DNA で苦悩する 22
今日は4時過ぎに目が覚めて・・・
夢の中で駿君が動いてました。
それも金田一はじめ君の頃の潤君で登場。舞は花男の真央ちゃん。
なぜかキッズウォーの茜の頃じゃなかったんですよね。
「じっちゃんの名にかけて」とは言ってなかったけど「道明寺の名にかけて」のセルフ言わせたかったな。
親子4人がそろった姿は夢でも出てこなくて残念。
夢から覚めた後はDNAの続きを書かなくちゃという気になってました。
しかし、淡い恋バナの書くには年を取り過ぎてるんだよなぁ(笑)
それはどうにもならないですが御付き合いください。
いたって本人は高校生の頃を思い出しながら執筆してます。
私の高校生の頃って勉強しかやってなかった。(/_;)
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嬉しいです。20位以内に3つランクインしたのも久しぶりでした♪
いつもありがとうございます。
見つけた。
きっと制服じゃなくてもすぐに鮎川だってわかる。
肩を覆う黒髪。
すらっとしたスタイルの良さ。
後ろ姿からも凛とした輝きがある。
鮎川の後ろにいた男子学生がその鮎川に声をかけた。
顔も見ないで声をかけたくなる気持ちは分からなくもない。
見向きもせずにスタスタと何事もなかったみたいに步く鮎川。
だろうな・・・。
鮎川の相手を無視した態度に納得して喜んでいる。
もしかしたら僕の運命もあいつらと変わんないかもしれなんだぞ。
そんなはずはない!
そう思える強さが欲しい。
自意識過剰!!
母さんによく言われていたよな父さん。
必要以上の自信は迷惑とか・・・。
僕は道明寺司の息子だぞ!
父さんの力を借りたいわけじゃなくて今はあの独裁者的強さが必要だって思う。
いろんな思いが交錯しながら鮎川との距離が詰まっていく。
気が付かないうちに自然と歩く速度が速まっていたらしい。
手を伸ばせば鮎川に触れられるところまで近付いてしまってる。
もしかしたら気づかれてる?
そんな不安が僕を後押しした。
「意外に歩くの早いんだね」
伸ばした指先はしっかりと鮎川の左の手首を捉えた。
「なんでいるの?」
振り返った鮎川は驚いたような表情で僕を見つめてその視線を握られた手首に移してる。
「わぁッ、ごめん」
慌てて握っていた鮎川の手首を離した。
手を離した手首と僕を見つめてかすかに鮎川の口元が笑った。
それだけの表情の変化にホッとしている。
「一緒にどこか行ったって思ってたのに、いいの?」
見えるはずのない高校の方向に鮎川が視線を走らせてる。
確認なんて必要ないのに僕まで一緒に鮎川の視線を追った。
「蒼に後は頼んできた」
頼んだというより押し付けてきたという方が正解だって思う。
「少し話せないか?」
「別に話すことないと思うけど・・・」
気のない素振りの鮎川を引っ張って行って見つけた公園のベンチ。
並んですわったままの微妙な感覚。
落ちついて座れない。
離れて座った距離の20㎝がそれ以上に遠く感じてる。
「怒ってない?」
「何を私が怒るの?」
「あれ、妹だから!!」
「妹?」
「そう・・・」
「私に言わなくてもいいと思うけど」
「鮎川に誤解されたままじゃ嫌なんだ」
思わず強く出た声。
一瞬ビクンとなった鮎川は僕と視線を合わせないまま自分の足先を見てる。
側に来ていたハトがパラパラと羽ばたきの音をたてて空に飛んで行った。
その鳩と一緒に飛んでいきたい気分。
沈黙が長くて、落ちつかない。
「あの雑誌ね・・・」
「今まで買ったことも、読んだこともなかったの」
息を大きく吐いた鮎川は足先で地上の小石を軽く蹴るような仕草を繰り返す。
「書店の前で立ち読みしていた女の子がね、道明寺君?とか駿君?とか言ってるのが聞こえてきて、気になったんだよね」
「書店の中で時間をつぶしてその子たちがいなくなってからその雑誌を買っちゃってた」
「そしたら、かわいい女の子と楽しそうなデートの写真が載ってるし・・・」
鮎川の声が少し不機嫌で拗ねたように聞こえた。
「あれはだから妹だって」
「わかってる」
視線を地上から上げて僕に移した鮎川から僕を睨んでいた冷たさは消えて柔らかな表情を見せてる。
「どうせ載るなら鮎川と写真を撮られたかった」
「道明寺君!それ困らないの?」
鮎川が僕を道明寺と呼ぶときは道明寺財閥の御曹司を強調してるとき。
舞とセットより道明寺司の息子ってばれる確率は低いって思う。
「君となら、ばれてもかまわないって思う」
「もしかして、私のことすごく気に入ってる?」
冗談ぽく言って鮎川が僕の前に顔を突き出す。
鮎川を初めて見た印象はクールで大人っぽくて、人を寄せ付けない雰囲気があって父さんに似てるって思った。
素直に感情を出すのが苦手なだけで、飾り気のないままに僕に接してくれる彼女。
気になって・・・目が離せなくなった。
声を聞けば会いたくなって、会えばもっと一緒にいたいって思う。
こんな感情は初めてで、自分ではどうにもできない想いがあるんだって初めて知った。
鮎川が思うより僕は君が気に入ってるんだと思う。
雑誌を読んでた女の子の話題で買ったこともない雑誌を買った鮎川。
僕と舞を見て不愉快だった感情を鮎川が僕に見せた。
気持を隠す様に冗談めいた表情を作る鮎川を可愛いって思う。
「好きだ」
自分から告白したのは今日が初めての体験だった。
楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。
拍手コメント返礼
ゆっちゃん 様
ついに告白!
司とつくしの初告白ってどこになるんだろう・・・(^_^;)
返事に続きこちらも気になりますがもう一組の方も残ってますので・・・
つくしちゃん大丈夫かな~
あっ!蒼クンもいた(笑)
びーちゃん 様
やるときはやるね♪
声援を送っていただくと司ジュニアも喜ぶことと思います。(笑)
娘たちの未来の恋の相手考えますよね。
舞ちゃんの恋を参考!
出来るだろうか・・・(^_^;)
さち様
キタ―――――
やっとキターーーーー!
私もそんな感じです。
これからこれから♪
何が起こるのか~
このまますんなりいくはずがないのはつかつくで~
駿君はつかつくじゃないから!