我儘な僕に我儘な君 5

おはようございます。

今日はちょっとPerfect　dungeon を一休みして・・・(^_^;)

今回ほど連載をたくさん持ってることを失敗したと思ってることはありません。

どれも気になるのに、お話を書きたいのはPerfect　dungeon でして・・・(^_^;)

ほかの話と違って頭の中でしっかり話が組みあがってできてる結果なのですけどね。

それ以外は行き当たりばったりで書いてるので自分でも結末が分りません。

これで大丈夫だろうか？

ちょっと心配。

「また見てるよな」

「つい目がいくんだよなぁ」

柵の中のうさぎでも眺めてるような感じで佑がつぶやく。

佑の視線の先には舞となずなの2人の笑い顔。

「翼みたいにデレッとは眺めてないけどね」

「いつ誰がデレッとした」

机の上に頬杖ついたまま視線の先を細めて鼻先で笑ってる佑を睨む。

なずなに見惚れて手の平から頬が擦れ落ちそうになったのを佑にしっかり見られてしまってる。

全て見透かしたような上から目線。

4月生まれの俺達と8月生れの佑。

俺の方が数か月早く生まれてるのに、佑の奴の方が年上臭い。

「舞さ、自分はモテないってブーブー言うんだぞ」

「翼の親父に頼まれてるからなぁ」

「お前ら以外の男は舞に近づけるな！だろう」

佑の言葉に顔を見合わせて二人の声がハモる。

「子供の頃から会うたびに言われ続ければなぁ」

ため息を吐いた佑の口もとはそのまま口角を上げて照れくさい笑いを浮かべる。

「俺たち親父の前に並べられてな、二人で首振り人形になって、それを確かめて父さんが安心した表情を見せる」

毎年学年が上がるたびに行事化してる気がする。

幼稚舎の頃から3人が今日まですっと一緒のクラスってどう考えても出来過ぎだ。

絶対父さんが裏から手を回してるって内心では確信してる。

「うちの父さんは翼の父さんを見て楽しんでるしね」

悪戯ぽい表情を作って、「佑、たまにはヤダッって言え」って、佑に耳打ちする悪戯な美作のおじさんに気付いたことは一度や二度じゃない。

「俺は花沢のおじさんと西門の家元に言われたことある」

時々俺の親父は本当に道明寺財閥の総帥かと疑いたくなる4人の関係。

かあさんと舞が絡んでること限定だけど。

仕事では絶対に見せないプラベートな父さんの一面。

仕事場の狂気に近い静けさも母さんや舞、Ｆ４が揃えば一瞬で変化することを僕らは知っている。

「自分がどれだけ人気があるか舞が知ったら俺たちただじゃすまないよな」

舞に興味がありそうなやつは片っ端から舞に近づく前に排除。

英徳の中じゃ俺らを無視にて舞に手を出そうとする奴らはいなかった。

俺らに立ち向かうだけの気骨がなければ、父さんを前にしたらオオカミに睨まれた子犬同様必死で逃げるしかできないと思う。

「小さいころから舞のこと気にしてないといけない状態だから半分癖なんだよな」

義務だけで見つめてる瞳とは全く違う色あいを滲ませて誤魔化すな。

ＳＰの護衛の義務感の緊張感は全く漂わせてない優しい視線。

舞の恋愛は受難だと思っていたけど、佑ならどうにかなるんじゃね？

「佑・・・」

「なに？」

「お前って、舞のことどう思ってるの？」

頬から離した手を机に置いてからかうような口調で佑に迫る。

「舞に言うより先に、翼、おまえに言えるって思う？」

余裕のある微笑み。

こいつのこんな大人びた対応はムカッとする。

素直に、好きって言えばいいだろうーーーーーーツ。

「キャッー」

隣りの席の女子が顔を染めて小さく声を上げた。

佑！自分に向けられたほほえみだって勘違いされてるぞ。

俺たちが一緒にいれば無駄だと思える見られてる視線は一つ二つじゃない。

無視して、気が付かない振りには慣れてる。

さすがに声が上がれば別。

「勘違いさせてごめん」

無視すればいいのに佑の柔らかい声が隣に響く。

佑の声に全然大丈夫だと笑顔で上気した表情が一つじゃなくその周囲に広がってる。

やっぱ、美作の親父さんの血だ。

「楽しそうだね」

腕を組んで俺を見下ろす視線。

冷ややかな視線を浮かべるすずなあと舞。

全く楽しくない雰囲気を背中にしょってる二人。

「佑が女の子に優しくするから騒ぎになる」

すずなの不機嫌に気が付いてない振りで全ては佑のせいだと視線で示す。

「女の子に優しいのは翼も一緒だと思っていたけどね」

舞！ここは、姉として俺を擁護するのが筋だろう。

「佑に比べれば俺なんて全然器用じゃねェぞ」

ゴツン！！！

頭の中で音が響く。

佑の握りしめた拳がそのまま俺の頭に打ち下ろされていた。

いてーぞ！

舞が佑に気があるって教えてやんねぇからな。

楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。

　

拍手コメント返礼

まめすけ 様

本当に久々にＵＰしてますね。

スローペース～♪

明日までは思う様に時間が取れませんが水曜日からはバン！と進めたいのですけどね。

連載5個は花男で後、別な二次もあるので・・・(^_^;)

怖いです（笑）

試練はねぇやっぱり司でしょ（爆）

このままいったら親戚！家柄で反対される可能性はないですね。

アーティーチョーク 様

司が目を光らせてるのは舞ちゃんの恋愛だけでしょうね。

息子に関しては「俺は何もいわない。親の権力にはむかえるくらいの女を見つけろ、俺みたいにな」

位は言って欲しいなぁ。