永遠のラビリンス おまけの話
お約束のおまけの話。
☆マークじゃないですから~
ということは・・・いづれはあるのかな?(>_<)
「司、おまえに何考えてるんだ」
呆れる顔が3つ増えたラブホテルの一室。
普通こんな大人数が入れる広さじゃない。
ぎちぎちと詰め込んだ感がある。
「牧野を誘うんならもっとましなホテル使えよ」
西門さんの言葉に沸騰寸前。
道明寺の奴!
こそこそと何かやってると思ったら3人に連絡を取ってたんだ。
ラブホテルに呼びつけるって何を考えるのか。
全く分からない。
押倒されるより恥ずかしい。
「俺が連れ込んだんじゃねーよ。牧野が連れこんだんだぞ」
へっ?
道明寺何を言い出す?
「誰が、連れ込んだのよッ!」
私じゃなく私の中にいた道明寺が私を連れ込んだんでしょうがぁぁぁぁぁ。
「見た目はおまえが連れ込んだんだろう」
意地悪くニンマリと笑う道明寺。
「牧野が連れ込んだの?何時からそんなに積極的になったんだ」
「だから、違うって!」
「ちょっとヤバかったから、姿を隠す意味で逃げ込んだだけ」
結局自分で連れ込んだって告白してるような言い訳。
「誰かに追われてたの?」
花沢類の柔らかな声。
「まぁ・・・追われていたと言えば追われてたのかな・・・」
オカマの道明寺の噂がたつのを止めるために逃げ込んだとはさすがに言えない。
「俺達の助けが必要だったのか?」
「おまえらに誰が助けを求めるか」
フンといつもの高圧的な表情を道明寺が浮かべた。
そんな道明寺の態度にも意を返さない3人。
楽しげな表情を浮かべてる。
「珍しくねェ?部屋中鏡張りだぞ」
「どんな意味があるかおまえらなら詳しんじゃねぇのかと思って呼んだんだよ」
「司、おまえそれで俺らを呼んだのか?」
ククッと小さく漏れた笑い声は高らかに変わる。
「牧野と一晩このベッドで過ごせば、なぞはすぐに解けると思うけどなぁ」
西門さんの意味深ンな視線がちらりと私に向けられてる。
絶対ヤダ。
自分の寝てる姿が鏡に丸見えって悪趣味だよ。
たぶんその事に気が付いてないのは道明寺ただ一人。
「司、このホテルがなんのためのホテルか知ってるか?」
子供に言い聞かせる様な美作さんの表情。
「御休憩って書いてあったぞ」
誘導されるように道明寺は呟いて考え込んだ。
「道明寺の経営するホテルで御休憩とかないだろう?」
「御休憩の意味、考えろよな」
「今のお前ならすぐにわかるはずだ」
ポンと西門さんが道明寺の肩を叩いた。
もう・・・
ヤダ―――ッ。
ガシッと両耳を両手で塞ぐ。
ポケッとした顔がピンときた顔になった道明寺と視線が重なった。
道明寺はやっと理解できたらしい。
「おまえら出て行け」
道明寺の命令口調。
笑いながら部屋を出ていく3人。
その後ろに間が空かない様に私も並ぶ。
「牧野はまだ、帰れないだろう」
目の前でガチャリとドアが閉まった。
拍手コメント返礼
ゆかりん様
リターンズの類の告白。
類だなぁ~って思うシーンですよね。
どこで書こう(^_^;)
cocchann 様
もちろん次がお待ちかねのおまけになるのかな?(^_^;)
キャーーーッ。