If 22

昨日はたくさんのお祝いメッセージありがとうございました。

今日から4年目に突入!

まだまだいけそうなパワーをいただき感謝!!!

そう言えば私がどっぷり花男の妄想にはまったのはファイナルの影響なんですよね。

原作では描かれなかったつかつくの幸せな未来。

ネットで検索をしたら花男の二次がたくさんあったのを覚えてます。

映画の続きが読めないかと探し回ったものです。

たぶん見つけていたら今の『ONE HAPPY O’CLOCK』は、なかったと思ってます。

だって書くより読むほうが楽ですからね。(笑)

私の妄想にお付き合いいただけるたくさんの励ましと応援を受けて今日も楽しんで妄想を文章化に励みます。

今回は久々のつくしちゃんサイドでお届け~

*

こんなに穏やかな気持ちで道明寺の肩に寄り添えたのは何日ぶりだろう。

会うだけでうれしくて・・・

声を聴くだけで切なくなって・・・

抱きしめられるたびに心が震えてた。

道明寺の突然の婚約発表から何かがおかしくなった気がする。

心のすれ違いは道明寺の横暴さと強引さと我儘でいつも起こりうることだった。

それでも結婚に向けてはしゃぐ道明寺を冷めた目で見てるもうひとりの私がいた気がする。

ティアラの騒動に、もしかしたら結婚がだめになるかもって思った。

道明寺との結婚にはためらっているのにダメになるって思うと不安になってる。

道明寺が贈ってくれた土星のペンダント。

無くして・・・

疲れ果てて動けなくなるまで探して見つからなくて・・・

ペンダントが見つからなくちゃこのまま私たちはダメになりそうで・・・

自分から道明寺と結婚は無理だって思っていたのに・・・。

不安で・・・

悲しくて・・・

無人島に置き去りにされた時より心が震えてた。

それが難なく道明寺から私にもどっくる。

何度私の手元を離れたペンダントを道明寺は私の首に掛けてくれたろうか。

不思議だよね。

ケンカしても・・・

迷っても・・・

離れていた心は道明寺の言葉一つで私を引き戻してくれる気がする。

私のもとに戻って来たペンダントみたいに。

「最近、ちょっと忘れてたかもしんねェな、俺様としたことが」

「俺たちってよ・・・・。運命共同体なんだよな」

しみじみとつぶやく道明寺の声はすんなりと胸の奥に染み入ってくる。

素直に「うん」って、うなずけた。

私が悩んでるときも、道明寺はゆるぎなくて。

真直ぐに私への思いをぶつけてきてくれる。

今・・・

自分だけに向けらる熱い眼差し。

なによりも私だけのことを考えて、私のためだけにそばに道明寺がいる。

それがうれしかいって思えた。

「道明寺・・・」

「んっ」

私を覗き込む道明寺は和らいだ笑みを浮かべてる。

滅多に日常でも見られない穏やかな雰囲気。

「・・・何でもない」

感謝の気持を伝えたい言葉が見つからなくて、そのまま道明寺の腕に自分の腕を巻きつけた。

甘えるみたいに・・・。

「どうした?」

「んっ?」

「お前から俺に寄りつくって滅多にねェえから」

「嫌いじゃないでしょ」

「嫌いじゃねェけど」

見上げた私の視線から目を逸らす様に道明寺が洞窟の外に視線を移す。

「明日は晴れそうだな」

私から離れるように立ち上がった道明寺は、洞窟の入り口で、耳朶まで真っ赤に染めて満天の星空を眺めてる。

ラスベガスのモーテルで私を押し倒した道明寺とはえらい違いだ。

「牧野、元気が出たら、明日は一日一緒に島を探検するか?」

中に戻って来た道明寺はそわそわともう一度私の側に腰を下ろす。

「もう寝ろ」

「寝ろって・・・今まで寝てたんだけど・・・」

「俺が疲れてんだよ」

えっ!あっ・・・

そのまま道明寺の腕の中に閉じ込められて押し倒された。

枯草を布で覆って作り上げてるベッドというよりは、たんなる敷物の上。

亜熱帯の気候は夜でも汗ばむ気温だ。

背中から抱きしめられて横たわる。

私の脚を道明寺の脚が挟む。

道明寺の吐く息が髪の毛をわずかに揺らしてる。

これじゃますます眠れない。

「ねっ・・・きっ・・・」

「黙れ、これ以上なんか言ったら襲うぞ」

もう・・・半分襲われてる気がする。

「心配するな、弱ってるやつを襲うほど野蛮じゃねェから」

道明寺の胸元が私の背中にこれ以上密着できないくらいに押し当てられてる。

ドクンと聞こえた心臓の高まりは道明寺のそれのようで躊躇してる。

「・・・でも・・・その・・・」

「気にすんな。これは自然現象だから」

御尻に感じる道明寺の変化。

それ自然じゃなくて生理現象でしょ!

いつもなら食いつけるところなのに今は何も言えずにいる。

身体を動かすこともできない遠慮?配慮?

気にならないはずないかぁぁぁぁぁぁ。

「結婚すんだぞ!俺たち」

ラスベガスで道明寺が私をベッドに押し倒して叫ばれた。

それを今私が決死の覚悟で叫ぶ。

はじめては道明寺の部屋でとか・・・

一流ホテルのスィートルームとか・・・

機会はあったのに、よりによって洞窟の固い地面の上って・・・

意外と私たちらしいのかも。

普通じゃあり得ないもの。

私が道明寺と付きあうのも、結婚するのも、これから一生一緒にいられることもね。

「お前なぁ、人が我慢してるのに煽るな」

地面から身体を起こして道明寺が上から私を眺めてる。

「いいよ、道明寺がやりたいことして・・・」

口をつぐんだまま道明寺の沈黙。

その間が恥ずかしい。

私の気持ちを考えろ!

精一杯に誘った私はそうすればいい。

思わず目を閉じた。

フェザーケットでもあれば、それを引き上げて頭からかぶってる。

「震えてるのに無理するな」

「イッ」

道明寺の指が私の鼻を挟んで抓る。

「体力が戻ったら遠慮しねぇから」

照れくさそうな顔がクスって笑みを漏らす。

「今はこれだけでいい」

最初の体勢に戻ってもう一度私を道明寺の腕が抱きしめた。

ヤッパリ・・・

眠れないよッ。

司君に男気を見たくて~

きっと自然(生理)現象と理性とのはざまで揺れ動いてる事だろうな(笑)← 意外とドS

「この戦いには慣れてる」 

つーか、ここに来て引っ張るなッ

                     by 司

楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。

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ブログコメント返礼

びーちゃん 様

ありがとうございます。

毎日来ていただけるだけで~[emoji:v-406]

この初々しさ~

婚約して4年間もこれだと奇跡ですよね(笑)

いいじゃん、初夜が結婚式の後も、って、最近思ってしまってます。

そこまで踏ん張れるか司君!

hanairo 様

追いつきましたね。(笑)

私もペースを上げたいところですが・・・

ただいまアプリゲームの『パズドラ』に、ハマちゃっています。

ヤバイ(^_^;)

おかゆ

いよいよ4周年突入です。

4では区切りが悪いので5周年は迎えたいなぁ。

御付き合いをよろしく♪