永遠のラビリンス 2
やっと順調にUPできるかな?
春休みもあと1週間で終ります♪
うっ・・・四月からPTAの役員と部活動の役員が振り渡ってしまいました。
忙しいっ。(^_^;)
たくっ、大げさに反応し過ぎだろうがッ。
マネキンのことなんて、ここで見るまではすっかり忘れてたぞ。
小さな紙切れなら取り合いもじゃれ合えるが牧野と等身大と体重も同じマネキン。
牧野と牧野を取り合ってるみたいな面白い感覚。
どっちがどっちだ?
迷うわけねえだろう。
本物に抱き着く隙を探してた俺。
「だめ」
「やめろ」
「力で俺にかなうわけねェだろうがぁ!」
マネキンを掴んで放り投げようとしたした瞬間に牧野がバランスを崩した。
どこまでマネキンに執着してんだよ。
倒れ込む牧野をかばう様に半回転させて床に転がった。
イタっ・・・く・・・ない。
ゲッーーー。
牧野を庇いきれなかったか?
天井が見えてたはずなんだけど・・・
目の前は真っ暗つーか、牧野にしては抱き心地が脂肪の柔らかさじゃなくて筋肉の硬さ。
ここ・・・・
胸だよな?
あの手の中にすっぽり入る丸みを帯びた弾力なら、気持ちがいいぞ?
すべすべ・・・つーか、ない!
えっーーーー?
「ツッ」
俺の・・・声?
なんで頭の上から聞こえる。
ごそごそと持ち上がった身体からずり下がった自分の身体。
何で俺のスラックスが目の前に見える?
んでもって目の前には慣れた感触。
股間に頭が挟まってって・・・
「うぉぉぉぉ」
叫んだはずの声が牧野の声と重なる。
「ウソ!」
「きゃー」
その・・・ナヨッとした声はおッオレ?
目の前の胸に手を伸ばす。
俺の着てた服だと確認しながら胸元からゆっくりと視線を上に上げる。
俺じゃねェか!
オドッとした視線はやっぱり何処かナヨッとしててる。
夢?
さっきどっか頭を打ったか?
「道明寺?」
目の前の俺が俺の名前を呼ぶ。
驚きのままに自分に視線を移せば牧野の着てた服に胸元の脹らみ。
こんな角度で眺めたのは初めてで、思わず確認するように自然と手のひらが胸を包み込んだ。
「どこ触ってんのよ」
「どこって・・・胸・・・」
「勝手に触るな!私のなんだから」
私のって・・・今は俺のじゃねぇのか?
俺の腕が伸びてきた牧野の腕を胸から引き離した。
そして乱れかけた服を俺の手が撫でで服を直す。
牧野を触ってるのは俺で・・・
普通なら牧野は絶対に嫌とか、スケベとか言いそうな仕草。
えっ?
へぇ?
「俺達入れ替わってんのか?」
牧野の身体に触れていた指先が焦ったように離れて膝の近くまで戻る。
俺があいつで・・・
あいつが俺で・・・
そしてもう一度自分の姿を目で追う。
牧野だよな?
手の平で顔の輪郭を抑えるようにぺちゃぺちゃとなでる。
触り慣れた牧野の肌の感触と輪郭に唇。
俺が牧野になってる!
「どうするんだ?」
「どうするって、それは私が聞きたいよ」
俺の声が牧野の言葉遣いでしゃべる。
オカマの俺を見てる気分。
「おい、牧野!入れ替わってる間は言葉使いに気をつけろ。気味が悪くなる」
「だったら、そっちの方こそ片膝をつくな」
えっ・・・
スカートの裾が広がって見えた下着。
「ピンク・・・」
「見るなッ」
ドスッ。
床に穴が開きそうな勢いで俺になってる牧野が拳を床に叩き付けた。
入れ替わってなけらば、俺は殴られてるよな・・・。
このお話も楽しめそうと思ったら応援のプチもよろしくお願いします。
拍手コメント返礼
やなぎ 様
二人とも入れ変わりが理解できたところで、これからどうなるのか、いろんな楽しみがありますよね。
牧野を庇いきれなかったどころか入れ替わっちゃったんだもんね。
司が焦る心境になるのはまだ先のような気がします。
いの 様
入れ替わりましたよ。
それぞれのフィールドでのてんやわんや♪
考えただけで楽しくなるんですよね。
いろんなネタが転がってますからね。
連載がながーくなりそうな予感がします。(^_^;)
かーちゃん 様
入れ替わったらやっぱり確認♪
なんの~?
ブフフッ~
そこだけでも楽しいお話が書けそうです。
つくしちゃん嫌だろうなぁ(笑)
ことり様
入れ替わったらいろんな不都合が起こりそうですよね。
司はそんな必要ないとかいってつくしに殴られるとかあり得そうで~。
ここでも頼りになりそうなのは西田さんかな?
まめすけ様
入れ替わっても焦りが感じられない司君。
目の前で焦る自分の姿のつくしを冷静に観察してるというより、つくしになってる自分に夢中だったりして(^_^;)
大変なのは確かに西田さんかも~。
あずきまめ様
オカマの俺って自分で見たらどうなんでしょうね。
人前に出るな!
司君じゃなくても言いたくなりそう。
司のつくしがつくしの司に殴られたら、鼻血位ではすまないでしょうね。
そして誰かに目撃されたそこから面白い展開になんてお話も考えてます。(^_^;)