我儘な僕に我儘な君 28

一日2話UPは久しぶりだ~(/_;)

アイフォンに変えてから最近娘に上から目線で指導を受けてます。

こんなことも知らないのぉ~と優越感たっぷりな態度をされても、「おしえて~」と泣きつく私。

親の威厳なんてありません(笑)

画像処理アプリで楽しそうにしてるのが気になって気になって。

なかなかそのアプリを教えてくれないんです。

そして娘のそのアプリの中には某アイドルグループの画像がいっぱいでした。

欲しい!!!ッ

こんなやり取りをつくしと舞ちゃんもやってないかなぁ~。

司と舞とのやり取りもあったらオモシロそう。

普段の日常からネタを探してる私です。

*

「不機嫌なの俺のせいじゃないよね?」

すずはとうに翼が連れ去ったそのあとに、ようやく佑が私を見つけた。

すぐに頬を緩めちゃだめ。

ここは佑のことなんて思い出してもいないって顔をするんだ。

あんなに佑と会話できずに落ち込んでいたのに放課後の生意気な上級生の出現ですっかり忘れたて30分。

それが気まずく思えるのは優しい笑顔で私に微笑むから。

「真直ぐ、帰るの?」

佑の声は私に一緒に帰ろうと催促してるように聞こえる。

「今日はのんびり帰ろうかな。迎えの車はそのまま帰して」

けして、私から佑を誘ったりするものか。

佑が付きあうって言ってくれるのは分ってるんだもん。

ほらね。

しょうがないと甘くなった口元が笑って「付き合うよ」って呟いた。

佑が鞄を持つ左手と私の右手が偶然触れた瞬間に、佑が鞄を持ち替えて、空いた手の甲がかすかに触れあう。

何気ないそんな佑の仕草が、私との距離を少しでも縮めようとしてるみたいで、手を握られるよりドキッとなった。

「すごーく横暴なやつがいたの」

突然どけと言われたことや邪魔だと言われたこと。

私が話し終わるまで穏やかな表情を崩さない佑。

小さい頃の姉弟げんかで愚痴る私を聞いてた頃と全く変わらない態度。

今日は私に同調して少しは一緒に愚痴ってくれてもいいと思う。

「舞はさ、優しくされてる事に慣れすぎなんだよ」

「道の真ん中を歩いていた舞にも非はあると思うけどな」

「おっと、今も真ん中歩いてる」

少しおどけた調子で佑が私の肩を抱いて歩道の端に引き寄せた。

「だからって、邪魔!はないでしょう」

肩に置かれた佑の腕の重みが私をざわつかせる。

チラチラと在校生の視線が私を落ち着きなくさせる。

それでなくても佑の存在は目立つんだから。

「これ、受け取ってください」

震える声で両手で小さな箱を男子生徒に差し出す女生徒。

男子生徒はチラリと一瞥したまま足を止めることなく素通り。

無視された女生徒は泣きそうな表情で立ちすくんでる。

あいつ!

さっきの大内とかいうやつ。

冷たいつーか、ひど過ぎでしょ。

ムカついたままにズンズンと歩幅を広げて歩く。

「おい、舞!」

佑の声も無視して女生徒から箱を受け取った。

「私が渡してあげる」

「えっ?あっ・・・?」

戸惑ったままの瞳に見送られてムカつく男の背中を追った。

「ちょっと」

校門を出てから数十メートル追いかけてやっとつかまえた。

ムカついてるから息も荒い。

「これ、受け取ってあげてもいいでしょ。大内先輩」

またお前かってうんざりした表情がため息を付く。

「お前に、関係ないと思うけど」

「彼女泣きそうだったんだからね」

胸に押し付ける小さな箱。

受け取るのを拒絶したまま微塵も動こうとしない態度。

しかたなくそいつの手首を掴んで手のひらに握らせた。

「お前、お節介って言われないか?」

私の手を振り切る様に背中をまわして歩き出す。

数メートル歩いたその先で路上にあったゴミ箱に私の渡した箱を投げ入れるのが見えた。

あいつ―――ッ。

「よせ」

私を引きとめる佑の腕が肩を掴む。

「舞はさ、もし俺が他の子から何かもらっても構わない訳?」

「それは・・・嫌だけど・・・」

私を覗き込む瞳に思わず身体を一歩後ろに後退しそうになる。

「あいつもそうなんじゃないの?」

佑だったら相手を傷つける様な断り方はしないって思う。

断り方が問題なんでしょう。

あいつはゴミ箱に捨ててるんだよ!

私の感情はすぐ顔に出て、それを全部理解したように佑が言葉を続けた。

「捨てるなら、最初からもらわない方がいいと俺も思うけど」

「確かに、お節介かもな」

佑の大人びた表情は今の私には必要ない。

少しは同調してくれてもいいじゃないの。

うんうんと相槌をうってくれるだけで私の気は晴れると思う。

「ここで、佑にお説教されるって思わなかった」

私の味方になってくれてもいいんじゃないのと不満がまんま顔に出てると思う。

「俺はそんな舞が好きだけどね。そしてほっとけない」

佑の人差し指がコツンと私のおでこを弾く。

弾かれたオデコより胸の方が弾んできた。

屈託のない笑みでそんな風に、好きって言われたらどう返していいの分らなくなる。

「どこに行きたい?」

ゴミ箱から小さな箱を拾った佑が、その箱を一度上に投げてキャッチしながら優雅な笑みを浮かべた。

拍手コメント返礼

mi様

午後になりましたが何とかUPできました。

今日のノルマ達成♪

ミントン様

アイフォンに変えて最近はメールかラインだけの仕様でなかなか使いきれてないです(/_;)

子供にバカにされない様にと思いながらもついていけませんね。

私だけじゃなくて良かった(^_^;)

仲がいい二人を邪魔したら行けませんよね。

最近大物の存在が薄くなっているんです。

司君拗ねてないかなぁ~。

goemon 様

二人の恋に雨♪嵐♪

つくしと司ならケンカに発展しそうですけどね。

佑君はあのあきらの息子だからなぁ~。

としお様

大内先輩の動きが気になるところですが・・・

舞ちゃんとの接点がどうなるのかがカギかな。

佑君への一途な思いがどう揺れ動いちゃうのか。

佑君がだんだんと類に重なってきてるんですよね。(^_^;)