Perfect dungeon 40
α―な、お話につくしちゃんサイドのご希望もありましたので、ちょこっと軽く書いてみました。
本当にさらっとですからね。(^_^;)
*たぶん、ずーと前から覚悟は決めていた。
私の初めては全部道明寺で・・・。
後悔はしないって・・・。
素肌をさらす瞬間は恥ずかしくってどうしようもなかったはずなのに・・・。
道明寺が強引にブラを力で引き裂いた道明寺は道明寺らしくって・・・。
文句を言いながらもおかしくってちょっぴりと生まれた余裕に笑顔がこぼれた。
漠然と想像してた体験は確実に私の羞恥を煽って落ち着きなくさせる。
体中をなぞる指先。
触れるか触れないかの弾むような指先はくすぐったくてしょうがない。
そして吸い付く唇がそのくすぐったさを別な感覚へと変えていく。
今で知らなかった未知な感覚はためらいや羞恥心もはぎ取っていく。
道明寺だから我慢できるんだからね。
「俺の方がドキドキしてる」
道明寺が初めて見せた気弱な部分。
たったそれだけの事なのに好きだって感情だけが独り歩きしてる。
「道明寺も緊張することあるんだ」
好きだって言葉を隠す強がり。
好きって先に私が言ったら、ずーと、道明寺に言われそうだもの。
「もう、しゃべんなよ」
優しさをかなぐり捨てた噛みつくようなキス。
そのまま口内に入り込んだ舌先は縋りついて、理性を飲み込んでいく。
絡みつくキスは、何時しか愛してるって、思わせるような甘いキスに変わった。
「もっ、痛かったら言えって、言ったの誰よ」
背中を向けたままの道明寺が意地悪く思える。
「しょうがねェだろ、自分でも余裕がなくなったんだから」
ツンとふて腐れたような声。
きっと今、まじかに道明寺の顔を見たら二人とも真っ赤かもしれない。
そんな気がした。
抱きあっていたときより今の方が身近に感じてる。
チラリと見えた道明寺の背中。
男性にしては白くてなめらかな肌に浮かび上がる背骨。
湾曲する形さえも艶めかしく映る。
その背中に痛みから逃れるようにしがみついた自分の醜態。
冷静になればなるほど、良くあんなことが出来たって思う。
そう思いながら、一方では、また道明寺に触れられたいって思う感情が生まれている。
「爪の痕、付いちゃったね」
「俺がお前の身体につけた傷より軽いけどな」
ガサッと回転させた身体。
そのまま整い過ぎた顔が私の顔を覗き込む。
ちちっ近い!
さっきまで道明寺は私の中にいて、つながったままだったのに、その時よりも焦ってしまってる。
「あのさ・・・私、あれでよかったのかな?」
道明寺にされるがままで、何もできなかった自分。
「あれって?」
「ほら、道明寺にばかりだったから・・・」
キョトンとした道明寺がブッと吹き出す。
「もしかして、あんなことを本気で俺に教えるつもりだったとか?」
「すげー気持よかったから心配すんな」
屈託ない明るい笑顔でスゲー気持ちよかったって・・・
砂漠でやっとあり付いたオアシスの水のようなすがすがしさで言うことじゃないと思う。
男の人って出すもの出すわけだから、すがすがしくは思えるものなのだろうか・・・。
思わず視線が道明寺の下半身にいきそうで困った。
「お前が思い出させるから」
なななっ・・・
視界が道明寺の顔で遮られた見えなくなった。
そのまま側臥位の身体を仰向けにさせられて道明寺が私の上にのしかかる。
「朝まで、まだ時間あるしな」
えっ?
おっ?
責任って・・・また?
抵抗するまもなく与えられたキス。
一度の体験で習得できたって余裕な雰囲気で道明寺の指が肌をなぞる。
ちょっ・・・
私はまだ慣れてないんだから、手加減・・・。
抵抗する理性はいつの間にか身体に裏切られてしまってた。
まだ、痛いんだってば!!
優しくお願い。
お楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。
拍手コメント返礼
ぶんしゅう様
拍手コメントありがとうございます。
PWお送りました。
まめすけ様
つくしちゃんは司と比べると受け身ですからね~。
男子の方がズンと行けるんじゃないかな、特に司君なら!!
このあとのF3の反応。
今回はほっとかないですよね。(笑)
あずきまめ 様
つくしちゃんはおまけ的なお話ですが、頑張りましたよ~
一日2話♪
書くのは時間はかかっても読むのは数分で済みますからね。
本当はもっと長く書きたいと思ってるのですがいつもこのくらいの長さがちょうどいいんですよね。
書き終わってUPしてそれから家の掃除に取り掛かかるのが私のいつもの日課です。
これが狂うと一日の調子が悪いんですよね。
ことり様
ブチッと切られたブラは使い物にならないですよね。
つくしちゃん裁縫してないかしら?(笑)
いやいや、きっと道明寺邸にはつくしサイズの下着からドレスまで抜かりなく準備されてるんじゃないかしら?