パズルゲーム 11

気がつけば週末!

家族の視線が気になる土曜日の朝。

甘々の場面を想像すると顔が緩むので封印!

ということは、今回は司君にご褒美決定か!

どうかなぁ~~~~~。

考えながらPerfect dungeon祭りは一時中断とさせていただきました。

しかし1週間が早すぎッ!

パスワードのご連絡。

本朝8時までに申請された方はすべて返信してます。

携帯アドレスで申請の方はご注意を!

原則パスワードの返信はPCから行ってます。

受信拒否の設定およびアドレスに『・・・』このようにドッドが連続で使われているとエラーで送信できません。

ご理解の上での申請をお願いします。

「道明寺夫人は忙しいかなぁ~」

携帯から聞こえる優紀の声。

私たちの友情は結婚した後も変わりなく続いてる。

司法修習や就職で会える時間が少なくなったが、私が愚痴をこぼせる数少ない相手であることは間違いない。

花沢類の件も道明寺が出張中でいないことも優紀には全部話してある。

優紀のはしゃいだ声に玲子さんの明るい笑顔がかぶさった。

「仕事終わった?」

携帯に遠慮して玲子さんの唇が小さく動く。

事務所の壁にかかる時計の針は就業時間の終わりを告げる針の位置を10分ほど過ぎていた。

違う方向から聞こえてきた食事の誘い。

「帰ってもひまでしょ?」

ハモって二人とも同じことを言う。

「相手が女性なら道明寺さんも(代表も)何も言わないわよね」

どうしてここまで同じ発想なの?

道明寺が私に見せる態度をしられすぎてるって優紀と玲子さんが示す理解度。

結構恥ずかしい。

玲子さんにも食事を誘われてることを優紀に告げて話を進める。

3人で食事をすることが決まって携帯をきった。

「僕だけ仲間はずれですか?」

まだ帰ってなかった甲斐さんが不服そうな表情を浮かべる。

「代表に恨まれる覚悟はある?」

「えっ?」

不敵な表情で玲子さんが甲斐さんに迫る。

「代表に知れたら、私がいたことは代表から抹消されて、甲斐とつくしちゃんが二人だけで食事したってことになって恨まれる覚悟はできてるかって聞いてるの!」

「帰ります!」

180度態度を変えて速攻で甲斐さんが事務所のドアを開いて飛び出した。

「良くわかってるわよね」

甲斐さんの背中を見送って私に視線を移す玲子さんに苦笑いの私。

今まで私の指導者になったことで道明寺が甲斐さんに敵意剥き出しの態度をとっていたことが記憶によみがえる。

「今日は寄り道すんなよ」

寝起きに聞いた道明寺の言葉がついでの様に頭に浮かぶ。

女性陣だけの食事会だし別に大丈夫だと自分に言い聞かせながらビルを後にした。

先に来ていた優紀が明るく手を振る。

フロアーをすべて見渡せる店内に聞こえるJ-POP。

木目のテーブルと椅子はライトに照らされて落ち着きのある温かな空間を演出している。

テーブルの合間をぬってすぐに優紀の座るそばにたどり着く。

他人の目を避けるように案内される上品な個室よりコッチの方が落ち着くと思えるお店。

周りから聞こえる話し声も私には居心地がいい。

道明寺がいたら絶対に来ることなんてできない。

道明寺が来た時点でザワツキが騒音になって騒動になりそうだ。

読めない横文字のメニューを睨み付けないですむことも久し振りだ。

運ばれてきた来たビールで乾杯してテーブルに一度グラスを置く。

「久し振り」

私の結婚式で顔を合わせたばかりの2人は機嫌よくクラスを再度ガチャリと合わせる。

人見知りの強い優紀も玲子さんとはすぐに打ち解けてしまってる雰囲気。

財政会の大物が数多く集まった結婚式では数少ない一般人同士で仲良くなったとか意気投合したんだとか。

「それで、花沢類さんの相手ってどんな人だったの?」

「つくしは、言われたとおり10代に見られたわけ?」

如何にも鼻持ちならないお嬢様って態度で、目の前に出されたジュースに毒でも入ってそうな殺気を感じた。

花沢類の腕が私の腰に回されて歩いたエントランス。

これ以上にはないって注目度を集めてるってヒシヒシと感じた私に食い入る視線。

道明寺にばれたらどうする!

もっと楽しげになんて花沢類の注文に応じる余裕はなかった。

高校生に見えるぞって笑っていたのは花沢類+美作さんに西門さん。

思い出すとため息が出る昨日の出来事。

F3以上に私は他人の興味を集めていた気がする。

「西門さんもいたの!」

優紀が食いついたのが西門さんって・・・相変わらずだ。

「代表が、帰ってくるのは何時なの?」

「10日先だったはずです」

ここでいい案が浮かぶはずもないのに顔を突き合わせる。

「相手が諦めればいい訳よね?」

「つくしちゃんにはかなわないって相手の思わせるか、花沢さんが結婚相手としてふさわしくなって思わせたらいい訳でしょう?」

玲子さんの分析力に見え隠れする弁護士の着眼点。

高校生に見える私はどう見ても相手に『勝った!』としか思わせられない印象を植え付けてるとしか思えない。

「もしかしてロリコン作戦で高校生の恰好をつくしに求めたとか?」

ロリコンでも花沢さんなら許せそうだけどね・・・」

優紀の考え込む表情がロリコンで明るくなるって・・・

私のことをなんだと思ってるんだ!

ロリコンでもいいって思う玲子さんの気持ちもわからなくはない。

だからって、花沢類をロリコンいに思わせる私ってなんなんだ?

お酒を飲んで大丈夫かと思わず自分の首から下を確認する。

今は一応それらしく見えるスーツを着てるから大丈夫だ。

言い聞かせてる自分が悲しい。

「つくし・・・?」

背後から聞こえてきた低めの声。

誘われるようにその声の方向に振り向いた。

「やっぱりつくしだ」

さわやかなほほえみを満面に浮かべた柔らかい眼差しが私を見下ろす。

「あっ・・・久し振り」

大学の同期で司法修習を一緒に過ごした松岡公平だった。

これ以上道明寺に勘ぐられる相手は必要ない!

公平に会えたのは嬉しいけど一抹の不安が心によぎる。

「今日は寄り道すんなよ」

もう一度思い出した道明寺の声にあいつの苦々しい表情まで浮かんできた。

ばれたらどうしようーーーーーッ

孝太郎君だけじゃなく公平君まで投入。

どこまでつくしを追い込むのか~~~~。

*公平君を知らない方は『 100万回のキスをしよう! 』『watcher』をご覧くださいね。 

お楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。

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拍手コメント返礼

あずきまめ 様

甲斐君より危ない公平君♪

甲斐君の場合つくしに興味がないのは司君分ってますが、この二人は別格ですからね。

つくしも信頼しちゃってるしなぁ~。

自分でトラブルを背負い込んでる感じありますよね。

ソフィ様

公平君はいろんなところで使える大事な駒に成長した気がします。

類とはまた一味違った危機感を司に持たせることが出来るので使いやすいんですよね。

スキと言ってもらえるとなおさら使いたくなっちゃうんですよね。(笑)

ことり様

類君だけじゃなく公平君まで!

司にとったら嫉妬心マックス状態ですよね。

そうなんですよね。もうすぐ春休み。

部活で半日娘はいないんですが、午後からの自由時間が無くなるなぁ~。

午前中にいかに自分の時間が作れるから記事更新のカギとなります。

春になるとつかつくファミリーののほほんとした話書きたくなるんですよね。

今年も書けるかしら?(^_^;)

小さな駿君をお届け~~~~~。

まめすけ 様

間が空くとなにを書いたかったか忘れちゃうんですよね。

更新を滞ってる話が数話あるしなぁ・・・・・(^_^;)

優紀に公平がくれば、桜子に滋まで~。

勢揃いさせると収集がつかなくなりそうで怖い。

じつは桜子の扱いが一番悩むんですよね。

原作とドラマでは微妙に設定が違うんですよね。

原作の方が好きなんですけど・・・<(_ _)>

いの 様

類君だけでもムカつくはずなのにそこに公平までってしった司の反応。

つくしちゃん無事でいられるかしらとちと心配なんですけど(^_^;) ←投入した奴が何を言う♪

司と公平君いろいろありましたからね(笑)

おかゆ

そうです!

このお話は司君じゃなくつくしちゃんが追いつめられるの巻♪