パズルゲーム 33
黒幕は司だった!
本当にこれで終るのだろうか…(^_^;)
このお話もあと少しで終る予定です。
8月中には終らせるぞ!!!
久々に 別館 更新してます♪
花沢類に連れまわされるNYの夜。
静かなレストランの入り口でも、パブでもやたらわざとらしく目立つように歩く。
花沢類にそっと肩を抱かれて、フラッシュの光を向けられると、私の顔を隠す様に花沢類の腕がカバー。
フラッシュの光がまぶしくて、目なんて開けてられるわけがない。
「このくらいでいいかな」
楽しそうに微笑む花沢類に生まれて初めてムカついた。
「花沢類の秘書に私の正体がばれちゃっていいのッ?」
確認じゃなくほぼムカついた声が喉の奥から飛びだしてくる。
私を高校生に仕立てて花沢類の会社に呼んでわざわざ見合い相手に会わせた意味はあったのかと愚痴の一つも言いたくなる。
「彼女なら、牧野の身元しっかり調べてたよ」
「素性を隠して会うって状況がどんな状況かうまく勘ぐってくれたしね」
もしかして、そこまで予定通りって事?
そんなことまで道明寺が台本を書けるとは思えない。
恋愛に関してはF4の中じゃ一番疎いもん。
こんな筋書きが書けるとしたら西門さんとか美作さんじゃないとつじつまが合わない気がする。
ヤッパリ、みんなグルかッ!
道明寺に嘘をつくことの罪悪感を感じて悩んだ時間を返せ!
まさか、公平も玲子さんも、優紀もグルって事はないよな?
しばらくは人間不信に陥りそうな気がしてきた。
花沢類に送られてビルの最上階のNYの道明寺の住まいのペントハウス。
窓から見下ろす摩天楼の明かり。
昨晩はゆっくり部屋を見ることもできなかった贅沢な住まい。
プールまである部屋は寝に帰るだけの道明寺にはもったいない気がする。
手入れの行き届いた部屋は塵一つ落ちてなくて、生活感の感じないモデルルーム。
小さな1DKの部屋。
服とか脱ぎっぱなしで掃除もしてなくて・・・
「もう!」
不満を言いながらも、好きな人のために部屋を片付けて、料理を作って帰りをまつ・・・
夢だな。
一人この部屋で道明寺はなにを考えて過ごすのだろう。
しんみりなんてするか!
私を騙すこと考えてたんだから!
この部屋の主は私より1時間遅れで帰宅。
ムスッと無言でコツコツと靴音だけが冷ややかに響く。
「わりと、早かったな」
「遅くても良かったんだ」
皮肉を交えて言った私に、これ以上には不機嫌になれないって最悪な形相が向けられた。
なななによ!
自分が仕掛けたことなんでしょッ!
「不貞を働いた妻にお仕置きってのはありだよな?」
道明寺の指先がゆっくりと動いてタイを緩めてそれをほどく。
猛獣が牙をむく瞬間ってこんな感じなのだろうか・・・。
ビビるな私!
えっ・・?
片手でつかまれた両手首。
持ち上げたままその手首に外したタイがクルクルにまかれてく。
なに?
これじゃ動けないし、何もできない。
「ギャッーーッ」
道明寺の肩に担がれた私は、乱暴にベッドの上に放り投げられた。
お仕置きは私じゃなく道明寺!あんたでしょう!
「ここは、冷静になろう」
「おまえを目の前にして、冷静でいる方が難しいって知らないだろう」
私を見つめる瞳が熱を持って潤む。
抗うことが罪だとでも言うように伝わる熱で身体が震える。
ギシッと道明寺の重みでベットが音をたてた。
拍手コメント返礼
ツックー 様
この後のお話を妄想すると確かに刺激的~♪
書けるかどうかは怪しいんですけどね。(^_^;)
あずきまめ様
お仕置きってどんな~。
お仕置きされるのは司君じゃなかったのかなぁ(笑)
もみじ 様
司は悪いなんて思ってないですよね。
俺はお前のためにやってやったんだよ。
どんだけ嫉妬させればいいんだ
なんてことで本気でつくしちゃんを責めそうですもん。