不機嫌なFACE 25

気がついたらカウンターが390万を超えてました。

400万ヒットが目の前です。

3周年を迎える前に到達しそうです。

これも御付き合いくださるみなさまのおかげと感謝!

なにか楽しい企画はないかなと模索中です。

別館でJと思ったら司だったのボツバージョンUpしました。

『不機嫌なFACE 番外編』はこちらからどうぞ

ブロともの申請に関しまして。

申請ブライングのご案内でも記載してます通り年齢が確認できないと承認できません。

残念ではございますがこの場合は承認を拒否させていただいてます。

年齢が確認できる内容を記載の上の再度申請をお願いいたします。

シーンと静まり返った廊下。

一般人との接触を避けるように建物の奥の扉は閉じられたまま。

一人取り残された状態の私はポツンとソファにもたれてる。

何時までほっとくつもりよーーーッ。

タクシーでも拾って帰るぞ。

そう思ってもソファーから立ち上がれずに身体を沈めたまま動けずにいる。

「待ってますから」

司の背中に叫んでたモデル。

気にしてるわけじゃないから!!

気にしてるのアリアリじゃん。

今日は朝から嫉妬してばかりでイラついてる。

私に反して機嫌よく会場に戻った司。

私を誘ったあの積極性はこの後に帰ったら再演されそうで、そのままうやむやにされることは想像できる。

なに仲直りすること考えてるのかッ!

顔が赤くなりそうなこと考えてどうする。

ハァ・・・。

ダメだな。

別なことを考えた方が気がまぎれそう。

今日は子供達と出てショッピングを楽しもうと思っていたのに。

あっ・・・。

子供達をお母様に預けたままだった。

まあ、今回は仕事がらみということで大目に見てくれるとは思うけど。

今日のこの会場で人気TOPアイドルと握手もして会話もした。

その事を自慢できるのって玲子さんだけ?

玲子さんって確かSのファンだったはずだ。

その集いも途中で司の不機嫌さに邪魔されたんだけどね。

結局、気を紛らわす楽しい事なんて浮かばなかった。

薄明りの空間は時々絨毯の上を行き来する足元を照らす。

男性とか女性の判断は足元を見ればわかるが顔は誰だか判断できない明るさだ。

「まだ帰ってなかったんだ」

すらりと伸びた下肢から視線を上に見上げると見慣れたシルエットと聞き慣れた声。

司?

「帰らなかったって、待っていたにきまってるでしょ」

呑気な声に不機嫌さが顔を出す。

「俺を?」

「ほかにだれを待つの」

からかうような試す様な口ぶり。

見えない表情はきっと満足な笑みを作って私を見下ろしてる気がする。

素直に俺を待ってたって言えばいいだろなんて傲慢な性格のままに私に要求してくるに違いないんだから。

「光栄だね」

光栄だねって・・・司が言うわけない。

まさか・・・

司じゃない?

てことは・・・

えっ!ウソ!

焦って立ち上がった私の膝からバックが落ちた。

腰を折って拾い上げられたバックを目の前にさし出される。

「すいません」

目をつぶったまま差し出されたバックを受け取った。

わずかに触れた指先に慌てて指を引っ込める。

「焦ってる?」

横から覗きこまれた体勢のままJは腕を背もたれに伸ばして私の横にストンと腰を下ろした。

私を見つめる表情は司が滅多に見せない和らいだ表情を作る。

やっぱりJだぁぁぁぁぁ。

確かに今の私はとてつもなく焦ってる。

司とJを間違えたってバレタラ・・・

俺様と間違えるって正気か!

愛情が足りねェ!

信じられねェ!

ズンズンと不機嫌な顔が膨張して私に迫る。

空気が送られて大きく膨らむ超特大のゴム風船が爆発する恐怖に耐えるような思い。

あいつをイラつかせること間違いなしだ。

すぐに気がついたからって言い訳は通じるかな。

私の嫉妬なんて司の嫉妬に比べたらかわいすぎるぞ。

「パーティー会場に戻らなくていいんですか?」

出来るならすぐにここから立ち去ってもらった方が大事に至らなくて済む。

「こういう場所って君も苦手でしょ?」

「俺も窮屈なんだよね」

吐息を一つ吐き出してタイを緩める仕草。

思わずその仕草に見とれてしまう。

この手の男ってどうしてこう色気があるのよッ。

「君を見てた方が楽しそうな気がする」

「あっ、俺と2人が嫌ならほかのメンバーも呼ぶけど」

ファンが聞いたら泣いて喜ぶ贅沢さ。

一対一と一対五。

Jと二人っきりより五人といた方が大丈夫かもしれない・・・。

そんなの下手な言い訳。

司に鼻で笑われるに決まってる。

「楽しそうだな」

苦々しく私を責めるに司だけしか頭に浮かんでこない。

「一人の方が落ち着くので気にしないでください」

このまま会場に戻った方が嵐を作らなくて平穏にすごせる気がする。

Jに背中を向けて飛び上がるように立ち上がった。

「なにしてる」

ウッ・・・。

威圧感に冷気をプラスした喉の奥から絞り出すような声。

ゾクとした寒気が走る。

遅かったか・・・。

わぁぁぁぁぁぁ。

Jは関係ないから。

拍手コメント返礼

なおピン様

PC戻ってきて良かったですね。

私もPC修理で手元から無くなったら、楽しみがなくなります(^_^;)

PCに触れられないお盆の里帰りはつらいな。

以前は私も富士通でした。

今はTOSHIBAを使ってます。

本館も別館もJ登場中。

別館はちょこっとだけですけどね。

つくしの立ち位置に変われるものなら変わりたい。

どっちを見ても♪

時間のたつの忘れそうですよね。