捨てた。

捨てるなら最初から受け取らないでよッ!

「したの!?」

司を責める声がこわばる笑みの中から飛び出た。

この場を穏便になんてことは完全に忘れてしまってる。

「知らねェよ」

「知らないって・・・」

「お前に気をとられている間に約束させられたようなものだ、責任取れ」

責任てっ・・・

私が司の代わりに食事に行って収まるものではない。

司が私に望む責任なんて大体が自分に都合のいいことばかり。

束縛!拘束!拉致!

どれだろう・・・。

顔を赤らめて考え込んでる余裕はない。

「行けば」

「あっ!本気で言ってるのか!」

「約束したんでしょ」

私より司の方が十分な浮気だ。

責任をとるなら自分だろッ!

今日の昼間のムカムカが再発してきた。

「仕事相手は大事にしなきゃね」

にっこりと笑って司の傍から離れた。

「あの・・・代表、携帯番号が書いてありますけど・・・」

司の捨てた紙を拾い上げて司に見せたのは高野さん。

「お前が代わりに付き合え」

「いいんですか!」

イラついた司の声に相反するうれしげな高野さんの声。

それもどうかと思うけど・・・。

数メートル先での光景が気になるのに気にしないふりで背中に神経を集中させている。

「行かないで」

私が言えばうまく収まるって分かってるのに素直じゃない自分が恨めしい。

ムカつきを抑えるようにテーブルの上から料理を皿にとってフォークで口の中に押し込む。

勢いで食べるのは久しぶりだ。

グフォッ!!!

詰め込み過ぎた。

「大丈夫?」

私の目の前に差し出される液体の注がれたグラス。

「すいません。ありがとうございます」

詰まらせた喉に一気に液体を流し込む。

「ぐふっ!!!」

私にグラスを差し出してくれた相手を見て、私はもう一度喉を詰まらせそうになった。

拍手コメント返礼

なおピン様

メモを受け取るなよ~~~~~

私も叫んでしまいました。 ← 自分で書いてて?

総ちゃんとあきらならピンときて彼女の前で受け取るようなヘマはしないでしょうけどね。

司ならなんだ?って安易な行動しそうじゃないですか?

中身を確かめずに捨てるのもらしいかと(^_^;)

そのメモが何か気が付くつくしちゃんんの嫉妬を煽る構図の出来上がりですよ♪

この続きは♪

気になりますよね?

最初はグラスを差し出した相手まで登場させようと思ったんですが、どうするか悩んじゃったんです。

素直に司のそっくりさん登場させるかどうかそれとも別人とかもアリかなぁなんてね。

どっちが面白いとおもいます?

なおピン様のご希望はやっぱりあの方ですよね?