パズルゲーム 36
台風の影響はいかかでしょうか?
週末はあれた天気になりそうですね。
こちらは荒れるのだろうか・・・
つくしちゃんご愁傷様です。
チン♪
骨は拾ってあげるから♪
タクッ!やり過ぎだろう。
今回に件では何度そう思ったか。
つくしの頭の上から伸ばした腕はそのまま凝視してる紙面を取り上げようと動く。
ギィッ!!
つくしの両手が拒むように紙面を握りしめた。
「もう、内容は分ってるぞ」
へっ?と緩んだ表情。
つくしの指の力も抜けてタブロイド紙は難なく俺の手の中に落ちた。
そのまま椅子に座った俺の膝につくしもストンと座る。
膝の上に子どもを座わらせて絵本を読み聞かせる体勢が出来上がってる。
白いワイシャツの胸元がふっくらとした丘を作って、太ももから伸びる足の白さが眩く俺を誘う。
さっきまで俺の胸の中で、啼いて、しがみ付いて、離れなかった柔肌。
だぶっと俺のシャツを着てる牧野が愛くるしくて、俺の自尊心をくすぐる。
下着を脱がすより俺のシャツを脱がしたいって衝動。
類とのスクープ写真。
撮らせる様に手配したの俺。
それなりに見せろ!
類に、そう言ったのも確かに俺。
それでも限度あるだろう!
親密度に真実味がありそうじゃねェか!
類!いい加減にしろよ!
自分が頼んだことは無視して殴るぞ!
「なにもないからね!」
紙面の写真を両手で隠す様に押さえつけてつくしが叫ぶ。
「浮気して、すぐに俺に抱かれる様な器用な女じゃねえだろうが」
「ダダ抱くッ・・・」
下から俺を見上げた瞳は焦ったように視点が落ち着かない。
少し開いたままの唇を身体を丸めて覆う。
「んっ・・・」
「舌出せよ」
「・・・バカッ」
小さく頼りない声が漏れる。
罵倒してると言うより甘えた声。
「あんまり、仲よくしてるわけにはいかねぇんだよな」
「えっ?」
「俺とお前は冷戦状態を装うってことだ」
夫婦の仲が悪いと印象付ければつけるほど、つくしを利用しようとするやつはいなくなる。
今回のつくしを狙うという画策はそのままうやむやに流れるはず。
事が片付けば、それは噂にすぎないと俺たちの仲を見せつければいいだけ。
「いいか、俺は一人でこのまま不機嫌に会社に出勤する」
類とつくしのこの写真を思い出せば演技をしなくても暴れたくなりそうな凶暴な気分になれる。
「お前は類と一緒に行動するってことだ」
「まだ、恋人役するの?」
不満な表情を貼り付けて俺を見つめるこいつにかすかに俺の口元が緩みそうになった。
「これ以上は、写真は撮らせないから心配するな」
「そんな問題じゃないでしょう」
俺の膝の上から逃げそうになったつくしを抑えるように両手で抱きしめる。
「後、数日で片が付く」
「俺の方が、お前よりよっぽど我慢してるってこと忘れんなよ」
座り心地が悪いようにモジッと尻の位置を変えるように膝の上でつくしが動く。
「こら、刺激するなッ」
「だれっがッ!」
「俺は不機嫌に出て行かないといけないんだからな」
つくしの手がテーブルの上に伸びてパンを掴む。
「ウップーーー」
口の中にそのパンを押し込まれた。
「てめっ!」
口からはみ出した分のパンをちぎって、つくしの口に押し付ける。
「キャッ」
「ヤダッ」
俺の膝の上で足をばたつかせるつくし。
俺の自由になる範囲は狭いんだぞッ!
「ヤジャねぇだろうーーー」
ガシャッ!!
テーブルの上の食器に俺の腕が触れて、床に落ちて割れる破壊音が響いた。
拍手コメント返礼
Gods&Death 様
そちらは雨の影響はどうですか?
こちらはそこまで激しい雨も降らず台風の影響もそれほどありませんでした
昨日は雨の強い中子供の大会が~。
親の方が疲れての帰宅となりました。
今日はのんびり過ごせそうです。
幸せそうなのはつかつくだけ?
最近甘いものにはご無沙汰。
きょうはおいしいケーキでも買ってこようかしら。
甘い意味が違うって・・・(^_^;)
ことり 様
お子さんの合宿の送り迎えお疲れ様です。
わが家の夏休みも今日までですよ~。
小躍りぎみ~。
明日からは自由に昼間の時間が使えます。
こちらの司君これからいろいろ我慢の連続なんですよね。
楽しい時間を少しは過ごせたのでこの後は少し位のいじわるぅ~
いえいえ、そんなに私は意地悪じゃないので!!(笑)
アーティーチョーク 様
F4に囲まれた紅一点!
浮気なんて♪
私なら迷うなぁ(笑)
最期はほどほどで終わらせたい。