If 18

いよいよ香港の夜♪

ティアラを取り戻した司君の考えることは一つ!!!

だと思いますが・・・

ファイナルではまだまだ先は遠かった。

いざ急げ無人島!!

*

「もう、寝る」

俺を一人残して寝室に向った牧野。

それは建前で、ベッドに寝たふりで俺を待っている。

期待感は胸を圧迫。

息苦しさと相反して顔が緩む。

牧野が消えた部屋の前でグッとドアノブを握る掌に力を込めた。

ガチャガチャ。

金属が擦れる音が無情に響く。

・・・

どんなに力を入れてもびくとも動かねェつ。

ぶっ壊すぞ!

グッと握り締める掌に力を入れて、ドアに足の裏を押し当てた。

「司、壊したらだめだよ」

類があくびをしながら俺の横を通り過ぎていく。

「ティアラを取り戻さないと牧野はその気にならないだろう」

諦めろ的な表情であきらがポンと俺の肩をたたく。

そこでため息つくなッ。

「司の寝室は牧野のとなりにしてやるから」

総二郎がコンと牧野の隣の寝室の部屋のドアを一つ叩いた。

クッ。

期待の喪失感を押しつけるようにドアにゴツンと額を押し当てた。

「もう寝たのか・・・」

俺にしか聞こえないような小さな声で呟いてみた。

やっぱ無理か・・・。

「ようこそ、F4ジェットへ」

どうだというような満足な表情を3人が浮かべる。

「俺たち3人からの結婚祝いな」

片手で持てる四角い箱を投げ渡す手軽さで総二郎が言った。

「えっ?この飛行機を?」

冗談でしょうみたいな表情を牧野が見せる。

今回これで何度その目ん玉引っくり返りそうな表情を見たんだろう。

おもしれっ。

「とても飛行機の中とは思えない内装でしょ」

あきらの言葉に牧野は機内を見渡して言葉を失ってる。

高級ホテルのリビングをそのまま模したような内装。

プライベートジェットだったらこんなもんだろう。

たぶん奥にはベッドも完備なはずだ。

今回は邪魔な奴らが約3名。

香港から日本に戻るときは多分俺たち二人。

その時確かめればいい。

「お前らサンキュー」

俺様の結婚祝いっていったらこのくらいはプレゼントするよな。

「もう、ほとんど理解不能の世界だ・・・」

そこはがっくり肩を落とすとこじゃなく、有難うだろうがぁ。

香港でテェアラを取り戻す為に乗り込んだオークション。

金額が上がるたびに動揺を見せる牧野。

取り戻せなければ俺たちの結婚がなくなるのだから競り落とすのは俺たちじゃなきゃならない。

「これ以上いったら、本当に300億とかの、そう言う世界になっちゃうよ」

ここであきらめてどうする。

「相手の思うつぼでも行くしかねぇだろう」

「おまえは結婚できなくてもいいのかよ!」

ここまで来て牧野との言い合い。

本当にイラッとさせられる。

競り落とした金額は日本円で600億。

「ウソでしょ・・・」

唖然とする牧野をしり目に俺は落札したことを素直に喜んでる。

「みんな、ありがとう。これで結婚できる」

落札できたことに満足してる。

取り戻したティアラには目もくれず牧野は俺が止めるのも聞かずにオークション会場から出て行った。

タクッ

なにが気に入らないのか。

わかんねぇやつ。

「花沢類と話してた」

ティアラを盗んだ奴と類が握手をしていたと牧野が言い張る。

そこからまた俺と牧野との仲がややこしくなった。

もう少し先まで書いていたのです。

保存しようとしたら消えた・・・。

また書くの無理!

気持を奮い立たせてやっとここまで(/_;)

今回はここでお許しを~~~~~~。

楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。

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拍手コメント

プンちゃんのママ 様

今日は子どもの文化祭で、帰宅したのが15時、夕方は親睦会があったので小説が書ける時間は2時間程度だったんです。

書けた~と思ったらUPできなくて残り40分。

うげ~と思いつつ書いた文章を思い出しながらの作業でした。

急いでるときに限ってこういうことが起きるんですよね。

最初書いたお話の60%しか出来上がりませんでしたがUpしてみました。

司君の我慢はいつまで続くのか・・・

無人島まで何もなかったことは証明済み(笑)