永遠のラビリンス 9

いつも物語を書く前にコメントの返事を書くのが日課です。

返事を書いてると意外とインスピレーションがわくことがあるんです。

それでいきなり予定と違うお話を書いちゃうこともあります。

私が短編をポンとUpするときはコメントから種をいただいて発芽しちゃった状態なんです。

拍手コメント返礼とまずキーを打ちますが、最近返礼が払戻に変換間違いになってることがあります。

拍手を払戻させてもねぇ。

困りますよね。(^_^;)

マーガレット10号 50周年のお祝いコメントに真央ちゃんが~。

読んでないんですけど花男に寄せるコメントかな、なんて考えて読みたい気がします。

コミック派の私はマーガレットは買ったことないんですけどね。 

誰と誰が入れ替わりが読みたい?

たくさんの投票ありがとうございました。

いや~どの組み合わせもオモシロそうで手を出しそうになりました。

番外編は別館でUpしましたのでお楽しみください。

『永遠のラブリンス 番外編』

「背筋を伸ばしてください」

「もう半歩大股で」

後ろから鋭い視線とともに鋭く指示を飛ばす西田さん。

だからってなんで人の目の多いエントランスを歩かなきゃいけないのか。

「きゃー、今日は最高に運がいいよね」

「歩くだけでどうして空気の色が変わるのぉ!!!」

「代表の持ってるコーヒーと変わりたい」

会社から出る予定のない私と西田さんはコーヒーを買いに来た様子でエントランス奥のコーヒーショップでLサイズのコーヒーを買った。

コーヒーショップに入る瞬間から意外だという視線を集めてる。

ほのかなコーヒー豆の香りが漂い、コーヒーの熱が手のひらを温める。

道明寺が自らコーヒーを買いに来て社員の目を集めることってそうそうあるとは思えない。

女子社員のうっとりと私を見つめる表情は『ばれてない!』その思いを強くする。

見た目は道明寺なんだから誰もこのガタイの中に牧野つくしがいるなんて思うはずがない。

後は、男っぽくふるまうことに集中。

そう思ってもすかさず西田さんから「内またになってます」って声が飛ぶ。

大股であるくなんてことに慣れてないんだからぁぁぁ

それでなくても優雅な歩き方とか上品な座り方とか女性らしさの教育が週二日は組まれていた花嫁教育。

元に持ったらすっかり壊れてる気がする。

あっ!

花嫁修行しばらく中止してもっらわなきゃ。

道明寺が大人しく講師の言うことに聞くわけないつーの。

私の今まで築き上げた人格が壊される。

講師からの評価はすぐにお母様の耳に入るんだからね。

「人の目に触れることはいい緊張感になると思うのですが、司様」

あっ、私は今道明寺だった。

「そのためにこんな人目のあるところに連れてきたんですか?」

「慣れることが必要ですから」

「もしかして後で、道明寺もつれてここを歩くってことしませんよね?」

牧野つくしがエントランスを歩いても今ほどの視線を集めるとは思えない。

恥ずかしい意味で人目を引く行動は考えられる。

いつもの調子で堂々と横柄な態度でいられたら困る。

その後ろに従う西田さんの方が社員が見たら不思議がるんじゃないんだろうか。

「あの方を指導する勇気は私にはありません」

「自我が強いお方は人目に触れない様にする方が的確な判断だと思います」

確かに道明寺が言われたとおり素直に仕草を直すなんて無理がある。

「いい加減にしろ!」

人前で胡坐をかかれたらおしまいだもの。

牧野つくしの方が確かに人に会う機会は少ないかも知れない。

だから西田さんは執務室に私の道明寺を残してきたのか。

「デスクの前の書類が片付くまでは没頭するのは習性になってますから、あと1時間ほどは大丈夫でしょう」

腕時計で時間を確かめながら西田さんは事もなげに呟く。

「あの・・・会議は・・・」

「ウソも方便と言うではありませんか」

「それとも、今後のために代表の仕事を本気で覚えたいというのであればお教えしますけど」

西田さんの眼鏡の奥がピクンと光った気がした。

それはそれでちょうどいいとでも言いたげの少しも手を抜かない抜け目のなさの眼光。

「道明寺の真似をするだけで精一杯です」

「そうですか・・・」

なんとなく肩が落ちてガクリとした背中。

あっ・・・

あの・・・

そこは落ち込む必要はないと思うんですけど・・・。

「西田さん・・・?」

「西田と呼びすててください。坊ちゃんにさん付けで呼ばれると調子が狂います」

いつもと寸部と違わない口もとが無表情に呟く。

調子の狂った西田さんってどんなんだろう?

自然と緩んだ口もとから笑みがこぼれる。

「きゃーーーー」

ななななに?

視線を上げた先で床から飛び上がってる女子社員数名のミニ集団。

「私を見た!」

「笑いかけられたのは私よね?」

「違う、私!!」

えっ・・・

私が見てたのは西田さん。

その西田の後ろにいたのがあなたたちだったって事だけ。

「代表!!!」

手を無邪気に振られた。

反射的にわずかに右手を上げて答える。

そして強張る頬で作る笑い。

違う!!

道明寺なら冷たい表情で興味も示さない筈だ。

上げた手をどうしよう・・・。

「本物より人気がある」

ぼそりと西田さんが彼女らを振り返ってつぶやいた。

来たよ~の応援のプチもよろしくお願いします。

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拍手コメント返礼

ことり 様

この入れ替わりは西田さんがいなければ成り立たないそんな気がしてます。

外国に出張なんて無理でしょうね。

公平…ギクッ。

じつはF3の前に隠し玉で用意していました。(笑)

伊賀のカバ丸、懐かしいな。

映画もありましたよね。

うちの子供もちゃお派ですよ。

私も中学のころちゃおを読んでいたのですが、あの頃より話が幼稚化してる気がしました。

目が大きいし(^_^;)

ソルジャーボーイなんて好きでしたね。

女の子が歌手としてデビュー。

それも男の子として、そしてアイドルとして人気が出る。

ライバルの男性歌手を好きになって~確か名前が龍だったかな。

主人公はゆうって名前で、女性アイドルから好きだって告白されてなんて場面もあって~

完璧に少女漫画の世界満載でした。

あ~また読みたくなった。

Gods&Death 様

おめでとうございます♪

遠いと会いに行くのも大変ですね。

無事にご対面で来て良かったです。

この後はモチ司の方になります。

あずきまめ様

西田さんは本当にどう思ってるんでしょうね。(笑)

入れ関わったのがつくし様とで良かったとは思ってるでしょうけどね。

内またの代表。

今春のラキセSPで見せたバスタオルを身体に巻きつけてナヨッとしたJをしっかり想像して書いてる私です。

本当にああだったら・・・泣く(;_;)

やなぎ 様

実際には司がギャーギャー言われてるんですよね。

免疫あるし、自分だし・・・

嫉妬しようにも・・・

どうなんだろう?

つくしは嫉妬心にも気が付いてなかったりして・・・。

音ちゃん 様

西田さん~西田さん!西田さん♪

西田さんのサイドの話欲しいところですよね。

何時書こうかなぁ~。

いの様

次回は執務室に籠ってるはずのつくしの司に異変が!

予告してます♪

元に戻ったら、あの代表は幻だったのか!

そんなささやきが道明寺本社ビルで囁かれるってことになるんでしょうね。(^_^;)