永遠のラビリンス 4

昨日から春の嵐

夜中はすごい風で目が覚めてしまいました。

台風並みの強風。

カーポートの屋根が飛ぶ被害。

出費の多い月に痛い出費だ~(/_;)

この低気圧は東に移動するみたいですので皆様お気をつけてくださいね。

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牧野の俺が俺の大事な所に掴む。

変な感覚。

ギャッとした表情が「イヤ」と叫んで後ろに大きく飛びのいた。

自分の身体を触ってそれはねェだろう牧野の俺。

恐怖に染まる表情の俺。

なんだか情けない自分を見てムッとしてる。

俺は滅多なことじゃ焦りや不安を表情に出さない様に教育されてるんだからな。

衛生・・・英才教育・・・。

「入れ替わってる間はしょうがねェだろう」

「そのくらいで恥ずかしがってどうする」

「初めて見るわけじゃないだろうが」

「いつもはこんなにクニャってしてないし・・・」

クニャって・・・

思わず目の前の下半身に目がいく。

トイレに行くつもりのだったはずなのにしっかりファスナーを上に締め上げられてた。

牧野が見慣れてる形に変わったら処理できんのか?

俺は牧野の中で自分の身体で抑え付けられて・・・

わぁぁぁぁッ

目の前にはいつものその気にさせる牧野の色っぽい表情が見えるわけじゃなく俺だが見えるわけで・・・

自分に乗っかられたら気分なんて出るもんじゃない。

ゲッ―――ッ

考えただけで気分が悪くなりそうだ。

「普段はこんなんなんだよッ!」

「いつも硬くなっていたら、お前の方が困るだろうが!」

何で困る?

キョトンとなった表情を浮かべる俺。

数秒後に真っ赤になった頬を両手で抑え込んで俯く俺の牧野。

脚の膝をくっつけて内股になってひ弱なシナを作る。

それやめろ!

俺はオカマじゃない!

「股を開かないでよ」

オカマの口調の牧野のお俺。

「内またになるな!」

荒い口調は牧野の声で部屋中に響く。

「学習が必要だよね」

「そうだな」

見合った顔はそのままハァーハァーと互いに荒い息を吐く。

「どうしてこうなったんだろう・・・」

「俺にもわかんねぇよ」

「言えることはしばらくはこのままだってことだよね?」

「・・・そうだな」

「もし一生このままだった・・・どうなるの?」

・・・・・

うっ・・・

俺は自分を一生見て牧野の中で過ごすのか・・・

牧野の柔らかい身体に、吸い付きたくなる唇。

触れるたびに愛しさが増す感情。

もう二度と味合えなんて地獄だ~~~~~。

「絶対もとに戻る!」

自分に言い聞かせるように腹から声を出した。

牧野と俺の入れ替わった生活。

ベッドの上に鼻を突き合わせて二人で計画を練る。

何時入れ替わって元の戻れるかわからない状況。

しばらくは一緒に行動した方がいという考えは二人とも共通する。

大学に行って俺が牧野の代わりに講義を受けても意味がない。

俺は会社を休めば西田が黙ってはいない。

「道明寺について行く方が現実的ってことだよね?」

黙り込んで顔を見せあって目の前の俺の牧野がゴクンと喉を上下に動かした。

「西田さん、信じてくれるかな・・・」

「信じさせなきゃこの状況を乗り切ることは無理だぞ」

でも!

西田に知られたくねぇーーーッ。

あっーーーー。

まとまらない考え。

落ち着きを取り戻して冷静になる事が大事だ。

「どこに行くの?」

ベットから降りて立ち上がる俺に牧野の俺が話しかけた。

「シャワーでも浴びて頭を冷やすんだよ」

「シャワー?」

「ダメーーーッ」

「ダメって言ってもこのまま風呂にもいらなくて過ごせるわけねえだろうが」

グッと唇を噛んだ牧野の俺が真顔で迫る。

ワッ、意外に迫力ある。

自分で自分にビビッてどうする。

「一緒に入る」

えっ?

おっ?

えっーーーーッ。

普段なら「一緒に入るか?」「絶対ヤダ!」のパタン。

一緒に入ると聞こえた俺の声は牧野のもので、俺が絶対嫌だと牧野の声で答える訳がない。

いいのか?

ぐっと腕を引き寄せられて引っ張られて浴室に連れて行かれる牧野の俺。

この場面は結構ある。

今の牧野は抵抗せずに俺の言いなりに一緒に浴室に向ってる。

俺が牧野の中に入るんだから当たり前なんだけど。

この辺でまた入れ替われないか?

牧野の俺にガシッとしがみついて押し倒しにかかってみた。

上手くいけッ!!!

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拍手コメント返礼

ことり様

春の嵐全国で大変そうでしたね。

カーポートが飛ぶくらいの被害は台風で慣れているのでいつものことって感じなんですけどね。

道明寺邸はこんな心配いらないでしょうね。

まだしばらく二人のドタバタ続きそうです。

会社に行きついて西田さんを引き入れるにはあと数話必要かもしれません(^_^;)

会社での入れ替わった二人を想像すると楽しみなんですよね。

遊びすぎかも知れません。

ココちゃん 様

お久しぶりのコメントうれしいです。

この話を気に入って頂いてうれしいです。

今回は本当にドタバタな予感がぁ~。

いの 様

昨日は春の嵐に気温の低下で大変でしたよね。

被害がなくて何よりでした。

今回の攻防に西田さんをどう絡めるか考えます。

どんなふうにばらすのか?ばらす前にばれるとかもあり?

どっちが愉しいかなぁ~。

おっ♪

バツイチ子供なしですね。

公平君のしあわせはどこだ~。(笑)

やなぎ様

カーポートの被害は台風の影響では多々あるんですが春の強風では初めてでした。(^_^;)

ここでも頼れるのは西田さん。

F3だけは司は頼りたくないでしょうね。

まめすけ 様

北陸は桜がまだ咲いてるんですね。

宮崎はもう完璧に桜は散っちゃってますからその心配は有りませんでしたよ。

こちらは今日が中学校の入学式です。

ウッ・・・うちの姫は昼前には帰ってくるぞ(/_;)

えっ?

F3に会わせないんですか?

楽しそうなのになぁ~(笑)

まぁ、私の気分次第ですけどね。

司の考える入れ替わり法則、単純ですけど一番に実行したくなる法則ですよね。

そうじゃなくても抱きつくことに異論はないだろうしな。

でも自分の身体って微妙に嫌でしょうね。

他の男につくしがだきつくよりは許せるでしょうけどね。

エイプリルフール…類君偏

私もまだ思案中です。

Gods&Death 様

起こったものは仕方ない。

強風の被害は台風で慣れてはいるんですけどね。

家の左側が空地のわが家はご近所より被害が多いんですよね。

台風前だというのに痛いですよ~。(/_;)