駿君の家族日記 15(子供の日にまつわるetc)
久々なんだと、気が付いた駿君日記♪
リクエストがなければすっかり忘れてました。
ちょっとコーヒーブレークな感じでお届を~。
この後に出来れば「いくつもの~」アップしたいと思ってます。(ー_ー)!!
「今日は子どもの日だぞ」
「改まって、なんのお祝いもしなくていいけどね」
そう言いながら窓から眺めた広大な庭にはいくつものこいのぼりが空を泳ぐ。
鯉だけじゃ面白くねェって、発想は父さんらしい。
澄み切った青空にクジラとサメとカメまで泳ぐ。
イルカをリクエストしたのは舞。
ピンクのイルカがウインクしてる構図。
いろんないろ、いろんな形のコイ・クジラ・サメのぼりは見ていて面白い。
どうせなら犬とか猫とかライオンが泳いでてもいいんじゃないんだろうか。
あっ・・・
サメのぼりの上にカメが乗っかった。
「こいのぼりだから意味があるって思うのになぁ・・・」
ぽつりと漏らしたお母さんは、お父さんのやることにはほとんど諦めてるって表情を作る。
「子供の日だから、子供が喜ぶことをやってるんだろうが」
「よろこんでるのは司じゃないの?」
「見てみろ、舞や、翼は飛び上がってこいのぼりの尻尾を追いかけてるぞ」
こいのぼりに乗って空を飛ぶって幼児の発想で双子は必死で追いかけてる。
飛びあがってすれすれに指が届きそうなところでコイが泳ぐ。
わざわざ1メートの高さに設置してる小さめのこいのぼり。
自然の風では泳がないから後方から大きな扇風機が風を送ってる。
鯉のしっぽを捉えた舞がその鯉に跨った。
つぶれて、地面にしりもちをつく舞。
楽しそうにキャーと声をあげた。
小学生の僕には笑えない。
いいよな、なんでも楽しく笑えて遊べる幼児。
「お兄ちゃん~」
よばれて僕もしょうがなくその輪に加わる。
鯉の尾っぽから口まで広がるトンネル。
その中を這って舞を追いかける。
後ろからは扇風機の風も僕らを追いかける。
僕もやっと楽しくなった。
「破れちゃうよ」
舞のいなくなった出口から見えたのはお母さんの二本の足。
急いで鯉の口から顔を出して見えた足から上に視線をたどる。
怒ってるわけじゃなくお母さんも楽しそうに笑っていた。
「これだけじゃないから、今から動物園に行くぞ」
「動物園だ!」
それは僕も好きだ。
3人で飛び上がって笑顔になる。
お父さんと行くのは滅多にないからうれしくてしょうがない。
今日は僕がお父さんに肩車してもらうんだからな。
「レッスンパンダが可愛いぞ」
レッスンパンダ・・・
レッスンするパンダなら見てみたいけど、なにを教えてくれるのだろう。
それはレッサーパンダじゃなかったかな?
茶色い毛並みの大きな尻尾の小さなクマみたいなの。
不安な表情の僕をお母さんはしょうがないわねって表情で目で合図を送る。
お父さんより僕の方が正解みたいだ。
「子供の日は、子供が主役で楽しまなきゃな」
何時もより機嫌のいいお父さん。
「まあ、司にとったら365日俺様の日って感じだけどね」
眉をしかめたお父さんにケラケラとお母さんが楽しそうに笑った。
拍手コメント返礼
Gods&Death 様
我が家唯一の子供はただいま陸上競技場でダッシュの練習中です。
お昼はマックでいいそうで~。
安上がり♪
しまたろう様
元気が出るコメントありがとうございます。
連載中の・・・本当に進んでない(^_^;)
連休明けにはバッチリと♪
ファミリーネタも忘れたころにアップしますのでよろしくお願いします。
あさみ様
レッスンパンダはリクをいただいて、懐かしい~と無理やりねじ込んでしまいました。
ドラマでもたくさん不可思議に司語録ありましたからね。
駿君も言い間違いの天才ならつくしちゃん大変だったでしょうね(^_^;)
ねぼすけ 様
何度も拍手コメントいただいてうれしいです。
理想の家族ですよね?
あの司が~~~(;_;)
私の小説が楽しみとコメントいただき嬉しいです。