SP物語(いくつもの嘘を重ねても スピンオフ)

今日はあんまり時間がなくて・・・(^_^;)

さらりと簡単にUPできそうな話に飛びついてしまいました。

厳重体制の公園警備で侵入者を許しちゃったSPはもちろん千葉君と相葉君設定です。

このお話は『いくつもの嘘を重ねても9』の番外編となります。

某所 公園内他の侵入を拒否の指令が下ったのは30分前。

代表の警備についていた相葉先輩と公園の入り口で合流。

ベビーカーを押しながらやってくるつくし様に驚いたのは言うまでもない。

つくし様発見ーーーーーーーーッ!

言いかけた口をつぐむ。

俺達がこの公園に配備された代表がやってくるということは、俺たちが連絡を入れるまでもなく

代表はつくし様がここに現れるということを知ってるってわけだ。

目の前をスタスタとつくし様がベビーカーを押しながら通り過ぎる。

えっ?

おっ?

軽く頭を下げて気にも留めないままに過ぎていく。

いつもなら・・・

「千葉さんご苦労様です」

無邪気な明るい笑顔を見せてくれるじゃないですかぁ~。

事故の時にそばにいなかったことは悔やんでるんですからね。

あの時は僕らを巻いてお二人で行動したのは代表で、どれだけ、上司に文句を言われたか。

まあ、時々こんなこともあるからと呑気にしていたらあの事故。

『後悔後先を考えず』

自慢げに胸を張って言い放った代表

『行動後先を考えず』と言い直させたい。

俺達のミスも認めますから無視しないでください!!

つくし様を思わず手を伸ばして引き留めたくなった。

ダメだーーーッ

ここでつくし様の肩に手でも掛けたら代表にどんな目にあわせられるか・・・

凍りつく冷たい視線じゃなく、超合金でも熔けそうな灼熱で睨まれるに決まってる。

伸ばした右手を左手で押しとどめて引き戻す。

つくし様がベンチに腰かけて数分後代表が到着。

なにやってんだと言いたげな相葉先輩の目つき。

あのベンチを見たらそんな呑気な表情は浮かべていられませんから!!!

「この公園に誰も入れるな」

入れるなと言われても・・・

完璧にするには人数が足りないような・・・

一人の持ち場は半径10m。

無理です!

なんていうこともできないままに代表はつくし様の側に歩いていく。

何か失敗をやらかしてもつくし様がいれば代表の機嫌はいいはず。

1か月ぶり以上だもんな。

お二人の再会。

「おい、どうなってんだ?」

イヤホンから聞こえる相葉先輩の声。

「先輩、何も聞いてないんですか?」

「知らないからお前に聞いてるんだろう」

「ここに来たらつくし様がいたんですよ」

つくし様には無視されましたけど・・・

相葉先輩に言いたいけど言えない。

何か、いつもと違うんだよな。

無視され輝というよりも他人に接する様な雰囲気で、俺のことを知らない感じで、ちらりと向けただけの視線。

友達みたいに気さくに接してくれた雰囲気は丸でなかった。

代表がつくし様の隣りに腰を掛けるのが見えた。

「おい、良かったな」

気持のこもった相葉先輩の声。

代表とならぶつくし様。

ありふれた光景が揃って目頭が熱くなる。

俺達もつくし様を探してたんですからね。

久し振りのツーショットにグジュッときてる。

泣くなー、仕事中!警備中!

わぁぁぁあぁ。

待て!

数メートル先を歩く男性。

相手側を俺達と同業者を引き連れてる。

それも顔見知りの奴ら。

「あやしいものじゃない」

止めに入った俺をそいつらが止める。

「妻と子供を迎えに来ただけですから」

にっこりと余裕の笑み。

それでいて他人を抑制する威圧感が見える。

妻って・・・

そのまま代表とつくし様の側に進んでいく男性。

妻・・・

どこに?

いるのは代表につくし様とそばにはべベビーカーに乗っている赤ん坊一人。

・・・

嘘だろう・・・

「なにしてる!」

俺の側に駆けつけてきた相葉先輩。

「先輩、いまの男、妻を迎えに来たって言ったんですけど・・・」

「冗談だろ・・・」

そう言ったまま相葉先輩は一点を見つめて頬を強張らせていた。

久々のSp物語はいかがだったでしょうか?

早く本筋に戻して~の声が聞こえそうで怖い・・・(^_^;)

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拍手コメント返礼

やなぎ様

忙しくてバタバタしてるのに更新をしないと落着けないのはなんなんでしょうね。

頭の中のものを吐き出さないと気持ちが悪くてしょうがないんですよね。(笑)

司の側にはいつでも葉っぱコンビ。

この二人も大変ですよね。(^_^;)

まり 様

私の頭の中ですか?

たぶん花男一色にちょびっと家族のことが混じってるのかな?

新たな切り口をいつも探しております。

ポチタマ様

花男のビデオいまだに貸し出し中なんですね。

私も時々見たくなっちゃうんですよね。

ほぼセリフのチエックをして小説に使うつもりが見入ってしまう現象になっちゃいます。

わがままうれしいです。

そこからまたお話のヒントをいただいて話が広がることが多々あるので、コメントも隅々まで読ませてもらってます。

ちょっと連載が「いくつもの~」に傾いちゃってますがそろそろいつものペースに戻る予定です♪

haruharu 様

スピンオフ楽しんでいただけてうれしいです。

最初にSPコンビを登場させたときはこれほど人気を得るとは思ってなかったんですよね。

SP一人だったはずが増えてるし・・・(^_^;)

つくしちゃんの記憶が戻るのはいつ?

今でしょう!

というわけにはまだいかないんですけどね。

あと少しご辛抱をお願いします。

あずきまめ 様

さあ~次はどちらの切り口から行きましょうか♪

次は司サイドか?つくしサイドか?

ただいま思案中。

でもこのお返事書いた後には書き始めますよ。

Sp物語はなんとなくクスッと笑えますよね。

この後は笑えなくなると思うんですけどね。

千葉君、相葉君も大変でしょうね。