DNA で苦悩する 14

昨日、12月生まれの娘の誕生日とクリスマスと陸上短距離走の自己記録更新のお祝いに強請られてたiPod touchが届きました。

これ・・・

説明書がついてない。

最初から悪戦苦闘。

見慣れた指タッチの画面がでるまでにネットで検索しながらの作業です。

今日の登校前の娘も「やっててね」の一言を残して家を出ていきました。

何とかメール設定とゲームのDLが出来るまで設定ました。

自分でできないもの買うなーーーーーーーー。

しかしいろんな便利なものがあるんですね。

iPod touchなるものが娘に強請られるまであることも知りませんでした。

「みんな持ってる」

これ言われるとつらいものが親にはあります。

単なる音楽プレーヤーじゃいけないの?

中高生で欲しいもので高価なものってほかにはないですよね?

あったら困るわ。

現役の女子中高生諸君情報お待ちしてます。

拍手

たくさんの拍手ありがとうございました。

                 By 駿&翼&佑

君たちの磁石は強力だ♪

この画像もともと無料拍手サイトの画像なんです。

別館のほうで活躍を願おうとそちらに設置しました。

カーソルを持っていくと画像が切り替わりいます。

カップに可愛く収まった3人が出迎えてくれますよ。

いつかこの3人の話も書きたいな~と、思っています。

*

コーヒーショップの自動ドア。

開いて外から入り込む風はまだ温かい。

前に数歩足を踏み出して気が付いた人影に僕は自分の目を思い切り擦りたくなった。

鮎川と何げなくかわしてた会話も同時に止まる。

なんだよっ!

「御疲れ様です」

優しくひびく穏やかな鮎川の声。

僕に向けられていた鮎川の微笑みが千葉さんに取られた。

「頼んでないけど」

ここでムッとしない方がおかしいだろう。

「夜遅いと危ないですから」

まだ10時過ぎだろ!

そう反論できない僕はまだ未成年。

千葉さんの視線の先には相葉さんがいて車の後部席のドアを開けた。

どれだけ僕は束縛をされてるのだろう。

行動範囲が広くなるたびに圧迫感が心に募った。

だから英徳から離れたんだ。

ポケットの中のスマフォがメールの着信を告げる。

母さん・・・か・・・。

『駿ごめん、父さんがこれだけは引けないって説得できなかった。

家に居る間だけだから我慢して。

高校生活の邪魔はさせないから。

彼女によろしく。

メールの文字に浮かぶ絵文字。

全く緊張感ないよな。

母さんも本当に悪いと思ってるのか?

楽しんでないよな?

不機嫌に言い張る父さんにむくれながら刃向う母さん。

この二人をおじ貴達は楽しそうに眺めてるんだと想像。

『約束だからね。

片手で文字を打って返信ボタンを押した。

時々ウザったいと思う束縛。

それでも、僕は家族が好きなんだて、こんな単純なやり取りが思い出さてくれる。

「家まで送るよ」

二人で歩きながら鮎川を送る目論見は外れた。

蒼が「デートの最初は学校の帰りのデートだぞ」

「一緒に帰る約束をするのが第一歩だ」と、僕に自慢した。

運転手つきの車で送迎の英徳の学生ではまず体験出来ない。

車の後部席に乗り込んでしまったら鮎川も僕も無口になった。

話したいことはまだたくさんあるはずなのに暗く包む闇が言葉を飲み込んでいく。

窓に視線を移す鮎川の表情もわからない。

千葉さんと相葉さんはシッカリ僕らの前の席に乗り込んでる。

護衛というより見張られてる気がした。

これも父さんの父さんの差し金?

意味が分からない。

車の中でなにをするって言うんだ。

鮎川の家は高校とおじいちゃんの家の間に立つマンション。

「ここの10階」

鮎川が教えてくれた部屋は右から5番目。

「いいとこに住んでるんだ」

「絶対君んちの方が豪邸でしょ?」

無題に広い。

それは母さんの口癖。

「今は祖父の家に居候だから」

「道明寺財閥とは関係ない道明寺駿君だもんね」

少し僕に近づいた顔は悪戯ぽく笑う。

「知ってるの蒼と鮎川だけだからな」

そう言ったのは口止めするためじゃなく・・・。

秘密の共有の甘さがある。

きっと最初から・・・

出来れば、蒼より先に・・・

僕のことは君に知ってほしかったのかもしれない。

「送ってくれてありがとう」

マンションの入り口につながる階段の前で僕らは歩くのをやめて向き合った。

「また、学校で・・・」

言葉が途切れたまま過ぎる時間。

「早く入れよ」

気まずさから鮎川を催促してる。

「駿君が帰るのを見送るつもりなんだいけど」

少し鮎川の頬が赤く見えたのは街頭の明かりの影響だろうか。

「女の子を送ったら部屋に入るところまで見届けるだろう」

意外そうに鮎川が僕を見つめてる。

「部屋の前まで送りたいって事?」

「違うよ。部屋の明かりがつくのを確かめるって事!」

下心があるわけじゃないのに鮎川のからかうような表情が僕の気持ちを焦らせる。

「冗談」

「今日は楽しかった。それじゃ私はベランダから駿君を見送ることにする」

クルッと踵を返して軽かなリズムで鮎川は階段を駆け上がる。

開いた自動ドアの先で暗証番号を入力してもう一つのドアが開いた。

ドアが閉まるまえに振り向いた鮎川が手のひらを僕に向けて小さく振った。

僕を見つめて浮かぶ微笑。

かっ・・・かわいい。

ドキッとしてる僕を置き去りに鮎川はエレベーターに乗り込んだ。

ふーっと、息を吐いたのはムズッとした気持ちを落ち着けるため。

このこそばゆい感覚ってなんなのだろう。

初めての感覚。

鮎川の部屋が見える場所に移動して視線を上に向ける。

しばらくしてライトの明かりが灯るのが見えた。

窓が開いて鮎川の姿が見える。

さっきより大きなそぶりで鮎川が手を振るのが見えた。

手を上げたそれに答えようとした手の動きを止めたのは千葉さんと相葉さんがクスと小さく笑い声を立ててるのがチラッと見えたから。

今ごろ口元に手を当てても効果なしだ。

挙げていた手をすぐさま戻して車の前に戻った。

「なんだよ」

「いや、青春ですね」

そう言った千葉さんの言葉に煽られた様に相葉さんがククッ声を漏らした。

「彼女、一人暮らしですか?」

緩んでいた頬を引き締めて真顔になった相葉さんが呟く。

その横で千葉さんはまだにっこりとしてる。

「えっ?」

「彼女が帰るまで部屋の電気が消えていたわけでしょう?」

「もしこれが舞様だったら司様は屋敷中の明かりを燈して部屋中を歩き回っていそうじゃないですか。」

「先輩、僕もそう思います」

ここでなんでいきなり舞や父さんが出てくるんだ。

比べる相手は考えるべきだろう。

父さんの過保護は僕に君らを貼り付けるほどだぞ。

でも・・・

二人の言ってる意味も分かる。

そう言えばまだ姉さんがいるって事しか聞いてない。

鮎川の家系図の情報はまだ空白だらけだ。

何処かの令嬢は否定されたし・・・。

鮎川のことはまだ知らないことが多すぎる。

それは僕のことも同じ。

僕らはまだ知り合ったばかりなのだから。

もう一度見上げた先で鮎川がベランダの柵にもたれながら僕を見送ってるのが見えた。

車に乗り込む前に今度はしっかり鮎川に手を振る。

後部席に乗り込んだ僕を確かめて千葉さんがドアをパタンと閉めた。

照れるから、そのクスとした笑はやめてよ~~~。

今日は護衛より二人の微笑ましいって感じで僕を見てるその表情がヤダ!

帰ったら父さん直談判してやる!

楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。

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拍手コメント返礼

haru-haru 様

お久しぶりです。

初々しい二人にSPコンビが絡んでくるとなんとなく楽しくなるんですよね。

ヘンな邪魔は・・・どうでしょう(笑)

つかつくみたいな苦難はないでしょうけどね。

ジュニアのお話も頑張ります。

おかゆ

頼まれてもなかなか買えないいい値段ですもんね。

我が家は一人っ子なのでパパがむちゃくちゃ甘い。

ウォークマンも結構いい値段ですよね。

電子辞書かぁ・・・。

確かにこれも数万円ですね。

うっ・・・痛いな。

アーティーチョーク 様

独身じゃダメですか?(笑)

まだ総二郎、類の相手までにつながるお話が浮かばなくて(^_^;)

私ね、T3のイメージはあんまり残ってなくて・・・

ドラマのイメージが強いのでF4とT3の組み合わせはお話が今のとこ浮かばないです。

原作のイメージで書いてるのはあきらに総二郎。

つかつくに桜子、滋、優紀に牧野ファミリー、西田さんはドラマが原点かな。

ゆげ様

舞ちゃんの帰宅をイラつきながら待つ司。

きっとその前にSPを張り付かせてる事でしょう。(笑)

何時かはそんな場面もお届けできればいいな。

大人の微笑ましい目線は駿君を信頼してる証♪

そうは感じないのが思春期の少年の心。

iPod touch六法全書

なかなか見れない組み合わせですね。(笑)