ドッカン !! 12

ドッカン !! 11にたくさんの拍手とランキングのプチをありがとうございます。

司VS公平の戦い! = ハブとマングースの戦い!

食われるのはどっち!

食われないって(^_^;)

今日は予定を変更してドッカン!!12を実況中継でお送りいたします。

司会はだれだ~~~。

24時間司会のグループだったら盛り上がりそうですけど。

俺から外れない視線は敵意剥き出し。

こんな視線を向けらるのは久しぶりかもしれない。

それがまたムカつく。

こいつ・・・

完全につくしを守ってる気でいる。

やっぱり俺の予想通り。

つくし、おまえは惚れられているぞ。

全く感づいてない張本人の鈍いつくしは俺とこいつの間に入って交互に顔を見つめてる。

「なにするの!」的視線と「守るから!」的視線。

俺から手を出したら自分が盾になるって気迫が見える。

何もしないという意思表示を見せるつもりで両手をスラックスのポケットに押し込んだ。

その小さな動きにビクッとわずかに反応を見せたつくしに苦笑する様にフッと口元から息が漏れた。

ここに来るためにひそかに手を回した。

「警備が不十分だったらその必要経費は負担したい。妻の身を守るために」

事業でトラブル発生して身内が狙われる危険があるとか大げさな作り話を現実味がある様にでっち上げた。

俺の愛妻家ぶりはイメージとしては好印象を得た気がする。

西田の渋めの顔はこの際無視したのは言うまでもない。

事が収まれば、その後はあいつの満足する仕事ぶりを見せればいいだけのことだ。

これで西田の機嫌は直る。

「何か僕に用ですか?」

物怖じしないはっきりとした口調。

1対1の対峙で俺に気後れしないやつはあまりいない。

真っ向から向ってくるのはつくしだけだ。

ますます気にくわねッ。

俺よりそいつの方がつくしにわずかに近い間合いも気になる。

こっちにこい!

無言でつくしにかける圧力。

それに気がついてわずかにつくしの身体が横に動く。

満足いく動きじゃない。

「牧野さんどうかしたの?」

つくしの後ろから近付いた女性が俺を遠慮がちに見て呟いた小さな声。

「何でもないと・・・思うけど・・・」

何でもなくねェ!

俺がスーとつくしに腕を伸ばして抱き寄せればそれだけでことは済む。

誰もお前にちょっかい出そうとするやつはいなくなるはずだ。

「どんな奴か興味があっただけだ」

「女性を感情のままに傷つけるような最低なマネはしませんよ」

蔑むような視線。

こいつにこんな視線を向けらる覚えはない。

「あっ!」

俺の横で小さく声を上げたつくしは左手首を右手で覆って隠す。

そこには別れの朝になっても消えなかったタイで締めつけた痕が残る。

俺はつくしを抑制して暴力を振るったとかこいつに思われてるわけ?

「おい!」

ゆっくりと松岡からつくしに向ける視線。

「そうやって、いつも脅してるんですか」

つくしをかばう様に松岡が何か言いかけたつくしを遮った。

どこまで勘違いされてるのか。

怒りより呆れて言葉が出ない。

「これは脅しじゃなくて、どうみょ・・・じゃなかった・・・この人はいつもそうなの」

俺を道明寺と言わずに言い直したのは意外と冷静だよな。

ここまで来て俺との関係をばらしたくない態度にはムカつく。

「ねぇ、いつもって二人とも知り合いなわけ?」

「萩原さん、しばらく黙っていてください」

後ろの女性に振り向いたつくしは強めの口調を発した。

「ここじゃ、注目を浴びるからどこか静かな場所にいきません・・・か?」

俺を気にしながら注意深く言葉を選んでる。

あくまでも遠慮がちに他人行儀。

「それは助かる」

それなら、俺も俺らしくない表情を作ってみせた。

にっこりと微笑んだ俺に、これ以上には開かないような大きく眼を見開くつくし。

隕石が降ってきたような驚きの表情を見せる。

アホ面。

すげー面白れぇやつ。

「二人でゆっくり話がしたい」

緩む頬を抑えて無理やりに低い声を喉から出した。

「異存はない」

内面の不愉快な感情を押し込めて落ち着きを見せる声。

そう相手の分析できる俺も今はまだ冷静だ。

「二人って・・・」

一番落ち着きがないのはつくしだ。

「お前は来るな」

「公平と道明寺を二人にできるはずないでしょう!」

つくしの声は大きく部屋に響いた。

少しずつザワツク声。

「道明寺さんを呼びすてた・・・」

「お前出来るか?」

「本人の前じゃ無理だろ」

「どういう関係」

遠慮がちに聞こえてきた声はぞろぞろと次の疑問を引きだしてしまってる。

自分で墓穴を掘った格好のつくしは何とも情けない表情に変わった。

「牧野つくしって・・・」

「松岡って英徳大学だったよな・・・」

「松岡と同期ってことは牧野も英徳?」

「牧野つくしに英徳、道明寺って・・・」

「婚約会見!!」

小さなさわつきは大きくなって部屋中を駆け巡る。

これで、俺とお前の関係はバレバレだ。

俺の横でガクッと力なくうなだれてるつくしが見えた。

折角、俺からは何も言ってなかったのに。

ばらしたのは俺じゃなくつくし、おまえだよな。

俺を責めるなよな。

これで問題は片付くはずだったのに、こっちはまだ終ってないって強気な射るような視線が俺を捉えてる。

たくッ!

迷惑な誤解をさせやがってッ!

誤解をさせたのはつくしじゃなく司君です!

やっぱりつくしかな(^_^;)

お仕置きを受けるのはつくしと司どっちだろう・・・。

最近ドS倶楽部の影が薄くなってきてると感じてるのは私だけかな?

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拍手コメント返礼

こみち様

コメントありがとうございます。

たのしみだと言っていただけるだけでうれしいです。[emoji:v-398]

ひつじ様

>マングース負けていない。

>ハブも大人になってる。

うまい!!

確かにそうだわ。(笑)