Happy life 15
午前中『Perfectdungeon8』をUpしたのですが、ちょっと書きたらない気分でして。(^_^;)
ハッピーな気分で終らないと拙宅のつかつくじゃない気がします。
ということで今日は2話UP♪
続きからお楽しみください。
最近寝顔しか見てねェ。
パパかバァバかわかんねぇ発音でパタパタとかけてくる。
抱き着ついてるのか転びそうなのかごちゃまぜの小さな衝撃。
それを抱き上げてくっ付く唇。
ぬるっとした感触。
それが懐かしい。
「パパ」って、言わねェかな。
愛しても愛し過ぎだと思えない小っこい身体は、頭のてっぺんを少し過ぎたところに両手を握りしめて万歳したまま寝息を立ててる。
仕事の疲れが吹っ飛ぶって思える寝顔。
「起こさないでね」
その横から覗き込んだもう一人が極上の優しい笑みを俺に向ける。
「拗ねンじゃねェよ」
「えっ?」
キョトンとなった顔は今にも笑い声を上げそうだ。
「お前を無視して駿を見に来たわけじゃないから」
「だれも、そんなこと思ってないから」
クスクスと弾けた顔がそっと俺の頬に寄り添う。
背中からおぶさる様に回された腕。
つくしの胸の弾力が背中に遠慮なく押し付けられる。
「寝てると天使なんだけどね」
「起きてる方が天使だろ」
「あのね、歩き出したら目が離せないんだから」
「今日は、何か食べてるって思ったら、司の名刺を食べてたんだから。どこでも置かないでよね」
名刺なんてどこにも置いてねェぞ。
何時も書斎のデスクの上だぞ。
「オムツを替えようとしたら司のデスクの下に逃げ込むんだから」
俺の書斎で何やってんだ?
「つくし、お前はまた俺のデスクの上で駿のオムツを替えたのか?」
口調は怒るより笑いをかみ殺す。
「仕事部屋に行っちゃダメだって思うんだけど、なぜか駿が気に入ってるんだもん」
少し早くなった口調に瞬きの多くなる瞳。
俺の機嫌は悪くならねぇよ。
「駿より、気に入ってるのお前じゃねぇの?俺の匂いでも残ってるか?」
「ちちちがうわよ、この部屋に司がいると駿が時々邪魔しにくるでしょ。司が鬼ごっこしてくれるから、隠れて私が困ってるの見て駿は喜んでるんだよ」
素っ頓狂な声を上げて図星を突かれて誤魔化してふくれ面になる。
仕事の合間に駿の相手。
「隠れろ!」
それを合図に俺の足元、デスクの下に隠れる駿。
動かなくて済むから楽なんだよ。
「おっ、見つけた!」
そう声をかけるだけでキャーって甲高く上がる声。
これだと仕事をさほど中断しなくても済むんだ。
単純さが何となくお前に似てねェか?
「とに、誰かさんと一緒で私を困らせるの好きみたいだわ」
頬に触れる黒髪から流れる香りが鼻先をくすぐる。
かすかに触れる頬を強くすりよせるように寄せた。
照れる様に動いた頬。
なめらかな唇の感触が口角にわずかに触れる。
「お前の困った顔見るの好きなんだ」
顔を横に向けた瞬間につくしの唇が頬から離れた。
「好きって・・・いきなりなななななにッ」
見る間に真っ赤にそまる頬。
自分からキスしてきた積極性を隠すんじゃねェよ。
「かわいいよな」
グッと首に巻きつけた腕でつくしを引き寄せる。
コツン重なった額の先で重なった視線。
「からかわないでよ」
出会ったころから変わらない強気な瞳。
見つめられるといまだにたまんなくなる。
瞳で笑いあえるこの瞬間がたまらなく愛しい。
愛しても愛したらないと思えるただ一人の女。
「ふにゃーーー」
寝返りしたちっこい身体が小さく声を漏らす。
今、起きるんじゃねえぞ!
真剣に願ってた。
楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。
拍手コメント返礼
***様
二話読めてラッキーとコメントいただき私も頑張った甲斐がありました。
Gods&Death様
もうちょっとで☆~♪
駿君も我々ドS倶楽部の大事な会員?ですからーーーーー。(爆)