大学の中心で卒業できないを叫ぶ 11

 この後の展開は♪

いろいろ考えました。

司で遊ぶのを楽しみにしている総ちゃんとあきら君を投入。

これだとFrom one's heartになっちゃう。

珍しく久々に椿おねぇー様に登場してもらって相談に乗ってもらうつくし。

「それで、つくしちゃんはどうしたいの?」

司とはちがった大人の対応が見れそうな気がします。

・・・で結果はこれでした。(^_^;)

ボツにしたお話はどうしようかなぁ・・・。

*

「牧野が言いたくないのならこれ以上聞かない」

「どうしようもできなくなったら俺を頼ってくれるよね?」

花沢類の包み込むような優しさ。

このマネは道明寺には無理だって思う。

道明寺にそう言われたらきっとすぐにでも「妊娠してるかも」と、告白しそうだ。

「ありがとう」

そう言って花沢類と別れて大学を後にした。

俯き加減で家路に向かう私の前を黒い影が立ちはだかる様に覆った。

えっ!なに!

お―――ッ。

両脇を左右から持ち上げらる様に抱きかかえられた。

「お静かにお願いします」

その声は・・・聞き覚えがある。

「相葉さん?」

「すいません、司様のご命令で、有無を言わせず連れて来いと命令を受けましたので」

目の前にだんだんと大きく迫ってくる黒塗りの高級車。

運転手が後部席のドアを開いて恭しく頭を下げるのが見えた。

ぱっくりと大口を開けた冷ややかな鍾乳洞に放り込まれるような感覚で座席の上に正座する私。

「待って!」

振り返った目の前を無情にドアがパタンと音をたてる。

えっ!おっーーー!。

さっきと同じ驚きの声しか発してない。

なにこれ?

道明寺じゃなくいきなり現れたのはSPで、なんの説明もなく車に押し込められてどこに連れて行く気だ。

順序良く説明してくれればわたしだって素直に迎えの車に乗る。

たぶん・・・。

バイトで断ることが多いから実力行使にでたのだろうか?

最近は3割は道明寺の横暴ぶりに付き合ってるはずだ。

じゃないと私のバイト先は道明寺系列の傘下にされてしまうからしょうがないところがある。

絶対私が拒否するってことが分かっていての先手必勝パターン。

何処かの鼻持ちならないお金持ちのパーティーに連れて行かれる?

これが一番妥当か。

いま、そんな気分じゃないんだから!!!

数十分も走ったところで車は見覚えのないビルの地下駐車場に止まった。

ここどこ?

車から降りてキョロキョロと見渡す私にピタリと前方後方左右に対で付くSP。

「そこまで警戒しなくても逃げませんから」

目の前の背中を見つめて呟いた。

「お願いします」

切羽詰まった声の相葉さんを裏切れるわけがない。

SPの中でも気を許せる数少ない人だから。

しっかり道明寺に文句を言って断ってやる!

そう、決心を固めて開いたエレベーターに乗り込んだ。

音もなく上昇するエレベーター。

20階の階に光が点滅してエレベーターは上昇を止めた。

マンション?

玄関の前にしっかりと門を備えたつくりの豪華なマンション。

ベルを鳴らすとカチッと自動で鍵が外れる電子音が聞こえた。

ここに道明寺がいるの?

不安げに相葉さんに視線を送ると「中で司様が待ってらっしゃいます」とにっこりと促された。

相葉さんはきっと自分の任命された仕事が無事に終わってほっとしてるんと思う。

やり遂げたって表情を浮かべてるもの。

ドアノブを握ってハァと漏れた溜息。

ギュッと力を入れてドアを外側に引いた。

「遅いッ」

目の前で腕組みをしたままの相変らずのふてぶてしさ。

「人を拉致しといてずいぶんな言い草だね」

「ここに来いって言って素直に言うことを聞くのかよ?」

「速攻で拒否してやったのに、帰る」

「待て」

クルッと背を向けた私の腕を道明寺が素早くつかんできた。

「帰るって、どこに?」

「どこって決まってるでしょ家に帰る」

「帰ってもお前の荷物は牧野ン家にはねェぞ」

「えっ?」

まままままさかッ

目の前の道明寺がニンマリと親指で部屋の奥を指さしてる。

マッハの勢いで玄関からリビングに飛び込んだ。

明るい太陽を取り込む大きな窓。

広々としたリビングは相変らずの無駄な広さ。

そこだけで我が家の3DKはすっぽりと収まる。

「お前の部屋そっちな」

部屋って・・・

「オッ!」

見覚えのある私物がしっかりと整理されて入っていた。

今朝は確かにアパートにあったものだ。

「私に断りもなく、何考えるのよ」

横暴!強引!我儘!全部問題外だ。

「心配するな。お前の両親の許可はもらったから」

あの二人は道明寺に言われたら「どうぞ、どうぞ」だろ。

満面の笑みで私の荷物を送りだしたって不思議じゃないもん。

「両親の前に許可をとるなら私が先でしょう」

「なんで?」

あーーーーッ。

お前の許可なんて必要ねぇよとあざ笑う態度がムカつく。

「最近さ、なかなか会えないだろう?」

「1分1秒でも長くお前と一緒にいたい」

「だだだからって、こんなの許せるわけない」

「そこを動くな!!」

腹立たしさのまま尖った私の声をピタッと制する強い道明寺の真剣な声。

えっ?

なに?

何かいた?

「ヒャッ!」

ギュッと道明寺の腕が私を抱きしめる。

息もできないくらいに。

「会いたかった」

耳元に触れる声。

「会いたかったって言ってくれねぇの?」

そう言って後ろ髪をそっとやさしくなでる道明寺の手のひら。

温もりが・・・

道明寺の懐かしいコロンの香りが・・・

私の怒りを解かす様に全身を包み込む。

会いたかった。

答える代りに道明寺の背中に腕をまわして胸元に顔を押し当てた。

この司の行動はいかかでしょうか?

ここで一緒に暮らす設定に持っていくのって、以外でしょ?

F4や椿お姉さまに桜子、滋、優紀の登場は予測されてる方がいそうで・・・(^_^;)

でも椿お姉さまとつくしのやり取りは捨てがたかったというのが私の感想です。

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拍手コメント返礼 

b-moka

本当に毎日暑いですね。

こちらは朝から雷が鳴ってます。

台風の影響か天気が悪くて、それでなおさら蒸し暑いですよ。

確かに滋たちだと騒ぎが大きくなりそうで、椿おねェ様だとつくしちゃん素直に納得ですよね(笑)

相葉Spの苦労は相変わらずで~。

なおピン様

今週は忙しいですね♪

24時間も実は宮崎はところどころ放送がないんです。

ドラマなんていつも違う曜日に放送されたるしてるし(^_^;)

今年はどうなんだろう・・・。

ここで同居に持ち込んでどうなるか!

どうなるんでしょう~

ニンマリ♪

つくしちゃんが素直に言うとおりにするかどうかは・・・

別館クイズ参加ありがとうございます。

次回・・・

どんなシュチュにしましょう?

やっぱりここは24時間かな?